【家族の健康の悩み】全国7.38パーセント、差は1.4倍

【家族の健康の悩み】全国7.38パーセント、差は1.4倍

悩みやストレスの原因に「家族の病気や介護」を挙げた人はどれくらいいるのでしょうか。
12歳以上について47都道府県で比べます。

使うのは厚生労働省の国民生活基礎調査、2019年の都道府県別の数字。

鳥取県が8.64%で1位。
47都道府県の平均は7.38%、中央値は7.36%です。
最も高い8.64%と最も低い6.17%の差は2.47ポイント、倍率にすると1.4倍でした。

47都道府県の単純平均

7.4%

家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(2019年)

最も多い 鳥取県

8.6%

最も少ない 福井県

6.2%

家族の健康の悩みが多い上位5県

上位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
上位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 02468鳥取県: 8.6%8.6%北海道: 8.5%8.5%新潟県: 8.3%8.3%香川県: 8.2%8.2%島根県: 8.1%8.1%鳥取県北海道新潟県香川県島根県
上位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
項目家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
鳥取県8.6%
北海道8.5%
新潟県8.3%
香川県8.2%
島根県8.1%
下位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
下位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 0123456福井県: 6.2%6.2%大分県: 6.3%6.3%石川県: 6.5%6.5%青森県: 6.5%6.5%愛知県: 6.7%6.7%福井県大分県石川県青森県愛知県
下位5都道府県の家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
項目家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
福井県6.2%
大分県6.3%
石川県6.5%
青森県6.5%
愛知県6.7%

家族の健康の悩みが多い上位5県です。

鳥取県は8.64%、北海道は8.49%、新潟県は8.33%でした。
1位と2位の差は0.15ポイントです。

4位は香川県で8.17%、5位は島根県で8.08%。
上位5はいずれも47都道府県の平均7.38%を上回りました。

1位の鳥取県は平均を1.26ポイント上回りました。
中央値の7.36%と比べると1.28ポイント高く、平均に対する比では1.17倍にあたります。

6位以下は京都府で8.06%、奈良県で8.02%、宮城県で7.99%と続きました。

2位と3位の差は0.16ポイント、3位と4位の差は0.16ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.09ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.56ポイント、1位から8位までの幅は0.65ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

鳥取県は自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合でも2位に入っています。
全国の値は7.38%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は山陰の県でした。
全国の平均を1.3ポイント上回ります。

自分の健康の悩みと並べて見ます

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は家族の健康の悩みを抱える人の割合の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると、順位が変わります。

1位は島根県の12.2、2位は鳥取県の12.14、3位は北海道の11.83。

4位以下は徳島県、愛媛県と続きます。
逆に下位は石川県が9.06、愛知県が8.86。
島根県と愛知県では1.38倍の開きです。

自分の健康の悩みと並べると、1位が入れ替わります。
ただしどちらも山陰の県が上位に来ました。

三世代で住む家が多い地域では、家族の介護を身近に感じる人が増えると考えられます。

当サイトの在宅サービスの利用者を比べた記事とあわせて見ると、介護の姿が見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、北海道が8.49%で最も高く、九州・沖縄8県が7.05%で最も低くなります。
四国4県7.79%と中国5県7.73%がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県
自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年) 024681012島根県: 12.212.2鳥取県: 12.112.1北海道: 11.811.8徳島県: 11.511.5愛媛県: 11.511.5島根県鳥取県北海道徳島県愛媛県
自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合の上位5都道府県
項目自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合
島根県12.2
鳥取県12.1
北海道11.8
徳島県11.5
愛媛県11.5

家族の健康の悩みが少ない下位5県

家族の健康の悩みが少ない下位5県です。

47位の福井県は6.17%、46位の大分県は6.3%、45位の石川県は6.46%でした。
1位の鳥取県とは2.47ポイントの差があります。

44位は青森県で6.52%、43位は愛知県で6.65%、42位は山口県で6.69%と続きます。

47位は北陸の県でした。
全国の平均を1.2ポイントほど下回ります。

47都道府県の中央値は7.36%、平均は7.38%です。
47位の福井県は平均を1.21ポイント下回りました。

47位の福井県は1位の鳥取県の71.4パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.4倍の開きです。

46位との差は0.13ポイント、45位との差は0.29ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.52ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均7.38%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.48ポイントです。

福井県は自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合では中位位です。
全国の値は7.38%なので、47位はこれを1.21ポイント下回っています。

地図で見る

家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(2019年)
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(2019年) 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(厚生労働省)をもとに作成。単位は%。 北海道 8.5%青森 6.5%岩手 7.6%宮城 8.0%秋田 7.1%山形 7.4%福島 6.9%茨城 7.1%栃木 6.7%群馬 7.5%埼玉 6.8%千葉 7.2%東京 7.9%神奈川 7.4%新潟 8.3%富山 8.0%石川 6.5%福井 6.2%山梨 6.9%長野 7.9%岐阜 7.7%静岡 7.2%愛知 6.7%三重 6.9%滋賀 7.7%京都 8.1%大阪 7.3%兵庫 7.5%奈良 8.0%和歌山 7.1%鳥取 8.6%島根 8.1%岡山 7.5%広島 7.7%山口 6.7%徳島 7.7%香川 8.2%愛媛 7.8%高知 7.5%福岡 7.2%佐賀 7.0%長崎 7.1%熊本 7.6%大分 6.3%宮崎 6.9%鹿児島 6.9%沖縄 7.4%
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(%)
家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(2019年)
項目家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合
北海道8.5%
青森県6.5%
岩手県7.6%
宮城県8.0%
秋田県7.1%
山形県7.4%
福島県6.9%
茨城県7.1%
栃木県6.7%
群馬県7.5%
埼玉県6.8%
千葉県7.2%
東京都7.9%
神奈川県7.4%
新潟県8.3%
富山県8.0%
石川県6.5%
福井県6.2%
山梨県6.9%
長野県7.9%
岐阜県7.7%
静岡県7.2%
愛知県6.7%
三重県6.9%
滋賀県7.7%
京都府8.1%
大阪府7.3%
兵庫県7.5%
奈良県8.0%
和歌山県7.1%
鳥取県8.6%
島根県8.1%
岡山県7.5%
広島県7.7%
山口県6.7%
徳島県7.7%
香川県8.2%
愛媛県7.8%
高知県7.5%
福岡県7.2%
佐賀県7.0%
長崎県7.1%
熊本県7.6%
大分県6.3%
宮崎県6.9%
鹿児島県6.9%
沖縄県7.4%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは鳥取県です。
次いで北海道、新潟県、香川県、島根県が続きます。
淡いのは福井県、大分県、石川県でした。

47都道府県の平均は7.38%、中央値は7.36%です。
鳥取県の8.64%は平均を1.26ポイント上回ります。

1位と47位の差は2.47ポイント、倍率にすると1.4倍でした。

自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると島根県が12.2で最も高く、開きは1.38倍になります。

主指標で1位の鳥取県は自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合では2位、自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合で1位の島根県は主指標では5位でした。

順位都道府県家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合(%)地方自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合
1鳥取県8.64中国12.14
2北海道8.49北海道11.83
3新潟県8.33中部10.81
4香川県8.17四国10.85
5島根県8.08中国12.2
6京都府8.06近畿10.83
7奈良県8.02近畿11.07
8宮城県7.99東北10.2
9富山県7.96中部10.18
10東京都7.92関東10.26
11長野県7.87中部10.57
12愛媛県7.79四国11.52
13広島県7.72中国10.62
14滋賀県7.69近畿9.72
14徳島県7.69四国11.54
16岐阜県7.68中部9.76
17熊本県7.62九州9.95
18岩手県7.58東北11.09
19岡山県7.54中国9.8
19兵庫県7.54近畿10.39
21高知県7.53四国11.46
22群馬県7.5関東9.68
23神奈川県7.39関東9.28
24山形県7.36東北10.34
25沖縄県7.35九州10.09
26大阪府7.33近畿10.55
27福岡県7.24九州9.82
28千葉県7.22関東9.39
29静岡県7.15中部9.74
30茨城県7.12関東9.72
31長崎県7.11九州11.5
32和歌山県7.1近畿10.09
33秋田県7.08東北10.69
34佐賀県7.01九州9.59
35福島県6.93東北9.89
36三重県6.92近畿9.56
37宮崎県6.9九州9.53
37鹿児島県6.9九州10.1
39山梨県6.87中部9.3
40埼玉県6.77関東9.28
41山口県6.69中国10.16
41栃木県6.69関東9.41
43愛知県6.65中部8.86
44青森県6.52東北10.19
45石川県6.46中部9.06
46大分県6.3九州9.39
47福井県6.17中部9.47
国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

自分のことより少ない

2019年の全国では、「自分の病気や介護」が10.2パーセント、「家族の病気や介護」が7.4パーセントでした。

自分のことのほうが多く挙げられていますが、どちらも高齢化とともに増えていく項目です。

複数回答であること

悩みやストレスの原因は、当てはまるものをいくつでも選ぶ形でたずねています。
そのため各項目の割合を足し合わせても、悩みやストレスがある人の割合にはなりません。

国民生活基礎調査で都道府県別に集計されるのは3年ごとの大規模調査の年だけで、都道府県別の表が公表されている最新のものが2019年(令和元年)分です。
標本調査にもとづく推計値でもあるため、小さな差を細かく読み取ることはできません。

数字の散らばり

1位の鳥取県は8.64%、47位の福井県は6.17%。
差は2.47ポイント、倍率にすると1.4倍です。

中央値は7.36%、平均は7.38%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.02ポイントの差でした。

自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.38倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

この家族の健康の悩みを抱える人の割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。

最も似ていたのは【悩みやストレスがある人】全国47.22パーセント、およそ半数(順位相関0.75)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【うめの栽培面積】全国6,097ha、1位と2位で10.4倍ひらく(順位相関-0.35)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た家族の病気や介護を原因に挙げた人の割合

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 7.99青森県 6.52
関東東京都 7.92栃木県 6.69
中部新潟県 8.33福井県 6.17
近畿京都府 8.06三重県 6.92
中国鳥取県 8.64山口県 6.69
四国香川県 8.17高知県 7.53
九州熊本県 7.62大分県 6.3
国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)(2019年、厚生労働省)をもとに作成

まとめ

家族の健康の悩みを抱える人の割合を47都道府県で比べると、最も高い鳥取県で8.64%、最も低い福井県で6.17%でした。
その差は2.47ポイント、倍率にすると1.4倍です。

47都道府県の中央値は7.36%、平均は7.38%でした。
全国の値は7.38%です。
自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合で並べ替えると開きは1.38倍になり、主指標で1位の鳥取県はその見方では2位に位置します。

家族の健康の悩みを抱える人の割合の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、標本調査にもとづく推計値であること。
2つ目は、複数回答であること。
3つ目は2019年の数字であることです。

自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合では島根県が12.2で最も高く、主指標で1位の鳥取県はこの見方では2位でした。

地方ごとの平均では北海道が8.49%で最も高く、九州・沖縄8県が7.05%で最も低くなりました。
自分の健康の悩みや在宅サービスの利用者を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国民生活基礎調査(都道府県別 世帯人員12歳以上・悩みやストレスの有無と原因)
  • 調査年: 2019年
  • 公開元: 厚生労働省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003442399
  • 備考: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「家族の病気や介護」を挙げた人の割合(複数回答)。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合

注記: 12歳以上のうち悩みやストレスの原因に「家族の病気や介護」を挙げた人の割合(複数回答)。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は自分の病気や介護を原因に挙げた人の割合

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