小学生のうち、むし歯がある子どもはどれくらいいるのでしょうか。
処置が終わったものも含めて47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。
沖縄県が60.9%で1位。
47都道府県の平均は47.56%、中央値は48.4%です。
最も高い60.9%と最も低い29.9%の差は31ポイント、倍率にすると2.04倍でした。
47都道府県の単純平均
47.6%
小学生のむし歯の被患率(2019年度)
最も多い 沖縄県
60.9%
最も少ない 新潟県
29.9%
地図で見る
| 項目 | 小学生のむし歯の被患率 |
|---|---|
| 北海道 | 54.4% |
| 青森県 | 54.9% |
| 岩手県 | 49.5% |
| 宮城県 | 48.4% |
| 秋田県 | 47.2% |
| 山形県 | 46.9% |
| 福島県 | 53.3% |
| 茨城県 | 50.8% |
| 栃木県 | 49.9% |
| 群馬県 | 45.6% |
| 埼玉県 | 40% |
| 千葉県 | 38.8% |
| 東京都 | 39.4% |
| 神奈川県 | 35.5% |
| 新潟県 | 29.9% |
| 富山県 | 43.2% |
| 石川県 | 42.1% |
| 福井県 | 53.8% |
| 山梨県 | 54.4% |
| 長野県 | 42.3% |
| 岐阜県 | 42.6% |
| 静岡県 | 41.3% |
| 愛知県 | 37.9% |
| 三重県 | 45.6% |
| 滋賀県 | 44.9% |
| 京都府 | 43.2% |
| 大阪府 | 47.9% |
| 兵庫県 | 44.9% |
| 奈良県 | 44.8% |
| 和歌山県 | 48.4% |
| 鳥取県 | 49.8% |
| 島根県 | 52.6% |
| 岡山県 | 43.6% |
| 広島県 | 40.8% |
| 山口県 | 51% |
| 徳島県 | 48.4% |
| 香川県 | 46.5% |
| 愛媛県 | 49.3% |
| 高知県 | 50.6% |
| 福岡県 | 53.4% |
| 佐賀県 | 51.8% |
| 長崎県 | 53.9% |
| 熊本県 | 55.1% |
| 大分県 | 58.5% |
| 宮崎県 | 53% |
| 鹿児島県 | 54.5% |
| 沖縄県 | 60.9% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは沖縄県です。
次いで大分県、熊本県、青森県、鹿児島県が続きます。
淡いのは新潟県、神奈川県、愛知県でした。
47都道府県の平均は47.56%、中央値は48.4%です。
沖縄県の60.9%は平均を13.34ポイント上回ります。
1位と47位の差は31ポイント、倍率にすると2.04倍でした。
小学生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると沖縄県が37.1で最も高く、開きは3.09倍になります。
主指標で1位の沖縄県は小学生の未処置のむし歯の被患率では1位、小学生の未処置のむし歯の被患率で1位の沖縄県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 小学生のむし歯の被患率(%) | 地方 | 小学生の未処置のむし歯の被患率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 沖縄県 | 60.9 | 九州 | 37.1 |
| 2 | 大分県 | 58.5 | 九州 | 33.7 |
| 3 | 熊本県 | 55.1 | 九州 | 27.6 |
| 4 | 青森県 | 54.9 | 東北 | 29.7 |
| 5 | 鹿児島県 | 54.5 | 九州 | 30.2 |
| 6 | 山梨県 | 54.4 | 中部 | 26.6 |
| 6 | 北海道 | 54.4 | 北海道 | 28.1 |
| 8 | 長崎県 | 53.9 | 九州 | 25 |
| 9 | 福井県 | 53.8 | 中部 | 26.3 |
| 10 | 福岡県 | 53.4 | 九州 | 25 |
| 11 | 福島県 | 53.3 | 東北 | 25.8 |
| 12 | 宮崎県 | 53 | 九州 | 29.7 |
| 13 | 島根県 | 52.6 | 中国 | 25.3 |
| 14 | 佐賀県 | 51.8 | 九州 | 27.4 |
| 15 | 山口県 | 51 | 中国 | 24.8 |
| 16 | 茨城県 | 50.8 | 関東 | 27.2 |
| 17 | 高知県 | 50.6 | 四国 | 27.9 |
| 18 | 栃木県 | 49.9 | 関東 | 26 |
| 19 | 鳥取県 | 49.8 | 中国 | 24.1 |
| 20 | 岩手県 | 49.5 | 東北 | 25.3 |
| 21 | 愛媛県 | 49.3 | 四国 | 24.4 |
| 22 | 宮城県 | 48.4 | 東北 | 25.2 |
| 22 | 徳島県 | 48.4 | 四国 | 25 |
| 22 | 和歌山県 | 48.4 | 近畿 | 25.8 |
| 25 | 大阪府 | 47.9 | 近畿 | 21.7 |
| 26 | 秋田県 | 47.2 | 東北 | 24.5 |
| 27 | 山形県 | 46.9 | 東北 | 21.2 |
| 28 | 香川県 | 46.5 | 四国 | 21.5 |
| 29 | 群馬県 | 45.6 | 関東 | 21.3 |
| 29 | 三重県 | 45.6 | 近畿 | 23.7 |
| 31 | 滋賀県 | 44.9 | 近畿 | 22.5 |
| 31 | 兵庫県 | 44.9 | 近畿 | 21.9 |
| 33 | 奈良県 | 44.8 | 近畿 | 23.1 |
| 34 | 岡山県 | 43.6 | 中国 | 22.6 |
| 35 | 京都府 | 43.2 | 近畿 | 21.7 |
| 35 | 富山県 | 43.2 | 中部 | 18.2 |
| 37 | 岐阜県 | 42.6 | 中部 | 19.6 |
| 38 | 長野県 | 42.3 | 中部 | 18.4 |
| 39 | 石川県 | 42.1 | 中部 | 22.4 |
| 40 | 静岡県 | 41.3 | 中部 | 19.4 |
| 41 | 広島県 | 40.8 | 中国 | 19.5 |
| 42 | 埼玉県 | 40 | 関東 | 17.5 |
| 43 | 東京都 | 39.4 | 関東 | 17.3 |
| 44 | 千葉県 | 38.8 | 関東 | 18.7 |
| 45 | 愛知県 | 37.9 | 中部 | 17.4 |
| 46 | 神奈川県 | 35.5 | 関東 | 17.4 |
| 47 | 新潟県 | 29.9 | 中部 | 12 |
小学生のむし歯が多い上位5県
小学生のむし歯が多い上位5県です。
沖縄県は60.9%、大分県は58.5%、熊本県は55.1%でした。
1位と2位の差は2.4ポイントです。
4位は青森県で54.9%、5位は鹿児島県で54.5%。
上位5はいずれも47都道府県の平均47.56%を上回りました。
1位の沖縄県は平均を13.34ポイント上回りました。
中央値の48.4%と比べると12.5ポイント高く、平均に対する比では1.28倍にあたります。
6位以下は北海道で54.4%、山梨県で54.4%、長崎県で53.9%と続きました。
2位と3位の差は3.4ポイント、3位と4位の差は0.2ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.6ポイントでした。
1位から5位までの幅は6.4ポイント、1位から8位までの幅は7ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
沖縄県は小学生の未処置のむし歯の被患率でも1位に入っています。
全国の値は47.56%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は南の島の県でした。
全国の平均を13ポイント上回ります。
未処置のむし歯の割合と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
小学生のむし歯の割合の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
小学生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は沖縄県の37.1、2位は大分県の33.7、3位は鹿児島県の30.2。
4位以下は青森県、宮崎県と続きます。
逆に下位は東京都が17.3、新潟県が12。
沖縄県と新潟県では3.09倍の開きです。
未処置のむし歯の割合と並べても1位は同じ県でした。
むし歯の多い県では治していない子どもも多くなります。
47位の県はフッ化物洗口を早くから広めた地域として知られています。
取り組みの差が数字に表れているのかもしれません。
当サイトの歯科診療所の数を比べた記事とあわせて見ると、歯の健康を支える体制が見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が55.14%で最も高く、関東7都県が42.86%で最も低くなります。
北海道54.4%と東北6県50.03%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
小学生のむし歯が少ない下位5県
小学生のむし歯が少ない下位5県です。
47位の新潟県は29.9%、46位の神奈川県は35.5%、45位の愛知県は37.9%でした。
1位の沖縄県とは31ポイントの差があります。
44位は千葉県で38.8%、43位は東京都で39.4%、42位は埼玉県で40%と続きます。
47位は北陸の県でした。
全国の平均を18ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は48.4%、平均は47.56%です。
47位の新潟県は平均を17.66ポイント下回りました。
47位の新潟県は1位の沖縄県の49.1パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.04倍の開きです。
46位との差は5.6ポイント、45位との差は8ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも10.1ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均47.56%を下回りました。
47位から43位までの幅は9.5ポイントです。
新潟県は小学生の未処置のむし歯の被患率では47位です。
全国の値は47.56%なので、47位はこれを17.66ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
処置済みも含む数字
この記事の被患率には、治療が終わったむし歯も含まれます。
過去にむし歯になったことがあるかどうかを表す数字です。
2019年度の小学校全体では47.6パーセント。
およそ2人に1人がむし歯を経験しています。
健康診断の結果を集めた統計
学校保健統計調査は、学校で行われる健康診断の結果を抽出して集計したものです。
被患率は、健康診断を受けた子どものうちその項目を指摘された割合を表します。
この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
抽出調査なので、小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の沖縄県は60.9%、47位の新潟県は29.9%。
差は31ポイント、倍率にすると2.04倍です。
中央値は48.4%、平均は47.56%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.84ポイントの差でした。
小学生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると開きは3.09倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
小学生のむし歯の割合の順位で探してみます。
0.96という高い相関を示したのが【小1のむし歯】全国43.37パーセント、入学時点で差がつくでした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【仕事の悩みを抱える人】全国16.51パーセント、原因の第1位(順位相関-0.8)です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た小学生のむし歯の被患率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 54.9 | 山形県 46.9 |
| 関東 | 茨城県 50.8 | 神奈川県 35.5 |
| 中部 | 山梨県 54.4 | 新潟県 29.9 |
| 近畿 | 和歌山県 48.4 | 京都府 43.2 |
| 中国 | 島根県 52.6 | 広島県 40.8 |
| 四国 | 高知県 50.6 | 香川県 46.5 |
| 九州 | 沖縄県 60.9 | 佐賀県 51.8 |
まとめ
小学生のむし歯の割合を47都道府県で比べると、最も高い沖縄県で60.9%、最も低い新潟県で29.9%でした。
その差は31ポイント、倍率にすると2.04倍です。
47都道府県の中央値は48.4%、平均は47.56%でした。
全国の値は47.56%です。
小学生の未処置のむし歯の被患率で並べ替えると開きは3.09倍になり、主指標で1位の沖縄県はその見方では1位に位置します。
小学生のむし歯の割合の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、健康診断の結果を抽出して集計したものであること。
2つ目は、処置が終わったむし歯も含むこと。
3つ目は2019年の数字であることです。
小学生の未処置のむし歯の被患率では沖縄県が37.1で最も高く、主指標で1位の沖縄県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では九州・沖縄8県が55.14%で最も高く、関東7都県が42.86%で最も低くなりました。
中学生や高校生のむし歯の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【小1のむし歯】全国43.37パーセント、入学時点で差がつく
- 【歯科診療所の数】全国66,818施設、実数1位の都が人口あたりでも1位
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出典
- 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 年齢別 疾病・異常被患率等)
- 調査年: 2019年度
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146847
- 備考: 小学校(6〜11歳)でむし歯があった児童の割合(処置完了者を含む)。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学生の未処置のむし歯の被患率
注記: 小学校(6〜11歳)でむし歯があった児童の割合(処置完了者を含む)。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学生の未処置のむし歯の被患率
