【大学の卒業者】全国59万487人、上位3都府県で4割強

【大学の卒業者】全国59万487人、上位3都府県で4割強

1年間に大学を卒業した人は、全国で590,487人。
その分布を47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。

東京都が158,962人で1位。
大学のある場所で数えるため、集中の度合いが非常に大きくなります。
47都道府県の平均は12,563.6人、中央値は4,055人です。
1位と47位の差は109.3倍、人口10万人あたりに直すと7.4倍でした。

47都道府県の単純平均

12,564人

大学卒業者数(2023年)

最も多い 東京都

158,962人

最も少ない 鳥取県

1,455人

大学の卒業者が多い5都府県

上位5都道府県の大学卒業者数
上位5都道府県の大学卒業者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 020,00040,00060,00080,000100,000120,000140,000東京都: 158,962人158,962人大阪府: 51,349人51,349人愛知県: 40,077人40,077人神奈川県: 34,770人34,770人京都府: 32,349人32,349人東京都大阪府愛知県神奈川県京都府
上位5都道府県の大学卒業者数
項目大学卒業者数
東京都158,962人
大阪府51,349人
愛知県40,077人
神奈川県34,770人
京都府32,349人
下位5都道府県の大学卒業者数
下位5都道府県の大学卒業者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 05001,0001,500鳥取県: 1,455人1,455人島根県: 1,592人1,592人佐賀県: 1,743人1,743人和歌山県: 1,812人1,812人秋田県: 1,966人1,966人鳥取県島根県佐賀県和歌山県秋田県
下位5都道府県の大学卒業者数
項目大学卒業者数
鳥取県1,455人
島根県1,592人
佐賀県1,743人
和歌山県1,812人
秋田県1,966人

大学の卒業者が多い上位5都府県です。

東京都は158,962人、大阪府は51,349人、愛知県は40,077人でした。
東京都は2位の大阪府の3.1倍です。

4位は神奈川県で34,770人、5位は京都府で32,349人。
上位5で全国の53.8パーセント、上位3で42.4パーセント、上位10で73.1パーセントでした。

1位だけで26.9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は12,563.6人なので、1位は平均の12.7倍。
中央値の4,055人と比べると39.2倍にあたります。

6位以下は兵庫県で26,121人、福岡県で24,345人、千葉県で23,986人と続きました。

2位と3位の差は11,272人、3位と4位の差は5,307人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の46.2パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると210,311人。
これだけで全国の35.6パーセントにあたります。

人口あたりでは京都府が1位になります

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
大学の卒業者数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、1位が入れ替わります。

1位は京都府の1,276.09人、2位は東京都1,128.51人、3位は大阪府585.98人。

4位以下は石川県、愛知県と続きます。
逆に人口あたりの下位は三重県184.6人、福島県173.17人。
京都府と福島県では7.4倍の開きです。

人口あたりで京都府が1位に立つのは、府の規模に対して大学の数が際立って多いためです。
学生のまちと呼ばれる所以がここに表れます。

注意したいのは、この数字が「その県の出身者」ではなく「その県の大学を出た人」であることです。
卒業後にどこで働くかは、この統計からは分かりません。

実数で109.3倍、人口あたりでも7.4倍。
大学の立地は、ほかのどの指標より偏っています。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が591.2人で最も多く、四国4県が288.9人で最も少なくなります。
近畿7府県575.9人と中国5県401.5人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの大学卒業者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの大学卒業者数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 04008001,200京都府: 1,276.11,276.1東京都: 1,128.51,128.5大阪府: 586.0586.0石川県: 577.5577.5愛知県: 536536京都府東京都大阪府石川県愛知県
人口10万人あたりの大学卒業者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの大学卒業者数
京都府1,276.1
東京都1,128.5
大阪府586.0
石川県577.5
愛知県536

大学の卒業者が少ない5県

47位の鳥取県は1,455人、46位の島根県は1,592人、45位の佐賀県は1,743人でした。
1位の東京都とは109.3倍の差があります。

44位は和歌山県で1,812人、43位は秋田県で1,966人、42位は香川県で1,992人と続きます。

人口の差が26倍ほどであることを思うと、その4倍以上の開きです。
大学の立地がいかに偏っているかが分かります。

47都道府県の中央値は4,055人。
平均は12,563.6人なので、平均が中央値の3.1倍です。

47位の鳥取県は平均の11.6パーセント、中央値の35.9パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで26.9パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の0.92パーセントにあたる水準です。

46位との差は137人、45位との差は288人でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には157,507人の開きがあります。

地図で見る

大学卒業者数(2023年)
大学卒業者数(2023年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は人。 北海道 17,604人青森 3,542人岩手 2,523人宮城 11,248人秋田 1,966人山形 2,628人福島 3,060人茨城 6,792人栃木 4,452人群馬 6,555人埼玉 21,808人千葉 23,986人東京 158,962人神奈川 34,770人新潟 6,457人富山 2,439人石川 6,404人福井 2,366人山梨 3,495人長野 3,714人岐阜 4,644人静岡 7,749人愛知 40,077人三重 3,188人滋賀 7,071人京都 32,349人大阪 51,349人兵庫 26,121人奈良 4,750人和歌山 1,812人鳥取 1,455人島根 1,592人岡山 8,943人広島 12,341人山口 4,055人徳島 2,569人香川 1,992人愛媛 3,677人高知 2,100人福岡 24,345人佐賀 1,743人長崎 3,805人熊本 5,342人大分 3,370人宮崎 2,104人鹿児島 3,407人沖縄 3,766人
大学卒業者数(人)
大学卒業者数(2023年)
項目大学卒業者数
北海道17,604人
青森県3,542人
岩手県2,523人
宮城県11,248人
秋田県1,966人
山形県2,628人
福島県3,060人
茨城県6,792人
栃木県4,452人
群馬県6,555人
埼玉県21,808人
千葉県23,986人
東京都158,962人
神奈川県34,770人
新潟県6,457人
富山県2,439人
石川県6,404人
福井県2,366人
山梨県3,495人
長野県3,714人
岐阜県4,644人
静岡県7,749人
愛知県40,077人
三重県3,188人
滋賀県7,071人
京都府32,349人
大阪府51,349人
兵庫県26,121人
奈良県4,750人
和歌山県1,812人
鳥取県1,455人
島根県1,592人
岡山県8,943人
広島県12,341人
山口県4,055人
徳島県2,569人
香川県1,992人
愛媛県3,677人
高知県2,100人
福岡県24,345人
佐賀県1,743人
長崎県3,805人
熊本県5,342人
大分県3,370人
宮崎県2,104人
鹿児島県3,407人
沖縄県3,766人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、愛知県、神奈川県、京都府が続きます。
淡いのは鳥取県、島根県、佐賀県でした。

47都道府県の平均は12,563.6人、中央値は4,055人です。
東京都の158,962人は平均の12.7倍にあたります。

上位3で42.4パーセント、1位と47位で109.3倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと京都府が1,276.09人で最も多く、開きは7.4倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは2位、人口あたり1位の京都府は実数では5位でした。

順位都道府県大学卒業者数(人)地方人口10万人あたりの大学卒業者数
1東京都158962関東1128.51
2大阪府51349近畿585.98
3愛知県40077中部536.00
4神奈川県34770関東376.75
5京都府32349近畿1276.09
6兵庫県26121近畿486.42
7福岡県24345九州477.07
8千葉県23986関東383.35
9埼玉県21808関東297.48
10北海道17604北海道345.72
11広島県12341中国450.73
12宮城県11248東北496.82
13岡山県8943中国484.19
14静岡県7749中部217.97
15滋賀県7071近畿502.56
16茨城県6792関東240.42
17群馬県6555関東344.64
18新潟県6457中部303.72
19石川県6404中部577.46
20熊本県5342九州312.58
21奈良県4750近畿366.51
22岐阜県4644中部240.50
23栃木県4452関東234.69
24山口県4055中国312.40
25長崎県3805九州300.32
26沖縄県3766九州256.54
27長野県3714中部185.33
28愛媛県3677四国284.82
29青森県3542東北299.16
30山梨県3495中部439.07
31鹿児島県3407九州219.95
32大分県3370九州307.48
33三重県3188近畿184.60
34福島県3060東北173.17
35山形県2628東北256.14
36徳島県2569四国369.64
37岩手県2523東北216.94
38富山県2439中部242.20
39福井県2366中部318.01
40宮崎県2104九州201.92
41高知県2100四国315.32
42香川県1992四国215.12
43秋田県1966東北215.10
44和歌山県1812近畿203.14
45佐賀県1743九州219.25
46島根県1592中国244.92
47鳥取県1455中国270.95
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

出身地ではなく大学の所在地

大学卒業者数は、大学が置かれている都道府県で数えます。
学生がどこから来たか、卒業後にどこへ行くかは反映されません。

ですからこの数字は「その県で育った大学卒の人数」ではありません。
県ごとの学歴を知りたい場合は、国勢調査の最終学歴の統計を見る必要があります。

京都府が人口あたり1位

人口10万人あたりでは京都府が1,276.09人。
実数1位の都を上回ります。

京都府には規模の大きな大学が集まり、府の人口に対して学生の比率が高くなっています。
数字は2023年のものです。

数字の開き

1位の東京都は158,962人、47位の鳥取県は1,455人で、その差は109.3倍です。
上位3で全国の42.4パーセント、上位10で73.1パーセントを占めます。

中央値は4,055人、平均は12,563.6人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと開きは7.4倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

10年前とくらべると

全国の大学の卒業者数は、2013年の565,573人から2023年の590,487人へ、この10年で4%増えました。

1位は2013年も東京都で、10年たっても変わっていません。

県ごとに見ると、いちばん増えたのは福井県で19%増です。

順位の並びがにている記事

大学の卒業者数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

1という高い相関を示したのが【大学生の数】全国262万8,310人、4分の1が1つの都に集中でした。
最も食い違ったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.77)でした。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た大学卒業者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 11248秋田県 1966
関東東京都 158962栃木県 4452
中部愛知県 40077福井県 2366
近畿大阪府 51349和歌山県 1812
中国広島県 12341鳥取県 1455
四国愛媛県 3677香川県 1992
九州福岡県 24345佐賀県 1743
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

大学の卒業者数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で158,962人、最も少ない鳥取県で1,455人でした。
1位と47位の差は109.3倍です。

上位3で全国の42.4パーセント、上位10で73.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は4,055人、平均は12,563.6人でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは7.4倍まで縮みます。

大学の卒業者数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、大学の所在地で数えること。
2つ目は、出身地や就職先とは関係がないこと。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口10万人あたりでは京都府が1,276.09人で最多。
実数の1位とは順位が入れ替わります。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の43.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が591.2人で最多でした。
大学生の数や大学を出た人の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードE6502(大学卒業者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードE6502(大学卒業者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

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