【粉ミルクに使う金額】平均年896円、差は8.4倍

【粉ミルクに使う金額】平均年896円、差は8.4倍

育児用の粉ミルクに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。

このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、粉ミルクの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。

全国平均は896円、中央値は782円。
最も支出額が多い高知県は2,039円で、最も少ない県の244円との差は1,795円です。
金額を比べると、約8.4倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

896円

1世帯当たりの粉ミルクへの支出(2023年〜2025年平均)

最も多い 高知県

2,039円

最も少ない 岐阜県

244円

粉ミルクに使う金額が多い上位5県

上位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出
上位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 05001,0001,5002,000高知県: 2,039円2,039円愛知県: 1,858円1,858円徳島県: 1,835円1,835円鹿児島県: 1,832円1,832円沖縄県: 1,733円1,733円高知県愛知県徳島県鹿児島県沖縄県
上位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出
項目1世帯当たりの粉ミルクへの支出
高知県2,039円
愛知県1,858円
徳島県1,835円
鹿児島県1,832円
沖縄県1,733円
下位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出
下位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 0100200300400岐阜県: 244円244円鳥取県: 404円404円奈良県: 448円448円長野県: 464円464円山口県: 494円494円岐阜県鳥取県奈良県長野県山口県
下位5都道府県の1世帯当たりの粉ミルクへの支出
項目1世帯当たりの粉ミルクへの支出
岐阜県244円
鳥取県404円
奈良県448円
長野県464円
山口県494円

粉ミルクに使う金額が多い上位5県です。

高知県は2,039円、愛知県は1,858円、徳島県は1,835円でした。
1位と2位の差は181円です。

4位は鹿児島県で1,832円、5位は沖縄県で1,733円。
上位5はいずれも47都道府県の平均896円を上回りました。

1位の高知県は平均を1,143円上回りました。
中央値の782円と比べると1,257円高く、平均に対する比では2.28倍にあたります。

6位以下は山梨県で1,490円、茨城県で1,463円、東京都で1,307円と続きました。

2位と3位の差は23円、3位と4位の差は3円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は426円でした。

1位から5位までの幅は306円、1位から8位までの幅は732円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

高知県は紙おむつへの支出でも1位に入っています。
全国の値は896円で、上位5はいずれもこれを上回りました。

1位は高知県の2,039円。
2位の愛知県1,858円、3位の徳島県1,835円と続きます。

紙おむつへの支出と並べて見ます

ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。

紙おむつへの支出で並べ替えると、順位が変わります。

1位は高知県の6,180、2位は沖縄県の5,804、3位は岡山県の5,590。

4位以下は滋賀県、徳島県と続きます。
逆に下位は和歌山県が2,977、秋田県が2,831。
高知県と秋田県では2.18倍の開きです。

8.4倍という大きな差になりました。
ただしこれは、粉ミルクの使い方が県で違うという話ではありません。

この統計は、子どものいない世帯もふくめた平均です。
赤ちゃんのいる世帯がどれだけ含まれるかで、数字は大きく動きます。
全国平均が年896円と小さいのも、大多数の世帯では支出がゼロだからです。

1位は高知県。
このあと見る紙おむつでも乳児服でも高知県が1位でした。
赤ちゃん用品の3品目すべてで先頭に立っています。

地方別では四国1,330円が1位、中国630円が最下位。
最下位は岐阜県244円、46位は鳥取県404円、45位は奈良県448円でした。

地方ごとに県の平均を出すと、四国4県が1,330円で最も高く、中国5県が630円で最も低くなります。
九州・沖縄8県1,045円と関東7都県1,038円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

紙おむつへの支出の上位5都道府県
紙おむつへの支出の上位5都道府県 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均) 02,0004,0006,000高知県: 6,1806,180沖縄県: 5,8045,804岡山県: 5,5905,590滋賀県: 5,3125,312徳島県: 5,2465,246高知県沖縄県岡山県滋賀県徳島県
紙おむつへの支出の上位5都道府県
項目紙おむつへの支出
高知県6,180
沖縄県5,804
岡山県5,590
滋賀県5,312
徳島県5,246

粉ミルクに使う金額が少ない下位5県

粉ミルクに使う金額が少ない下位5県です。

47位の岐阜県は244円、46位の鳥取県は404円、45位の奈良県は448円でした。
1位の高知県とは1,795円の差があります。

44位は長野県で464円、43位は山口県で494円、42位は岡山県で510円と続きます。

最も少ない県は244円。
上位の県とは8.4倍の開きがありました。

47都道府県の中央値は782円、平均は896円です。
47位の岐阜県は平均を652円下回りました。

47位の岐阜県は1位の高知県の12.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると8.36倍の開きです。

46位との差は160円、45位との差は204円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも266円しかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均896円を下回りました。
47位から43位までの幅は250円です。

岐阜県は紙おむつへの支出では中位位です。
全国の値は896円なので、47位はこれを652円下回っています。

地図で見る

1世帯当たりの粉ミルクへの支出(2023年〜2025年平均)
1世帯当たりの粉ミルクへの支出(2023年〜2025年平均) 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 707円青森 908円岩手 622円宮城 834円秋田 663円山形 801円福島 1,124円茨城 1,463円栃木 688円群馬 862円埼玉 1,140円千葉 1,072円東京 1,307円神奈川 736円新潟 595円富山 676円石川 624円福井 554円山梨 1,490円長野 464円岐阜 244円静岡 1,199円愛知 1,858円三重 770円滋賀 515円京都 574円大阪 1,072円兵庫 589円奈良 448円和歌山 692円鳥取 404円島根 937円岡山 510円広島 806円山口 494円徳島 1,835円香川 818円愛媛 628円高知 2,039円福岡 971円佐賀 720円長崎 782円熊本 854円大分 626円宮崎 840円鹿児島 1,832円沖縄 1,733円
1世帯当たりの粉ミルクへの支出(円)
1世帯当たりの粉ミルクへの支出(2023年〜2025年平均)
項目1世帯当たりの粉ミルクへの支出
北海道707円
青森県908円
岩手県622円
宮城県834円
秋田県663円
山形県801円
福島県1,124円
茨城県1,463円
栃木県688円
群馬県862円
埼玉県1,140円
千葉県1,072円
東京都1,307円
神奈川県736円
新潟県595円
富山県676円
石川県624円
福井県554円
山梨県1,490円
長野県464円
岐阜県244円
静岡県1,199円
愛知県1,858円
三重県770円
滋賀県515円
京都府574円
大阪府1,072円
兵庫県589円
奈良県448円
和歌山県692円
鳥取県404円
島根県937円
岡山県510円
広島県806円
山口県494円
徳島県1,835円
香川県818円
愛媛県628円
高知県2,039円
福岡県971円
佐賀県720円
長崎県782円
熊本県854円
大分県626円
宮崎県840円
鹿児島県1,832円
沖縄県1,733円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは高知県です。
次いで愛知県、徳島県、鹿児島県、沖縄県が続きます。
淡いのは岐阜県、鳥取県、奈良県でした。

47都道府県の平均は896円、中央値は782円です。
高知県の2,039円は平均を1,143円上回ります。

1位と47位の差は1,795円、倍率にすると8.36倍でした。

紙おむつへの支出で並べ替えると高知県が6,180で最も高く、開きは2.18倍になります。

主指標で1位の高知県は紙おむつへの支出では1位、紙おむつへの支出で1位の高知県は主指標では1位でした。

順位都道府県1世帯当たりの粉ミルクへの支出(円)地方紙おむつへの支出
1高知県2039四国6180
2愛知県1858中部4036
3徳島県1835四国5246
4鹿児島県1832九州4866
5沖縄県1733九州5804
6山梨県1490中部4175
7茨城県1463関東3360
8東京都1307関東4439
9静岡県1199中部5135
10埼玉県1140関東4409
11福島県1124東北4946
12千葉県1072関東3417
12大阪府1072近畿4478
14福岡県971九州4828
15島根県937中国5093
16青森県908東北3936
17群馬県862関東4137
18熊本県854九州3628
19宮崎県840九州3117
20宮城県834東北4762
21香川県818四国4637
22広島県806中国3569
23山形県801東北4457
24長崎県782九州4017
25三重県770近畿3712
26神奈川県736関東3295
27佐賀県720九州4878
28北海道707北海道3926
29和歌山県692近畿2977
30栃木県688関東4852
31富山県676中部5217
32秋田県663東北2831
33愛媛県628四国3960
34大分県626九州4494
35石川県624中部4870
36岩手県622東北4056
37新潟県595中部4909
38兵庫県589近畿3137
39京都府574近畿4287
40福井県554中部2986
41滋賀県515近畿5312
42岡山県510中国5590
43山口県494中国3402
44長野県464中部3401
45奈良県448近畿4418
46鳥取県404中国4506
47岐阜県244中部3659
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

子どものいない世帯もふくむ平均

粉ミルクへの支出は全国平均で年896円。
赤ちゃんのいる世帯の割合で大きく変わります。

離乳食は別の項目に入ります。

県庁所在市の数字であること

家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。

1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。

対象は二人以上の世帯です。
子どものいない世帯もふくむ平均なので、子育て世帯の割合が高い県ほど数字は大きく出ます。

数字の散らばり

1位の高知県は2,039円、47位の岐阜県は244円。
差は1,795円、倍率にすると8.36倍です。

中央値は782円、平均は896円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では114円の差でした。

紙おむつへの支出で並べ替えると開きは2.18倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た1世帯当たりの粉ミルクへの支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北福島県 1124岩手県 622
関東茨城県 1463栃木県 688
中部愛知県 1858岐阜県 244
近畿大阪府 1072奈良県 448
中国島根県 937鳥取県 404
四国高知県 2039愛媛県 628
九州鹿児島県 1832大分県 626
家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)(2023年〜2025年平均、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯が1年間に粉ミルクへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い高知県で2,039円、最も低い岐阜県で244円でした。
その差は1,795円、倍率にすると8.36倍です。

47都道府県の中央値は782円、平均は896円でした。
全国の値は896円です。
紙おむつへの支出で並べ替えると開きは2.18倍になり、主指標で1位の高知県はその見方では1位に位置します。

読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、子どものいない世帯もふくむこと。
2つ目は、離乳食は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。

紙おむつへの支出では高知県が6,180で最も高く、主指標で1位の高知県はこの見方では1位でした。

地方ごとの平均では四国4県が1,330円で最も高く、中国5県が630円で最も低くなりました。
紙おむつや乳児服への支出とあわせて読んでみてください。

1位の高知県と2位の愛知県の差は181円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
  • 調査年: 2023年〜2025年平均
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
  • 備考: 育児用の粉ミルクへの支出。離乳食は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

注記: 育児用の粉ミルクへの支出。
離乳食は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した

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