ごぼうに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、ごぼうの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は988円、中央値は973円。
最も支出額が多い佐賀県は1,229円で、最も少ない県の663円との差は566円です。
金額を比べると、約1.9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
988円
1世帯当たりのごぼうへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 佐賀県
1,229円
最も少ない 徳島県
663円
ごぼうに使う金額が多い上位5県
ごぼうに使う金額が多い上位5県です。
佐賀県は1,229円、岩手県は1,215円、秋田県は1,206円でした。
1位と2位の差は14円です。
4位は山口県で1,200円、5位は山形県で1,197円。
上位5はいずれも47都道府県の平均988円を上回りました。
1位の佐賀県は平均を241円上回りました。
中央値の973円と比べると256円高く、平均に対する比では1.24倍にあたります。
6位以下は愛媛県で1,189円、福岡県で1,185円、大分県で1,179円と続きました。
2位と3位の差は9円、3位と4位の差は6円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は18円でした。
1位から5位までの幅は32円、1位から8位までの幅は50円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
佐賀県はれんこんへの支出でも21位に入っています。
全国の値は988円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は佐賀県の1,229円。
2位の岩手県1,215円とは1.01倍の差で、ほぼ並んでいます。
れんこんへの支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
れんこんへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は石川県の1,624、2位は新潟県の1,569、3位は静岡県の1,462。
4位以下は兵庫県、長野県と続きます。
逆に下位は宮崎県が440、沖縄県が299。
石川県と沖縄県では5.43倍の開きです。
2位岩手・3位秋田・5位山形と、東北が上位に並びました。
地方別でも東北1,147円が1位です。
きんぴらや煮しめ、いものこ汁など、ごぼうの入る郷土の料理が日常にあります。
同じ根菜でも、れんこんの上位は石川・新潟・静岡と中部に寄っていました。
ごぼうは東北、れんこんは北陸と、根菜ごとに強い地域が分かれます。
1位の佐賀県は、有明海沿岸の煮物文化に加え、近くに大産地(柳川など筑後平野)をかかえる土地でもあります。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が1,147円で最も高く、近畿7府県が903円で最も低くなります。
九州・沖縄8県1,077円と中国5県1,022円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
ごぼうに使う金額が少ない下位5県
ごぼうに使う金額が少ない下位5県です。
47位の徳島県は663円、46位の和歌山県は691円、45位の福井県は700円でした。
1位の佐賀県とは566円の差があります。
44位は沖縄県で711円、43位は大阪府で812円、42位は茨城県で812円と続きます。
最も少ない県は663円。
上位の県とは1.9倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は973円、平均は988円です。
47位の徳島県は平均を325円下回りました。
47位の徳島県は1位の佐賀県の53.9パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.85倍の開きです。
46位との差は28円、45位との差は37円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも149円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均988円を下回りました。
47位から43位までの幅は149円です。
徳島県はれんこんへの支出では中位位です。
全国の値は988円なので、47位はこれを325円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのごぼうへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 909円 |
| 青森県 | 1,109円 |
| 岩手県 | 1,215円 |
| 宮城県 | 1,132円 |
| 秋田県 | 1,206円 |
| 山形県 | 1,197円 |
| 福島県 | 1,020円 |
| 茨城県 | 812円 |
| 栃木県 | 973円 |
| 群馬県 | 905円 |
| 埼玉県 | 968円 |
| 千葉県 | 960円 |
| 東京都 | 954円 |
| 神奈川県 | 1,050円 |
| 新潟県 | 1,084円 |
| 富山県 | 1,079円 |
| 石川県 | 897円 |
| 福井県 | 700円 |
| 山梨県 | 830円 |
| 長野県 | 916円 |
| 岐阜県 | 1,018円 |
| 静岡県 | 866円 |
| 愛知県 | 943円 |
| 三重県 | 952円 |
| 滋賀県 | 897円 |
| 京都府 | 1,037円 |
| 大阪府 | 812円 |
| 兵庫県 | 974円 |
| 奈良県 | 961円 |
| 和歌山県 | 691円 |
| 鳥取県 | 905円 |
| 島根県 | 1,024円 |
| 岡山県 | 1,085円 |
| 広島県 | 895円 |
| 山口県 | 1,200円 |
| 徳島県 | 663円 |
| 香川県 | 937円 |
| 愛媛県 | 1,189円 |
| 高知県 | 840円 |
| 福岡県 | 1,185円 |
| 佐賀県 | 1,229円 |
| 長崎県 | 1,160円 |
| 熊本県 | 1,119円 |
| 大分県 | 1,179円 |
| 宮崎県 | 1,001円 |
| 鹿児島県 | 1,028円 |
| 沖縄県 | 711円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは佐賀県です。
次いで岩手県、秋田県、山口県、山形県が続きます。
淡いのは徳島県、和歌山県、福井県でした。
47都道府県の平均は988円、中央値は973円です。
佐賀県の1,229円は平均を241円上回ります。
1位と47位の差は566円、倍率にすると1.85倍でした。
れんこんへの支出で並べ替えると石川県が1,624で最も高く、開きは5.43倍になります。
主指標で1位の佐賀県はれんこんへの支出では21位、れんこんへの支出で1位の石川県は主指標では36位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのごぼうへの支出(円) | 地方 | れんこんへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 佐賀県 | 1229 | 九州 | 1054 |
| 2 | 岩手県 | 1215 | 東北 | 754 |
| 3 | 秋田県 | 1206 | 東北 | 773 |
| 4 | 山口県 | 1200 | 中国 | 1004 |
| 5 | 山形県 | 1197 | 東北 | 881 |
| 6 | 愛媛県 | 1189 | 四国 | 1139 |
| 7 | 福岡県 | 1185 | 九州 | 1096 |
| 8 | 大分県 | 1179 | 九州 | 712 |
| 9 | 長崎県 | 1160 | 九州 | 954 |
| 10 | 宮城県 | 1132 | 東北 | 929 |
| 11 | 熊本県 | 1119 | 九州 | 791 |
| 12 | 青森県 | 1109 | 東北 | 706 |
| 13 | 岡山県 | 1085 | 中国 | 913 |
| 14 | 新潟県 | 1084 | 中部 | 1569 |
| 15 | 富山県 | 1079 | 中部 | 1107 |
| 16 | 神奈川県 | 1050 | 関東 | 1246 |
| 17 | 京都府 | 1037 | 近畿 | 1211 |
| 18 | 鹿児島県 | 1028 | 九州 | 446 |
| 19 | 島根県 | 1024 | 中国 | 708 |
| 20 | 福島県 | 1020 | 東北 | 670 |
| 21 | 岐阜県 | 1018 | 中部 | 1124 |
| 22 | 宮崎県 | 1001 | 九州 | 440 |
| 23 | 兵庫県 | 974 | 近畿 | 1360 |
| 24 | 栃木県 | 973 | 関東 | 826 |
| 25 | 埼玉県 | 968 | 関東 | 1237 |
| 26 | 奈良県 | 961 | 近畿 | 1228 |
| 27 | 千葉県 | 960 | 関東 | 1133 |
| 28 | 東京都 | 954 | 関東 | 1173 |
| 29 | 三重県 | 952 | 近畿 | 935 |
| 30 | 愛知県 | 943 | 中部 | 1094 |
| 31 | 香川県 | 937 | 四国 | 894 |
| 32 | 長野県 | 916 | 中部 | 1328 |
| 33 | 北海道 | 909 | 北海道 | 668 |
| 34 | 群馬県 | 905 | 関東 | 749 |
| 34 | 鳥取県 | 905 | 中国 | 449 |
| 36 | 滋賀県 | 897 | 近畿 | 1073 |
| 36 | 石川県 | 897 | 中部 | 1624 |
| 38 | 広島県 | 895 | 中国 | 1127 |
| 39 | 静岡県 | 866 | 中部 | 1462 |
| 40 | 高知県 | 840 | 四国 | 565 |
| 41 | 山梨県 | 830 | 中部 | 1145 |
| 42 | 茨城県 | 812 | 関東 | 908 |
| 42 | 大阪府 | 812 | 近畿 | 1306 |
| 44 | 沖縄県 | 711 | 九州 | 299 |
| 45 | 福井県 | 700 | 中部 | 896 |
| 46 | 和歌山県 | 691 | 近畿 | 851 |
| 47 | 徳島県 | 663 | 四国 | 942 |
このグラフについての豆知識
根菜ごとに違う地図
ごぼうへの支出は全国平均で年988円。
生鮮のごぼうだけを数えます。
ささがきなどの加工品は別の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の佐賀県は1,229円、47位の徳島県は663円。
差は566円、倍率にすると1.85倍です。
中央値は973円、平均は988円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では15円の差でした。
れんこんへの支出で並べ替えると開きは5.43倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのごぼうへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 1215 | 福島県 1020 |
| 関東 | 神奈川県 1050 | 茨城県 812 |
| 中部 | 新潟県 1084 | 福井県 700 |
| 近畿 | 京都府 1037 | 和歌山県 691 |
| 中国 | 山口県 1200 | 広島県 895 |
| 四国 | 愛媛県 1189 | 徳島県 663 |
| 九州 | 佐賀県 1229 | 沖縄県 711 |
まとめ
1世帯が1年間にごぼうへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い佐賀県で1,229円、最も低い徳島県で663円でした。
その差は566円、倍率にすると1.85倍です。
47都道府県の中央値は973円、平均は988円でした。
全国の値は988円です。
れんこんへの支出で並べ替えると開きは5.43倍になり、主指標で1位の佐賀県はその見方では21位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、加工品は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
れんこんへの支出では石川県が1,624で最も高く、主指標で1位の佐賀県はこの見方では21位でした。
地方ごとの平均では東北6県が1,147円で最も高く、近畿7府県が903円で最も低くなりました。
れんこんやさといもへの支出とあわせて読んでみてください。
1位の佐賀県と2位の岩手県の差は14円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
関連記事
- 【れんこんに使う金額】平均年968円、作る県と買う県のずれ
- 【さといもに使う金額】平均年793円、芋煮の県が先頭に
- 【ほうれんそうに使う金額】平均年2,022円、北で多い葉野菜
- 【にんじんに使う金額】平均年2,785円、常備野菜の三兄弟
- 【じゃがいもに使う金額】平均年2,896円、全国どこでも定番
出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 生鮮のごぼうへの支出。ささがきなどの加工品は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 生鮮のごぼうへの支出。
ささがきなどの加工品は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
