【RC造(鉄筋コンクリート)の着工】全国23万2,540戸、実数で859倍

【RC造(鉄筋コンクリート)の着工】全国23万2,540戸、実数で859倍

鉄筋コンクリート造の住宅は、2023年度に全国で232,540戸。
着工のおよそ3割にあたります。
47都道府県で比べます。

使うのは国土交通省の建築着工統計調査、2023年度の数字。

東京都が62,729戸で1位。
47都道府県の平均は4,947.7戸、中央値は840戸です。
1位と47位の間には859.3倍の開き、人口10万人あたりでは61.5倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

4,948戸

鉄筋コンクリート造の着工戸数(2023年度)

最も多い 東京都

62,729戸

最も少ない 和歌山県

73戸

鉄筋コンクリート造の着工が多い上位5都府県

上位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数
上位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 020,00040,00060,000東京都: 62,729戸62,729戸大阪府: 30,359戸30,359戸神奈川県: 19,800戸19,800戸愛知県: 17,583戸17,583戸福岡県: 14,183戸14,183戸東京都大阪府神奈川県愛知県福岡県
上位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数
項目鉄筋コンクリート造の着工戸数
東京都62,729戸
大阪府30,359戸
神奈川県19,800戸
愛知県17,583戸
福岡県14,183戸
下位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数
下位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 050100150200和歌山県: 73戸73戸秋田県: 97戸97戸富山県: 145戸145戸鳥取県: 185戸185戸石川県: 231戸231戸和歌山県秋田県富山県鳥取県石川県
下位5都道府県の鉄筋コンクリート造の着工戸数
項目鉄筋コンクリート造の着工戸数
和歌山県73戸
秋田県97戸
富山県145戸
鳥取県185戸
石川県231戸

鉄筋コンクリート造の着工が多い上位5都府県です。

東京都は62,729戸、大阪府は30,359戸、神奈川県は19,800戸でした。
東京都は2位の大阪府の2.07倍です。

4位は愛知県で17,583戸、5位は福岡県で14,183戸。
上位5で全国の62.2パーセント、上位3で48.5パーセント、上位10で82.7パーセントでした。

1位だけで27パーセントを占めます。
47都道府県の平均は4,947.7戸なので、1位は平均の12.7倍。
中央値の840戸と比べると74.7倍にあたります。

6位以下は北海道で13,680戸、埼玉県で10,170戸、千葉県で8,513戸と続きました。

2位と3位の差は10,559戸、3位と4位の差は2,217戸でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の37.8パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると93,088戸。
これだけで全国の40.0パーセントにあたります。

1位だけで全国の27パーセントを占めました。
高層の建物を建てられる場所は限られます。

人口あたりでは南の県が1位です

以下は、鉄筋コンクリート造の着工戸数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は沖縄県の510.44戸、2位は東京都442.44戸、3位は大阪府346.68戸。

4位以下は福岡県、北海道と続きます。
逆に人口あたりの下位は秋田県10.81戸、和歌山県8.3戸。
沖縄県と和歌山県では61.5倍の開きです。

人口あたりで上位に来るのは南の島の県です。
台風に備えて鉄筋コンクリート造が広く使われてきた地域で、一戸建でもこの構造が選ばれます。

大都市では高層マンションのために選ばれます。
同じ構造でも、選ばれる理由が地域によってまったく違うのが面白いところです。

859倍という開きは、年ごとの振れも含んだ数字です。
大型物件の有無で県の数字は大きく動きます。
1年だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が271.3戸で最も多く、東北6県が42.3戸で最も少なくなります。
九州・沖縄8県240.7戸と関東7都県237.2戸がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの鉄筋コンクリート造の着工戸数の上位5都道府県
人口10万人あたりの鉄筋コンクリート造の着工戸数の上位5都道府県 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 0100200300400500沖縄県: 510.4510.4東京都: 442.4442.4大阪府: 346.7346.7福岡県: 278.5278.5北海道: 271.3271.3沖縄県東京都大阪府福岡県北海道
人口10万人あたりの鉄筋コンクリート造の着工戸数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの鉄筋コンクリート造の着工戸数
沖縄県510.4
東京都442.4
大阪府346.7
福岡県278.5
北海道271.3

鉄筋コンクリート造の着工が少ない下位5県

鉄筋コンクリート造の着工が少ない下位5県です。

47位の和歌山県は73戸、46位の秋田県は97戸、45位の富山県は145戸でした。
1位の東京都とは859.3倍の差があります。

44位は鳥取県で185戸、43位は石川県で231戸、42位は岩手県で274戸と続きます。

859.3倍という開きは、この記事で扱うすべての指標のなかで最大です。
47位の県は年間73戸にとどまりました。

47都道府県の中央値は840戸。
平均は4,947.7戸なので、平均が中央値の5.9倍です。

47位の和歌山県は平均の1.5パーセント、中央値の8.7パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の0.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで27パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の和歌山県は、1位の東京都の0.12パーセントにあたる水準です。

46位との差は24戸、45位との差は72戸でした。
1位の東京都と47位の和歌山県の間には62,656戸の開きがあります。

地方別に見る

地方別の平均(鉄筋コンクリート造の着工戸数)
地方別の平均(鉄筋コンクリート造の着工戸数) 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度) 02,0004,0006,0008,00010,00012,00014,000北海道: 13,680戸13,680戸東北: 578戸578戸関東: 14,762戸14,762戸中部: 2,591戸2,591戸近畿: 6,544戸6,544戸中国: 1,402戸1,402戸四国: 591戸591戸九州: 4,195戸4,195戸北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(鉄筋コンクリート造の着工戸数)
項目鉄筋コンクリート造の着工戸数の平均
北海道13,680戸
東北578戸
関東14,762戸
中部2,591戸
近畿6,544戸
中国1,402戸
四国591戸
九州4,195戸

鉄筋コンクリート造の着工は、大都市と南の島に集まります。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の44.4パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が19.7パーセント、九州・沖縄8県が14.4パーセント、中部9県が10パーセントと続きました。

少ないほうは北海道が5.9パーセント、中国5県が3パーセント、東北6県が1.5パーセント、四国4県が1パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が271.3戸、九州・沖縄8県が240.7戸、関東7都県が237.2戸の順に多く、最も少ないのは東北6県が42.3戸です。

地図で見る

鉄筋コンクリート造の着工戸数(2023年度)
鉄筋コンクリート造の着工戸数(2023年度) 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(厚生労働省/国土交通省)をもとに作成。単位は戸。 北海道 13,680戸青森 275戸岩手 274戸宮城 2,020戸秋田 97戸山形 460戸福島 343戸茨城 970戸栃木 794戸群馬 355戸埼玉 10,170戸千葉 8,513戸東京 62,729戸神奈川 19,800戸新潟 405戸富山 145戸石川 231戸福井 336戸山梨 282戸長野 583戸岐阜 483戸静岡 3,267戸愛知 17,583戸三重 1,224戸滋賀 1,137戸京都 4,721戸大阪 30,359戸兵庫 7,882戸奈良 414戸和歌山 73戸鳥取 185戸島根 339戸岡山 2,134戸広島 3,617戸山口 736戸徳島 393戸香川 840戸愛媛 816戸高知 316戸福岡 14,183戸佐賀 824戸長崎 2,126戸熊本 3,528戸大分 1,664戸宮崎 1,344戸鹿児島 2,407戸沖縄 7,483戸
鉄筋コンクリート造の着工戸数(戸)
鉄筋コンクリート造の着工戸数(2023年度)
項目鉄筋コンクリート造の着工戸数
北海道13,680戸
青森県275戸
岩手県274戸
宮城県2,020戸
秋田県97戸
山形県460戸
福島県343戸
茨城県970戸
栃木県794戸
群馬県355戸
埼玉県10,170戸
千葉県8,513戸
東京都62,729戸
神奈川県19,800戸
新潟県405戸
富山県145戸
石川県231戸
福井県336戸
山梨県282戸
長野県583戸
岐阜県483戸
静岡県3,267戸
愛知県17,583戸
三重県1,224戸
滋賀県1,137戸
京都府4,721戸
大阪府30,359戸
兵庫県7,882戸
奈良県414戸
和歌山県73戸
鳥取県185戸
島根県339戸
岡山県2,134戸
広島県3,617戸
山口県736戸
徳島県393戸
香川県840戸
愛媛県816戸
高知県316戸
福岡県14,183戸
佐賀県824戸
長崎県2,126戸
熊本県3,528戸
大分県1,664戸
宮崎県1,344戸
鹿児島県2,407戸
沖縄県7,483戸

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、愛知県、福岡県が続きます。
淡いのは和歌山県、秋田県、富山県でした。

47都道府県の平均は4,947.7戸、中央値は840戸です。
東京都の62,729戸は平均の12.7倍にあたります。

上位3で48.5パーセント、1位と47位で859.3倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと沖縄県が510.44戸で最も多く、開きは61.5倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは2位、人口あたり1位の沖縄県は実数では10位でした。

順位都道府県鉄筋コンクリート造の着工戸数(戸)地方人口10万人あたりの鉄筋コンクリート造の着工戸数
1東京都62729関東442.44
2大阪府30359近畿346.68
3神奈川県19800関東214.63
4愛知県17583中部235.7
5福岡県14183九州278.53
6北海道13680北海道271.27
7埼玉県10170関東138.71
8千葉県8513関東136.19
9兵庫県7882近畿147.69
10沖縄県7483九州510.44
11京都府4721近畿187.34
12広島県3617中国133.27
13熊本県3528九州207.9
14静岡県3267中部92.63
15鹿児島県2407九州157.11
16岡山県2134中国116.55
17長崎県2126九州169.81
18宮城県2020東北89.86
19大分県1664九州153.36
20宮崎県1344九州130.11
21三重県1224近畿71.54
22滋賀県1137近畿81.1
23茨城県970関東34.57
24香川県840四国91.6
25佐賀県824九州104.57
26愛媛県816四国63.95
27栃木県794関東42.12
28山口県736中国57.46
29長野県583中部29.34
30岐阜県483中部25.21
31山形県460東北45.5
32奈良県414近畿32.22
33新潟県405中部19.29
34徳島県393四国57.37
35群馬県355関東18.78
36福島県343東北19.68
37島根県339中国52.8
38福井県336中部45.47
39高知県316四国48.17
40山梨県282中部35.65
41青森県275東北23.61
42岩手県274東北23.93
43石川県231中部21.04
44鳥取県185中国34.84
45富山県145中部14.54
46秋田県97東北10.81
47和歌山県73近畿8.3
建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度、厚生労働省/国土交通省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

選ばれる理由が違う構造

鉄筋コンクリート造は、高層の建物を建てるために大都市で選ばれる一方、台風の多い地域では一戸建の構造としても選ばれてきました。

2023年度の着工は23万2,540戸。
1位と47位の差は859倍にのぼります。

着工の統計という性格

建築着工統計は、工事を始めるときに出される届出をもとにした統計です。
その年度にどれだけ新しい住宅が建ち始めたかを示します。

いま建っている住宅の数を知りたい場合は、住宅・土地統計調査にもとづく当サイトのほかの記事を見てください。
着工は年ごとの振れが大きく、大きな物件が1つあるだけで県の数字が動きます。

数字の開き

1位の東京都は62,729戸、47位の和歌山県は73戸。
両者の間には859.3倍の開きがあります。
上位3で全国の48.5パーセント、上位10で82.7パーセントを占めます。

中央値は840戸、平均は4,947.7戸です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと61.5倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

鉄筋コンクリート造の着工戸数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

並びが最も重なったのは【着工した鉄筋コンクリートの広さ】全国1,332万m2、実数で791倍で、相関は0.99です。
最も食い違ったのは【一戸建ての割合】が8割に近い県と3割を切る都、住まいの形は地域でこれほど違う(順位相関-0.88)でした。

並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。

地方のなかで見た鉄筋コンクリート造の着工戸数

地方最も多い(戸)最も少ない(戸)
東北宮城県 2020秋田県 97
関東東京都 62729群馬県 355
中部愛知県 17583富山県 145
近畿大阪府 30359和歌山県 73
中国広島県 3617鳥取県 185
四国香川県 840高知県 316
九州福岡県 14183佐賀県 824
建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)(2023年度、厚生労働省/国土交通省)をもとに作成

まとめ

鉄筋コンクリート造の着工戸数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で62,729戸、最も少ない和歌山県で73戸でした。
1位と47位の間には859.3倍の開きがあります。

上位3で全国の48.5パーセント、上位10で82.7パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は840戸、平均は4,947.7戸でした。
人口10万人あたりに直すと61.5倍の開きになります。

鉄筋コンクリート造の着工戸数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、届出をもとにした着工の統計であること。
2つ目は、大型物件1つで数字が大きく動くこと。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口10万人あたりでは沖縄県が510.44戸で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは2位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の44.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が271.3戸で最多でした。
木造住宅の着工や鉄筋・鉄骨コンクリート造住宅の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 建築着工統計調査(住宅 利用関係別・構造別・建て方別・都道府県別)
  • 調査年: 2023年度
  • 公開元: 厚生労働省/国土交通省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003119736
  • 備考: 2023年度に着工した住宅の鉄筋コンクリート造の着工戸数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 2023年度に着工した住宅の鉄筋コンクリート造の着工戸数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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