船がいちばんたくさん入ってくる港は、日本のどこだと思いますか?
ヒント: 荷物の量で1位だった名古屋港ではありません。
関門海峡(かんもんかいきょう)に面した、福岡県の港です。
国土交通省(こくどこうつうしょう)が毎年おこなっている「港湾調査(こうわんちょうさ)」の2023年のデータで調べました。
こたえの発表
こたえは、福岡県の北九州港(きたきゅうしゅうこう)です。
1年間に入ってきた船は45,770隻でした。
1日あたりにすると、およそ125隻。
1時間に5隻以上の船が入ってくる計算になります。
2位は千葉県の千葉港(ちばこう)で45,029隻、3位は広島県の広島港(ひろしまこう)で43,394隻。
上位はきん差でした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(隻) |
|---|---|---|---|
| 1 | 北九州(きたきゅうしゅう) | 福岡県 | 45,770 |
| 2 | 千葉(ちば) | 千葉県 | 45,029 |
| 3 | 広島(ひろしま) | 広島県 | 43,394 |
| 4 | 鹿児島(かごしま) | 鹿児島県 | 39,758 |
| 5 | 尾道糸崎(おのみちいとざき) | 広島県 | 38,134 |
| 6 | 神戸(こうべ) | 兵庫県 | 29,647 |
| 7 | 高松(たかまつ) | 香川県 | 29,183 |
| 8 | 横浜(よこはま) | 神奈川県 | 28,579 |
| 9 | 名古屋(なごや) | 愛知県 | 28,302 |
| 10 | 厳原(いづはら) | 長崎県 | 27,677 |
| 11 | 仙台塩釜(せんだいしおがま) | 宮城県 | 27,019 |
| 12 | 堺泉北(さかいせんぼく) | 大阪府 | 26,395 |
| 13 | 大分(おおいた) | 大分県 | 26,326 |
| 14 | 下関(しものせき) | 山口県 | 26,271 |
| 15 | 根室(ねむろ) | 北海道 | 26,254 |
| 16 | 金沢(かなざわ) | 石川県 | 25,344 |
| 17 | 水島(みずしま) | 岡山県 | 25,211 |
| 18 | 博多(はかた) | 福岡県 | 24,586 |
| 19 | 松山(まつやま) | 愛媛県 | 24,388 |
| 20 | 姫路(ひめじ) | 兵庫県 | 23,886 |
上位20の港を表にしました。
1位から3位までの差はごくわずかです。
5位には広島県の尾道糸崎港(おのみちいとざきこう)が入りました。
荷物の量で1位だった名古屋港は9位です。
船の数と荷物の量は、同じ順番にはなりません。
地図でみてみよう

地図に上位20の港がある都道府県を点で打つと、瀬戸内海のまわりに多いことが分かります。
瀬戸内海は波がおだやかで、島と島のあいだを小さな船がひんぱんに行き来します。
船の数が多くなるのは、そのためです。
どうしてだろう?
どうして船の数と荷物の量で、1位がちがうのでしょうか。
大きな船が1隻入れば、荷物はたくさん運べます。
小さな船が何隻も入れば、船の数は多くなりますが、荷物の量はそれほど増えません。
北九州港は関門海峡という細い海の道に面していて、小さな船やフェリーがひんぱんに出入りします。
一方の名古屋港は、自動車を運ぶ大きな船が中心です。
同じ「日本一の港」でも、何をものさしにするかで答えが変わります。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 船の数のランキングと荷物の量のランキングをならべて、順位のちがう港をさがしてみる
- 上位の港を地図でつないで、瀬戸内海のかたちをたしかめてみる
- 「船1隻あたりの荷物の量」を計算して、大きい船が多い港をさがしてみる
さらに調べたい人への問い: 「船にはどんな種類があるのだろう?」「関門海峡はどうしてにぎやかなのだろう?」
データについて
このランキングは、国土交通省の「港湾調査」(2023年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
数字は、1年間に港へ入ってきた船の数です。
貨物船・フェリー・漁船などを合わせた隻数で、船の大きさは問いません。
このランキングにのっているのは「甲種港湾(こうしゅこうわん)」とよばれる、国がくわしく調べている主要な港だけです。
小さな港や漁港は入っていません。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 国土交通省「港湾調査」(2023年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
船がいちばん多く入ってくる港は福岡県の北九州港で、1年間に45,770隻でした。
荷物の量では名古屋港が1位。
船の数と荷物の量は、同じ順番にはなりません。
つぎは「荷物がいちばん多い港」も調べて、ちがいをくらべてみませんか?
出典
- 統計名: 港湾調査
- 調査年: 2023年
- 公開元: 国土交通省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003130814
- 備考: 1年間に港へ入ってきた船の数。貨物船・フェリー・漁船などを合わせた隻数で、大きさは問わない。甲種港湾とよばれる主要な港だけが対象
