ケーブルテレビの受信料に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
福井県が28,807円で1位。
47都道府県の平均は11,611円、中央値は10,329円です。
最も高い28,807円と最も低い1,797円の差は27,010円、倍率にすると16.03倍でした。
47都道府県の単純平均
11,611円
1世帯当たりのケーブルテレビ放送受信料への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 福井県
28,807円
最も少ない 茨城県
1,797円
ケーブルテレビへの支出が多い上位5県
ケーブルテレビへの支出が多い上位5県です。
福井県は28,807円、大分県は23,413円、富山県は22,360円でした。
1位と2位の差は5,394円です。
4位は鳥取県で22,141円、5位は宮崎県で21,973円。
上位5はいずれも47都道府県の平均11,611円を上回りました。
1位の福井県は平均を17,196円上回りました。
中央値の10,329円と比べると18,478円高く、平均に対する比では2.48倍にあたります。
6位以下は山梨県で20,851円、徳島県で20,678円、秋田県で18,798円と続きました。
2位と3位の差は1,053円、3位と4位の差は219円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は3,175円でした。
1位から5位までの幅は6,834円、1位から8位までの幅は10,009円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
福井県は放送受信料への支出でも1位に入っています。
全国の値は11,611円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は福井県の2万8,807円。
北陸と山間部の多い県が上位に入ります。
差は16倍にひらきます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯が1年間にケーブルテレビへ使う金額の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
放送受信料への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は福井県の42,176、2位は秋田県の37,779、3位は富山県の37,608。
4位以下は鳥取県、大分県と続きます。
逆に下位は岡山県が17,086、沖縄県が13,548。
福井県と沖縄県では3.11倍の開きです。
この16倍という差には、地形が大きく関係しています。
山が多く電波が届きにくい地域では、ケーブルテレビでテレビを見る世帯の割合が高くなります。
福井県は放送受信料でも1位でした。
テレビにかけるお金が全体的に大きい県だといえます。
当サイトの放送受信料への支出の記事と並べて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、四国4県が13,936円で最も高く、北海道が7,740円で最も低くなります。
中国5県13,484円と中部9県13,268円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
ケーブルテレビへの支出が少ない下位5県
ケーブルテレビへの支出が少ない下位5県です。
47位の茨城県は1,797円、46位の福島県は2,850円、45位の岡山県は3,501円でした。
1位の福井県とは27,010円の差があります。
44位は新潟県で3,912円、43位は岩手県で4,106円、42位は沖縄県で4,525円と続きます。
最も少ない茨城県は1,797円。
1位と47位の差は16倍にひらきます。
47都道府県の中央値は10,329円、平均は11,611円です。
47位の茨城県は平均を9,814円下回りました。
47位の茨城県は1位の福井県の6.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると16.03倍の開きです。
46位との差は1,053円、45位との差は1,704円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2,728円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均11,611円を下回りました。
47位から43位までの幅は2,309円です。
茨城県は放送受信料への支出では45位です。
全国の値は11,611円なので、47位はこれを9,814円下回っています。
地方別に見る
ケーブルテレビへの支出は、山間部の多い県で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、四国4県が13,936円で最も高くなります。
次いで中国5県が13,484円、中部9県が13,268円、近畿7府県が12,581円と続きました。
低いほうは九州・沖縄8県が11,335円、関東7都県が9,444円、東北6県が8,427円、北海道が7,740円でした。
最も高い四国4県と最も低い北海道の差は6,196円です。
放送受信料への支出で見ると中国5県が最も高く、北海道が最も低くなりました。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのケーブルテレビ放送受信料への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 7,740円 |
| 青森県 | 14,465円 |
| 岩手県 | 4,106円 |
| 宮城県 | 5,629円 |
| 秋田県 | 18,798円 |
| 山形県 | 4,714円 |
| 福島県 | 2,850円 |
| 茨城県 | 1,797円 |
| 栃木県 | 5,436円 |
| 群馬県 | 5,910円 |
| 埼玉県 | 15,359円 |
| 千葉県 | 12,206円 |
| 東京都 | 12,174円 |
| 神奈川県 | 13,223円 |
| 新潟県 | 3,912円 |
| 富山県 | 22,360円 |
| 石川県 | 9,599円 |
| 福井県 | 28,807円 |
| 山梨県 | 20,851円 |
| 長野県 | 10,675円 |
| 岐阜県 | 8,758円 |
| 静岡県 | 6,434円 |
| 愛知県 | 8,014円 |
| 三重県 | 16,266円 |
| 滋賀県 | 8,062円 |
| 京都府 | 8,985円 |
| 大阪府 | 13,594円 |
| 兵庫県 | 12,499円 |
| 奈良県 | 12,404円 |
| 和歌山県 | 16,254円 |
| 鳥取県 | 22,141円 |
| 島根県 | 17,490円 |
| 岡山県 | 3,501円 |
| 広島県 | 8,190円 |
| 山口県 | 16,100円 |
| 徳島県 | 20,678円 |
| 香川県 | 9,995円 |
| 愛媛県 | 14,741円 |
| 高知県 | 10,329円 |
| 福岡県 | 9,061円 |
| 佐賀県 | 8,669円 |
| 長崎県 | 10,860円 |
| 熊本県 | 6,912円 |
| 大分県 | 23,413円 |
| 宮崎県 | 21,973円 |
| 鹿児島県 | 5,270円 |
| 沖縄県 | 4,525円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは福井県です。
次いで大分県、富山県、鳥取県、宮崎県が続きます。
淡いのは茨城県、福島県、岡山県でした。
47都道府県の平均は11,611円、中央値は10,329円です。
福井県の28,807円は平均を17,196円上回ります。
1位と47位の差は27,010円、倍率にすると16.03倍でした。
放送受信料への支出で並べ替えると福井県が42,176で最も高く、開きは3.11倍になります。
主指標で1位の福井県は放送受信料への支出では1位、放送受信料への支出で1位の福井県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのケーブルテレビ放送受信料への支出(円) | 地方 | 放送受信料への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 28807 | 中部 | 42176 |
| 2 | 大分県 | 23413 | 九州 | 36126 |
| 3 | 富山県 | 22360 | 中部 | 37608 |
| 4 | 鳥取県 | 22141 | 中国 | 37033 |
| 5 | 宮崎県 | 21973 | 九州 | 35741 |
| 6 | 山梨県 | 20851 | 中部 | 32768 |
| 7 | 徳島県 | 20678 | 四国 | 34506 |
| 8 | 秋田県 | 18798 | 東北 | 37779 |
| 9 | 島根県 | 17490 | 中国 | 33826 |
| 10 | 三重県 | 16266 | 近畿 | 31384 |
| 11 | 和歌山県 | 16254 | 近畿 | 30104 |
| 12 | 山口県 | 16100 | 中国 | 30215 |
| 13 | 埼玉県 | 15359 | 関東 | 29961 |
| 14 | 愛媛県 | 14741 | 四国 | 26372 |
| 15 | 青森県 | 14465 | 東北 | 31154 |
| 16 | 大阪府 | 13594 | 近畿 | 25837 |
| 17 | 神奈川県 | 13223 | 関東 | 27680 |
| 18 | 兵庫県 | 12499 | 近畿 | 25057 |
| 19 | 奈良県 | 12404 | 近畿 | 27273 |
| 20 | 千葉県 | 12206 | 関東 | 27041 |
| 21 | 東京都 | 12174 | 関東 | 26117 |
| 22 | 長崎県 | 10860 | 九州 | 24292 |
| 23 | 長野県 | 10675 | 中部 | 26054 |
| 24 | 高知県 | 10329 | 四国 | 23616 |
| 25 | 香川県 | 9995 | 四国 | 24239 |
| 26 | 石川県 | 9599 | 中部 | 22340 |
| 27 | 福岡県 | 9061 | 九州 | 21810 |
| 28 | 京都府 | 8985 | 近畿 | 23495 |
| 29 | 岐阜県 | 8758 | 中部 | 21742 |
| 30 | 佐賀県 | 8669 | 九州 | 20499 |
| 31 | 広島県 | 8190 | 中国 | 22726 |
| 32 | 滋賀県 | 8062 | 近畿 | 24484 |
| 33 | 愛知県 | 8014 | 中部 | 22301 |
| 34 | 北海道 | 7740 | 北海道 | 21463 |
| 35 | 熊本県 | 6912 | 九州 | 19955 |
| 36 | 静岡県 | 6434 | 中部 | 22529 |
| 37 | 群馬県 | 5910 | 関東 | 19698 |
| 38 | 宮城県 | 5629 | 東北 | 20303 |
| 39 | 栃木県 | 5436 | 関東 | 19642 |
| 40 | 鹿児島県 | 5270 | 九州 | 19342 |
| 41 | 山形県 | 4714 | 東北 | 21479 |
| 42 | 沖縄県 | 4525 | 九州 | 13548 |
| 43 | 岩手県 | 4106 | 東北 | 21846 |
| 44 | 新潟県 | 3912 | 中部 | 20608 |
| 45 | 岡山県 | 3501 | 中国 | 17086 |
| 46 | 福島県 | 2850 | 東北 | 18634 |
| 47 | 茨城県 | 1797 | 関東 | 17499 |
このグラフについての豆知識
地形がつくる差
ケーブルテレビ受信料への支出は全国平均で年1万1,611円です。
山にさえぎられて電波が届きにくい地域では、自治体がケーブル網を整備してきた歴史があります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の福井県は28,807円、47位の茨城県は1,797円。
差は27,010円、倍率にすると16.03倍です。
中央値は10,329円、平均は11,611円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では1,282円の差でした。
放送受信料への支出で並べ替えると開きは3.11倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間にケーブルテレビへ使う金額とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
0.96という高い相関を示したのが【放送受信料】平均年2万5,893円、決まった額なのに差が出るでした。
正反対だったのは【1か月のガス代】平均3,250円、寒い地方ほど高いで、相関は-0.54です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た1世帯当たりのケーブルテレビ放送受信料への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 秋田県 18798 | 福島県 2850 |
| 関東 | 埼玉県 15359 | 茨城県 1797 |
| 中部 | 福井県 28807 | 新潟県 3912 |
| 近畿 | 三重県 16266 | 滋賀県 8062 |
| 中国 | 鳥取県 22141 | 岡山県 3501 |
| 四国 | 徳島県 20678 | 香川県 9995 |
| 九州 | 大分県 23413 | 沖縄県 4525 |
まとめ
1世帯が1年間にケーブルテレビへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い福井県で28,807円、最も低い茨城県で1,797円でした。
その差は27,010円、倍率にすると16.03倍です。
47都道府県の中央値は10,329円、平均は11,611円でした。
全国の値は11,611円です。
放送受信料への支出で並べ替えると開きは3.11倍になり、主指標で1位の福井県はその見方では1位に位置します。
1世帯が1年間にケーブルテレビへ使う金額の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、放送受信料全体は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
放送受信料への支出では福井県が42,176で最も高く、主指標で1位の福井県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では四国4県が13,936円で最も高く、北海道が7,740円で最も低くなりました。
放送受信料や固定電話への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: ケーブルテレビの受信料への支出。地形や電波の届きにくさで加入率が変わる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: ケーブルテレビの受信料への支出。
地形や電波の届きにくさで加入率が変わる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
