工場と住まいのあいだの緑が、いちばん広い県はどこだと思いますか?
工場と住宅地がとなり合うと、音やにおいが問題になることがあります。
そこで、あいだに木を植えて境をつくることがあります。
これを「緩衝緑地(かんしょうりょくち)」とよびます。
緩衝とは、ぶつかる力をやわらげるという意味です。
1960年代から70年代の公害への反省から各地でつくられました。
今回はその広さを都道府県別に比べます。
このランキングは、2023年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、千葉県です。
184ヘクタールあります。
2位は山形県で181ヘクタール、3位は岡山県で143ヘクタールでした。
1位と2位の差はわずかです。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(ha) |
|---|---|---|
| 1 | 千葉県 | 184 |
| 2 | 山形県 | 181 |
| 3 | 岡山県 | 143 |
| 4 | 茨城県 | 134 |
| 5 | 福井県 | 134 |
| 6 | 兵庫県 | 122 |
| 7 | 山口県 | 116 |
| 8 | 大分県 | 111 |
| 9 | 福島県 | 108 |
| 10 | 愛知県 | 75 |
| 11 | 三重県 | 69 |
| 12 | 大阪府 | 53 |
| 13 | 和歌山県 | 52 |
| 14 | 埼玉県 | 44 |
| 15 | 富山県 | 44 |
| 16 | 栃木県 | 42 |
| 17 | 新潟県 | 39 |
| 18 | 宮城県 | 34 |
| 19 | 京都府 | 34 |
| 20 | 福岡県 | 34 |
上位20の県を表にしました。
20位の福岡県(ふくおかけん)でも34ヘクタール。
数字のない県は上位20に入らないので、この表には出てきません。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、工業のさかんな県にならびます。
工場のあるところに、緩衝緑地はつくられます。
どうしてだろう?
緑にはどんなはたらきがあるのでしょうか。
木がしげっていると、音が通りにくくなります。
においや、風で飛ぶほこりもさえぎります。
目に見えない効果もあります。
工場と家のあいだに緑があるだけで、住んでいる人の気持ちがちがいます。
1960年代から70年代にかけて、工場の煙や音が大きな問題になりました。
緩衝緑地は、そのときに各地でつくられた工夫のひとつです。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 近くの工場のまわりに緑地があるか、地図で見てみる
- 木があるときとないときで音の大きさをはかってみる
- 工場の出荷額のランキングとならべてみる
さらに調べたい人への問い: 「木は音をどれくらい消せる?」「公害ってなんだろう?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
緩衝緑地は、工場と住宅地のあいだに置かれた緑地です。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
工場と住まいをへだてる緑がいちばん広い県は千葉県で、184ヘクタールでした。
緑は、音やにおいをやわらげます。
公害への反省から生まれた工夫です。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010108
- 備考: 緩衝緑地は、工場と住宅地のあいだに置かれた緑地。音やにおいをやわらげる。数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない
