【ごみの量・10年推移】46都道府県で減り、全国では13.2%の縮小

【ごみの量・10年推移】46都道府県で減り、全国では13.2%の縮小

47都道府県で、ごみの排出量が10年でどう変わったかを比べます。
2013年と2023年のごみ総排出量を比べた変化率です。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系。

全国は4,487万4,130トンから3,897万4,270トンへ、590万トンほど減りました。
増えたのは沖縄県だけで、残る46都道府県はマイナスです。

47都道府県の単純平均

-13.2%

ごみ総排出量の10年変化率(2013年と2023年の比較)

最も多い 沖縄県

7.2%

最も少ない 和歌山県

-22.0%

地図で見る10年の変化

ごみ総排出量の10年変化率(2013年と2023年の比較)
ごみ総排出量の10年変化率(2013年と2023年の比較) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 -15.6%青森 -20.0%岩手 -16.8%宮城 -12.3%秋田 -17.2%山形 -15.8%福島 -17.3%茨城 -11.7%栃木 -12.0%群馬 -15.3%埼玉 -11.6%千葉 -11.1%東京 -11.5%神奈川 -13.7%新潟 -16.2%富山 -8.9%石川 -13.2%福井 -16.3%山梨 -11.9%長野 -14.3%岐阜 -15.6%静岡 -16.3%愛知 -11.3%三重 -12.7%滋賀 -13.9%京都 -20.9%大阪 -14.5%兵庫 -16.1%奈良 -13.9%和歌山 -22.0%鳥取 -12.0%島根 -12.9%岡山 -9.3%広島 -11.1%山口 -18.0%徳島 -13.7%香川 -13.3%愛媛 -15.9%高知 -12.7%福岡 -9.3%佐賀 -8.8%長崎 -11.9%熊本 -5.5%大分 -11.4%宮崎 -10.4%鹿児島 -12.9%沖縄 7.2%
ごみ総排出量の10年変化率(%)
ごみ総排出量の10年変化率(2013年と2023年の比較)
項目ごみ総排出量の10年変化率
北海道-15.6%
青森県-20.0%
岩手県-16.8%
宮城県-12.3%
秋田県-17.2%
山形県-15.8%
福島県-17.3%
茨城県-11.7%
栃木県-12.0%
群馬県-15.3%
埼玉県-11.6%
千葉県-11.1%
東京都-11.5%
神奈川県-13.7%
新潟県-16.2%
富山県-8.9%
石川県-13.2%
福井県-16.3%
山梨県-11.9%
長野県-14.3%
岐阜県-15.6%
静岡県-16.3%
愛知県-11.3%
三重県-12.7%
滋賀県-13.9%
京都府-20.9%
大阪府-14.5%
兵庫県-16.1%
奈良県-13.9%
和歌山県-22.0%
鳥取県-12.0%
島根県-12.9%
岡山県-9.3%
広島県-11.1%
山口県-18.0%
徳島県-13.7%
香川県-13.3%
愛媛県-15.9%
高知県-12.7%
福岡県-9.3%
佐賀県-8.8%
長崎県-11.9%
熊本県-5.5%
大分県-11.4%
宮崎県-10.4%
鹿児島県-12.9%
沖縄県7.2%
全国のごみ総排出量(総量)の推移
全国のごみ総排出量(総量)の推移 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局) 39,000,00040,000,00041,000,00042,000,00043,000,00044,000,0002013年: 44,874,130%2014年: 44,316,662%2015年: 43,980,873%2016年: 43,169,649%2017年: 42,894,421%2018年: 42,727,423%2019年: 42,747,439%2020年: 41,669,102%2021年: 40,952,585%2022年: 40,344,086%2023年: 38,974,270%2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年
全国のごみ総排出量(総量)の推移
項目全国のごみ総排出量(総量)
2013年44,874,130%
2014年44,316,662%
2015年43,980,873%
2016年43,169,649%
2017年42,894,421%
2018年42,727,423%
2019年42,747,439%
2020年41,669,102%
2021年40,952,585%
2022年40,344,086%
2023年38,974,270%

日本地図で見ると、色が濃く出る(減り方が小さい)のは沖縄県と九州の熊本県、佐賀県、宮崎県、福岡県、それに富山県、岡山県です。
淡い(減り方が大きい)のは紀伊半島と京都府、東北、山口県でした。

47都道府県の単純平均はマイナス13.23パーセント、中央値もマイナス13.23パーセントでほぼ一致しています。
全国値のマイナス13.15パーセントとも近い水準です。

減り方が10パーセント未満にとどまったのは6県、15パーセント以上減ったのは16都道府県。
増えたのは1県だけでした。

順位都道府県ごみ総排出量の10年変化率(%)地方2023年のごみ総排出量(総量)2013年のごみ総排出量(総量)10年間の増減数
1沖縄県7.21九州46783543637331462
2熊本県-5.47九州534253565188-30935
3佐賀県-8.81九州250839275076-24237
4富山県-8.92中部369155405329-36174
5岡山県-9.25中国624945688621-63676
6福岡県-9.32九州16805351853311-172776
7宮崎県-10.4九州362053404061-42008
8千葉県-11.11関東19375942179806-242212
9広島県-11.14中国841356946830-105474
10愛知県-11.28中部22820512572076-290025
11大分県-11.41九州368495415962-47467
12東京都-11.5関東40463164572285-525969
13埼玉県-11.64関東21333562414255-280899
14茨城県-11.66関東9669521094551-127599
15山梨県-11.87中部273595310438-36843
15長崎県-11.87九州438617497695-59078
17鳥取県-11.97中国190681216607-25926
18栃木県-12.02関東607181690098-82917
19宮城県-12.32東北758541865164-106623
20三重県-12.69近畿573569656900-83331
21高知県-12.71四国226813259826-33013
22島根県-12.87中国214869246613-31744
23鹿児島県-12.88九州506533581396-74863
24石川県-13.23中部366477422364-55887
25香川県-13.28四国286254330083-43829
26徳島県-13.67四国236674274147-37473
27神奈川県-13.7関東25961023008291-412189
28奈良県-13.91近畿405074470501-65427
29滋賀県-13.94近畿393014456649-63635
30長野県-14.3中部571686667111-95425
31大阪府-14.5近畿28211133299582-478469
32群馬県-15.29関東656585775107-118522
33北海道-15.61北海道17040712019207-315136
34岐阜県-15.62中部587449696217-108768
35山形県-15.77東北326157387237-61080
36愛媛県-15.89四国402204478203-75999
37兵庫県-16.09近畿16871052010569-323464
38新潟県-16.22中部748692893620-144928
39静岡県-16.28中部10665361273877-207341
40福井県-16.33中部238981285639-46658
41岩手県-16.78東北376721452666-75945
42秋田県-17.22東北324537392034-67497
43福島県-17.27東北642817777051-134234
44山口県-17.99中国454248553902-99654
45青森県-19.98東北427952534819-106867
46京都府-20.91近畿699278884106-184828
47和歌山県-22.02近畿298410382687-84277
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2013年と2023年の比較、総務省統計局)をもとに作成

地方別に見る10年の変化

地方別の平均(ごみ総排出量の10年変化率)
地方別の平均(ごみ総排出量の10年変化率) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2013年と2023年の比較) -15-10-50北海道: -15.6%-15.6%東北: -16.6%-16.6%関東: -12.4%-12.4%中部: -13.8%-13.8%近畿: -16.3%-16.3%中国: -12.6%-12.6%四国: -13.9%-13.9%九州: -7.9%-7.9%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(ごみ総排出量の10年変化率)
項目ごみ総排出量の10年変化率の平均
北海道-15.6%
東北-16.6%
関東-12.4%
中部-13.8%
近畿-16.3%
中国-12.6%
四国-13.9%
九州-7.9%

地方別に平均を出すと、九州・沖縄が最も小さくなります。

九州・沖縄8県がマイナス7.87パーセント、関東7都県がマイナス12.42パーセント、中国5県がマイナス12.64パーセント、中部9県がマイナス13.78パーセントと続きます。
減り方が大きいほうは四国4県がマイナス13.89パーセント、北海道がマイナス15.61パーセント、近畿7府県がマイナス16.29パーセント、東北6県がマイナス16.56パーセントでした。

九州・沖縄と東北では8.69ポイントの差があります。
全体の幅が29.23ポイントあることを考えると、地方どうしの差はそれほど大きくありません。

九州・沖縄8県のマイナス7.87パーセントは、沖縄県プラス7.21パーセントと熊本県マイナス5.47パーセントが押し上げた結果です。
減り方が10パーセント未満にとどまった6県のうち4県が九州でした。

近畿7府県のマイナス16.29パーセントは、和歌山県マイナス22.02パーセントと京都府マイナス20.91パーセントが押し下げています。

減り方が小さかった5県

上位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率
上位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2013年と2023年の比較) -8-6-4-20246沖縄県: 7.2%7.2%熊本県: -5.5%-5.5%佐賀県: -8.8%-8.8%富山県: -8.9%-8.9%岡山県: -9.3%-9.3%沖縄県熊本県佐賀県富山県岡山県
上位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率
項目ごみ総排出量の10年変化率
沖縄県7.2%
熊本県-5.5%
佐賀県-8.8%
富山県-8.9%
岡山県-9.3%
下位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率
下位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2013年と2023年の比較) -20-15-10-50和歌山県: -22.0%-22.0%京都府: -20.9%-20.9%青森県: -20.0%-20.0%山口県: -18.0%-18.0%福島県: -17.3%-17.3%和歌山県京都府青森県山口県福島県
下位5都道府県のごみ総排出量の10年変化率
項目ごみ総排出量の10年変化率
和歌山県-22.0%
京都府-20.9%
青森県-20.0%
山口県-18.0%
福島県-17.3%

減り方が小さかった上位5県です。

沖縄県はプラス7.21パーセント、熊本県はマイナス5.47パーセント、佐賀県はマイナス8.81パーセント、富山県はマイナス8.92パーセント、岡山県はマイナス9.25パーセントでした。
10年でごみが増えたのは沖縄県だけです。

6位以下は福岡県マイナス9.32パーセント、宮崎県マイナス10.40パーセント、千葉県マイナス11.11パーセントと続きます。

減り方が10パーセント未満にとどまったのは6県。
うち4県が九州です。

ごみの量は人口の増減とほとんど連動していません

ここからは統計を離れて、10年間のごみ総排出量の変化の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人が減ればごみも減るはずだ、という予想は外れました。

10年の変化率と人口の相関係数はプラス0.05。
人口の多さとは、まったく関係がありません。
人口増減率とはプラス0.43で、ゆるく効くだけです。
人が減った県ほどごみが減っているという単純な話ではないことになります。

代わりに強く出たのは15歳未満人口割合でプラス0.74、外国人人口の変化率でプラス0.65。
子どもが多い県、外国人が増えた県ほど、ごみの減り方が小さいという関係です。
沖縄県が唯一のプラスなのも、この2つでいずれも全国上位に入る県だからと読めます。

もうひとつ効いていそうなのが、1人あたりの排出量そのものの変化です。
全国のごみ総排出量は10年で13.15パーセント減りましたが、同じ期間の日本人人口はマイナス4.19パーセント。
人口の減り方の3倍のペースでごみが減っています。
分別やリサイクル、包装の減量が積み上がった結果と考えるのが自然でしょう。

実数で見ると景色が変わります。
10年で減った量がいちばん多いのは東京都のマイナス52万5,969トン、次いで大阪府マイナス47万8,469トン、神奈川県マイナス41万2,189トン。
率では上位に入らない都府県が、量では最も大きく減っています。

和歌山県のマイナス22.02パーセントは38万2,687トンから29万8,410トンへの減少です。
日本人人口の減り方はマイナス10.02パーセントですから、その2倍以上のペースでごみが減ったことになります。

減り方が大きかった5県

減り方が大きかった下位5県です。

和歌山県はマイナス22.02パーセント、京都府はマイナス20.91パーセント、青森県はマイナス19.98パーセント、山口県はマイナス17.99パーセント、福島県はマイナス17.27パーセントでした。
沖縄県のプラス7.21パーセントとは29.23ポイントの差があります。

京都府が46位に入るのは意外に見えるかもしれません。
人口250万人規模の府ですが、88万4,106トンから69万9,278トンへ18万4,828トン減っており、減り方は東北の県と並ぶ水準でした。
観光客の数は10年で大きく増えているのに、ごみは大きく減っていることになります。

15パーセント以上減ったのは16都道府県。
量そのものが最も少ないのは鳥取県の19万681トンで、島根県21万4,869トン、高知県22万6,813トンと続きます。

このグラフについての豆知識

10年で590万トン減った

全国のごみ総排出量は2013年の4,487万4,130トンから2023年の3,897万4,270トンへ、589万9,860トン減りました。
折れ線は一度も上を向かず、10年続けて前年を下回っています。

2023年の減り方はとくに大きく、前年の4,034万4,086トンから137万トン近く減りました。
10年のなかで最大の落ち込みです。

2023年にごみが最も多いのは東京都の404万6,316トン。
最も少ない鳥取県の19万681トンとは21.2倍の開きがあります。

事業所から出るごみも含む

この指標は家庭から出る生活系ごみと、事業所から出る事業系ごみを合わせた総量です。
町内会などの集団回収量も含みます。

産業廃棄物は含みません。
工場から出る廃棄物は別の統計になるので、県の経済規模がそのまま反映されるわけではない点に注意が必要です。

数字は2013年と2023年の比較です。

地方のなかで見たごみ総排出量の10年変化率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 -12.32青森県 -19.98
関東千葉県 -11.11群馬県 -15.29
中部富山県 -8.92福井県 -16.33
近畿三重県 -12.69和歌山県 -22.02
中国岡山県 -9.25山口県 -17.99
四国高知県 -12.71愛媛県 -15.89
九州沖縄県 7.21鹿児島県 -12.88
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2013年と2023年の比較、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

ごみの排出量の10年変化を比べると、唯一増えた沖縄県でプラス7.21パーセント、最も減った和歌山県でマイナス22.02パーセントでした。
全国は590万トンほど減少、46都道府県がマイナスです。

ここまでの10年間のごみ総排出量の変化の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、事業系ごみと集団回収量も含むこと。
2つ目は、産業廃棄物は含まないこと。
3つ目は2013年と2023年の比較であることです。

10年の変化率と人口の相関係数はプラス0.05で、人口の多さとは無関係でした。
強く出たのは15歳未満人口割合のプラス0.74です。

全国のごみは10年で13.15パーセント減り、日本人人口の減り方マイナス4.19パーセントの3倍のペースでした。
日本人人口や世帯数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2013年と2023年の比較
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードH5609(ごみ総排出量(総量))を2013年と2023年で比べた。生活系と事業系を合わせた総排出量。集団回収量を含む。e-Stat APIで取得した値をそのまま使用

注記: 指標コードH5609(ごみ総排出量(総量))を2013年と2023年で比べた。
生活系と事業系を合わせた総排出量。
集団回収量を含む。
e-Stat APIで取得した値をそのまま使用

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