結婚した組数が10年でどう変わったかを、47都道府県で並べて比べます。
2013年と2023年の婚姻件数の変化率です。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系。
全国は66万622組から47万4,741組へ、28.1パーセント減りました。
数値はすべてマイナスなので、上位ほど減り方が小さいという読み方になります。
47都道府県の単純平均
-32.4%
婚姻件数の10年変化率(2013年と2023年の比較)
最も多い 東京都
-18.5%
最も少ない 青森県
-41.9%
地図で見る10年の変化
| 項目 | 婚姻件数の10年変化率 |
|---|---|
| 北海道 | -34.4% |
| 青森県 | -41.9% |
| 岩手県 | -37.5% |
| 宮城県 | -34.1% |
| 秋田県 | -40.4% |
| 山形県 | -37.3% |
| 福島県 | -38.3% |
| 茨城県 | -34.8% |
| 栃木県 | -35.1% |
| 群馬県 | -31.1% |
| 埼玉県 | -24.1% |
| 千葉県 | -25.9% |
| 東京都 | -18.5% |
| 神奈川県 | -23.3% |
| 新潟県 | -37.2% |
| 富山県 | -30.9% |
| 石川県 | -29.0% |
| 福井県 | -30.0% |
| 山梨県 | -30.2% |
| 長野県 | -33.6% |
| 岐阜県 | -36.0% |
| 静岡県 | -32.9% |
| 愛知県 | -24.9% |
| 三重県 | -31.7% |
| 滋賀県 | -29.9% |
| 京都府 | -31.5% |
| 大阪府 | -20.8% |
| 兵庫県 | -29.5% |
| 奈良県 | -34.6% |
| 和歌山県 | -36.3% |
| 鳥取県 | -33.4% |
| 島根県 | -30.0% |
| 岡山県 | -29.7% |
| 広島県 | -30.4% |
| 山口県 | -36.3% |
| 徳島県 | -33.5% |
| 香川県 | -31.7% |
| 愛媛県 | -35.2% |
| 高知県 | -39.1% |
| 福岡県 | -27.1% |
| 佐賀県 | -31.6% |
| 長崎県 | -37.9% |
| 熊本県 | -35.4% |
| 大分県 | -35.6% |
| 宮崎県 | -36.5% |
| 鹿児島県 | -37.5% |
| 沖縄県 | -28.3% |
| 項目 | 全国の婚姻件数 |
|---|---|
| 2008年 | 726,106% |
| 2009年 | 707,740% |
| 2010年 | 700,222% |
| 2011年 | 661,898% |
| 2012年 | 668,870% |
| 2013年 | 660,622% |
| 2014年 | 643,783% |
| 2015年 | 635,225% |
| 2016年 | 620,707% |
| 2017年 | 606,952% |
| 2018年 | 586,481% |
| 2019年 | 599,007% |
| 2020年 | 525,507% |
| 2021年 | 501,138% |
| 2022年 | 504,930% |
| 2023年 | 474,741% |
日本地図で見ると、色が濃い(減り方が小さい)のは首都圏と近畿、愛知県、福岡県。
淡い(減り方が大きい)のは東北と四国、九州の一部でした。
47都道府県の単純平均はマイナス32.44パーセント、中央値はマイナス33.43パーセントです。
全国値のマイナス28.14パーセントより減り方が大きいのは、人口の多い都府県ほど減り方が小さいためです。
20パーセント未満の減少にとどまったのは東京都だけ、35パーセント以上減ったのは17県。
全体として減少幅の大きい分布でした。
| 順位 | 都道府県 | 婚姻件数の10年変化率(%) | 地方 | 2023年の婚姻件数 | 2013年の婚姻件数 | 10年間の増減数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | -18.5 | 関東 | 71774 | 88067 | -16293 |
| 2 | 大阪府 | -20.75 | 近畿 | 38513 | 48596 | -10083 |
| 3 | 神奈川県 | -23.29 | 関東 | 38176 | 49769 | -11593 |
| 4 | 埼玉県 | -24.11 | 関東 | 27531 | 36279 | -8748 |
| 5 | 愛知県 | -24.93 | 中部 | 31759 | 42306 | -10547 |
| 6 | 千葉県 | -25.89 | 関東 | 23251 | 31375 | -8124 |
| 7 | 福岡県 | -27.09 | 九州 | 20549 | 28184 | -7635 |
| 8 | 沖縄県 | -28.25 | 九州 | 6316 | 8803 | -2487 |
| 9 | 石川県 | -28.99 | 中部 | 3792 | 5340 | -1548 |
| 10 | 兵庫県 | -29.46 | 近畿 | 19629 | 27826 | -8197 |
| 11 | 岡山県 | -29.74 | 中国 | 6781 | 9651 | -2870 |
| 12 | 滋賀県 | -29.94 | 近畿 | 5230 | 7465 | -2235 |
| 13 | 島根県 | -29.98 | 中国 | 2095 | 2992 | -897 |
| 14 | 福井県 | -30.02 | 中部 | 2620 | 3744 | -1124 |
| 15 | 山梨県 | -30.24 | 中部 | 2763 | 3961 | -1198 |
| 16 | 広島県 | -30.44 | 中国 | 10083 | 14495 | -4412 |
| 17 | 富山県 | -30.87 | 中部 | 3276 | 4739 | -1463 |
| 18 | 群馬県 | -31.13 | 関東 | 6220 | 9031 | -2811 |
| 19 | 京都府 | -31.51 | 近畿 | 8731 | 12748 | -4017 |
| 20 | 佐賀県 | -31.61 | 九州 | 2730 | 3992 | -1262 |
| 21 | 三重県 | -31.72 | 近畿 | 6039 | 8844 | -2805 |
| 22 | 香川県 | -31.73 | 四国 | 3296 | 4828 | -1532 |
| 23 | 静岡県 | -32.91 | 中部 | 12387 | 18463 | -6076 |
| 24 | 鳥取県 | -33.43 | 中国 | 1810 | 2719 | -909 |
| 25 | 徳島県 | -33.54 | 四国 | 2277 | 3426 | -1149 |
| 26 | 長野県 | -33.55 | 中部 | 6600 | 9933 | -3333 |
| 27 | 宮城県 | -34.09 | 東北 | 7899 | 11985 | -4086 |
| 28 | 北海道 | -34.37 | 北海道 | 17281 | 26330 | -9049 |
| 29 | 奈良県 | -34.58 | 近畿 | 4019 | 6143 | -2124 |
| 30 | 茨城県 | -34.81 | 関東 | 9338 | 14325 | -4987 |
| 31 | 栃木県 | -35.05 | 関東 | 6594 | 10152 | -3558 |
| 32 | 愛媛県 | -35.19 | 四国 | 4158 | 6416 | -2258 |
| 33 | 熊本県 | -35.39 | 九州 | 5772 | 8934 | -3162 |
| 34 | 大分県 | -35.55 | 九州 | 3689 | 5724 | -2035 |
| 35 | 岐阜県 | -35.99 | 中部 | 6076 | 9492 | -3416 |
| 36 | 和歌山県 | -36.25 | 近畿 | 2944 | 4618 | -1674 |
| 37 | 山口県 | -36.34 | 中国 | 4145 | 6511 | -2366 |
| 38 | 宮崎県 | -36.54 | 九州 | 3592 | 5660 | -2068 |
| 39 | 新潟県 | -37.16 | 中部 | 6262 | 9965 | -3703 |
| 40 | 山形県 | -37.33 | 東北 | 2971 | 4741 | -1770 |
| 41 | 岩手県 | -37.46 | 東北 | 3376 | 5398 | -2022 |
| 42 | 鹿児島県 | -37.51 | 九州 | 5111 | 8179 | -3068 |
| 43 | 長崎県 | -37.89 | 九州 | 4074 | 6559 | -2485 |
| 44 | 福島県 | -38.26 | 東北 | 5599 | 9069 | -3470 |
| 45 | 高知県 | -39.05 | 四国 | 1985 | 3257 | -1272 |
| 46 | 秋田県 | -40.44 | 東北 | 2302 | 3865 | -1563 |
| 47 | 青森県 | -41.88 | 東北 | 3326 | 5723 | -2397 |
減り方が小さかった5都府県
減り方が小さかった上位5都府県です。
東京都はマイナス18.50パーセント、大阪府はマイナス20.75パーセント、神奈川県はマイナス23.29パーセント、埼玉県はマイナス24.11パーセント、愛知県はマイナス24.93パーセントでした。
いちばん小さい東京都でも18.50パーセント減っています。
6位以下は千葉県マイナス25.89パーセント、福岡県マイナス27.09パーセント、沖縄県マイナス28.25パーセントと続きます。
47都道府県すべてで婚姻件数は減りました。
増えた県は1つもありません。
結婚の減り方と、赤ちゃんの減り方はほぼ同じ動き
ここから先は、10年間の婚姻件数の変化がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
出生数の10年変化と並べると、ほとんど同じ動きをしています。
婚姻件数の変化率と出生数の変化率の相関係数はプラス0.87。
かなり強い関係です。
両方で減り方が小さいのは東京都・大阪府・神奈川県・埼玉県といった大都市圏、大きいのは青森県・秋田県・高知県・福島県。
順位もよく重なります。
日本では結婚してから子どもを持つ人が多いため、結婚が減れば数年遅れて出生数も減る。
その連鎖が県単位でも見えているということでしょう。
人口増減率との相関係数はプラス0.89。
人が増えている県では婚姻件数の減り方も小さく、減っている県では大きい。
結婚する年代の人がその県にいるかどうかが、そのまま件数に出ています。
全国の推移を見ると、2019年だけ前年より増えています。
58万6,481組から59万9,007組へ。
元号が令和に変わった年で、この年に婚姻届を出した人が多かったと考えられます。
翌2020年は52万5,507組へ7万組以上減りました。
地方別では関東7都県がマイナス27.5パーセントで最も小さく、東北6県がマイナス38.2パーセントで最も大きい。
10.7ポイントの差でした。
減り方が大きかった5県
減り方が大きかった下位5県です。
青森県はマイナス41.88パーセント、秋田県はマイナス40.44パーセント、高知県はマイナス39.05パーセント、福島県はマイナス38.26パーセント、長崎県はマイナス37.89パーセントでした。
東京都のマイナス18.50パーセントとは23.38ポイントの差があります。
下位に並ぶのは東北と四国、九州の県です。
10年で4割前後減ったことになります。
青森県は2013年の5,723組が2023年には3,326組になりました。
35パーセント以上減ったのは17県。
東北6県のうち5県がここに入ります。
全国の減少数は18万5,881組。
1年あたりおよそ1万9千組ずつ減ってきた計算です。
このグラフについての豆知識
届け出のあった市区町村で数える
婚姻件数は、婚姻届が受理された市区町村で数えます。
夫婦がどこに住んでいるかとは必ずしも一致しません。
観光地や実家のある市区町村へ届け出るケースもあるため、県ごとの件数には多少のずれが含まれます。
ただし10年の変化を見るぶんには、この影響は小さいと考えられます。
2019年だけ増えた
全国の推移を見ると、2013年から一貫して減るなかで2019年だけ前年を上回りました。
58万6,481組から59万9,007組です。
元号が令和に変わった年にあたります。
翌2020年は52万5,507組へ大きく落ち込みました。
数字は2013年と2023年の比較です。
順位の並びがにている記事
10年間の婚姻件数の変化の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
いちばん近かったのは【婚姻率】全国は人口1,000人あたり4.0件、開きは2.28倍で、順位相関は0.84でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント(相関-0.81)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た婚姻件数の10年変化率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 -34.09 | 青森県 -41.88 |
| 関東 | 東京都 -18.5 | 栃木県 -35.05 |
| 中部 | 愛知県 -24.93 | 新潟県 -37.16 |
| 近畿 | 大阪府 -20.75 | 和歌山県 -36.25 |
| 中国 | 岡山県 -29.74 | 山口県 -36.34 |
| 四国 | 香川県 -31.73 | 高知県 -39.05 |
| 九州 | 福岡県 -27.09 | 長崎県 -37.89 |
まとめ
結婚した組数の10年変化を比べると、減り方が最も小さい東京都でマイナス18.50パーセント、最も大きい青森県でマイナス41.88パーセントでした。
全国は28.1パーセント減、47都道府県すべてで減っています。
10年間の婚姻件数の変化をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、数値がすべてマイナスなので上位ほど減り方が小さいこと。
2つ目は、届け出のあった市区町村で数えること。
3つ目は2013年と2023年の比較であることです。
出生数の10年変化との相関係数はプラス0.87。
結婚が減れば子どもも減るという連鎖が、県単位でも見えています。
全国では2019年だけ前年を上回りました。
元号が変わった年です。
出生数の推移や合計特殊出生率を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【離婚した組数・10年推移】全国は20.6%のマイナス、地方差は5ポイント弱
- 【婚姻件数】全国48万5,092件、47都道府県の並び
- 【父の平均年齢】全国34.2歳、母より1.9歳ほど上
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2013年と2023年の比較
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードA9101(婚姻件数)を2013年と2023年で比べた。婚姻件数は住んでいる場所ではなく届け出のあった市区町村で数える。e-Stat APIで取得した値をそのまま使用
注記: 指標コードA9101(婚姻件数)を2013年と2023年で比べた。
婚姻件数は住んでいる場所ではなく届け出のあった市区町村で数える。
e-Stat APIで取得した値をそのまま使用
