引っこしで人がいちばんふえた県はどこだと思いますか?
県の人口が変わる理由は2つあります。
生まれた人と亡くなった人の差である自然増減と、引っこしによる出入りの差です。
後者、つまり引っこしてきた人から出ていった人を引いた数を「社会増減(しゃかいぞうげん)」とよびます。
今回はこの社会増減を都道府県別に比べます。
プラスになった県だけが表に出てきます。
このランキングは、2024年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、東京都です。
1年で14万4,456人ふえました。
2位は大阪府で4万7,578人、3位は埼玉県で4万3,760人でした。
1位は2位の3.0倍。
とびぬけた差がついています。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(人) |
|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 144,456 |
| 2 | 大阪府 | 47,578 |
| 3 | 埼玉県 | 43,760 |
| 4 | 神奈川県 | 43,439 |
| 5 | 千葉県 | 33,537 |
| 6 | 福岡県 | 19,036 |
| 7 | 愛知県 | 17,734 |
| 8 | 茨城県 | 5,708 |
| 9 | 群馬県 | 5,316 |
| 10 | 北海道 | 4,019 |
| 11 | 兵庫県 | 3,412 |
| 12 | 京都府 | 3,228 |
| 13 | 栃木県 | 2,919 |
| 14 | 熊本県 | 2,314 |
| 15 | 静岡県 | 1,972 |
| 16 | 山梨県 | 1,784 |
| 17 | 滋賀県 | 1,757 |
| 18 | 沖縄県 | 1,665 |
| 19 | 長野県 | 1,323 |
| 20 | 宮崎県 | 990 |
上位20の県を表にしました。
20位の宮崎県(みやざきけん)でも990人。
この記事にはプラスの県だけがのっています。
多くの県はマイナスです。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、三大都市圏とそのまわりに集まります。
人が動く向きが、はっきり見えます。
どうしてだろう?
なぜ引き算をするのでしょうか。
当サイトには「引っこしてくる人がいちばん多いまち」の記事があります。
でも、入ってくる人が多いまちは、出ていく人も多いのがふつうです。
入る人だけを見ても、人がふえているかは分かりません。
出ていく人を引いて、はじめて「ふえたか、へったか」が分かります。
仕事や大学を求めて若い人が大都市へ移り、地方は人がへる。
この動きが何十年も続いています。
それを1つの数字で表したのが社会増減です。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 自分の県の転入者数と転出者数を調べて引き算する
- 引っこしてくる人のランキングとならべてみる
- 家族や親せきが引っこした理由を聞いてみる
さらに調べたい人への問い: 「何歳の人がいちばん引っこす?」「自然増減ってなんだろう?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2024年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
引っこしてきた人から出ていった人を引いた数です。
プラスの県だけが上位20に入ります。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2024年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
引っこしで人がいちばんふえた県は東京都で、14万4,456人でした。
入る人から出る人を引いて、はじめて分かります。
引き算ひとつで、見えるものが変わります。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010101
- 備考: 引っこしてきた人から出ていった人を引いた数。プラスの県だけが上位20に入る。数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない
