【女性向けの学級・講座】全国1万5,215講座、戦後から続く取り組み

【女性向けの学級・講座】全国1万5,215講座、戦後から続く取り組み

女性に向けた学級・講座は、1年でどれくらい開かれているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会教育調査の2020年度の数字。

富山県が1,336講座で1位。
47都道府県の平均は323.72講座、中央値は209講座です。
1位と47位の間には70.32倍の開き、人口10万人あたりでは654.2倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

324講座

女性学級・講座数(2020年)

最も多い 富山県

1,336講座

最も少ない 高知県

19講座

地図で見る

女性学級・講座数(2020年)
女性学級・講座数(2020年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は講座。 北海道 181講座青森 142講座岩手 396講座宮城 309講座秋田 137講座山形 236講座福島 675講座茨城 141講座栃木 223講座群馬 205講座埼玉 273講座千葉 85講座東京 37講座神奈川 29講座新潟 129講座富山 1,336講座石川 735講座福井 717講座山梨 91講座長野 307講座岐阜 232講座静岡 114講座愛知 209講座三重 568講座滋賀 106講座京都 98講座大阪 84講座兵庫 237講座奈良 87講座和歌山 207講座鳥取 510講座島根 1,092講座岡山 576講座広島 92講座山口 390講座徳島 304講座香川 390講座愛媛 1,108講座高知 19講座福岡 193講座佐賀 72講座長崎 524講座熊本 35講座大分 773講座宮崎 100講座鹿児島 661講座沖縄 50講座
女性学級・講座数(講座)
女性学級・講座数(2020年)
項目女性学級・講座数
北海道181講座
青森県142講座
岩手県396講座
宮城県309講座
秋田県137講座
山形県236講座
福島県675講座
茨城県141講座
栃木県223講座
群馬県205講座
埼玉県273講座
千葉県85講座
東京都37講座
神奈川県29講座
新潟県129講座
富山県1,336講座
石川県735講座
福井県717講座
山梨県91講座
長野県307講座
岐阜県232講座
静岡県114講座
愛知県209講座
三重県568講座
滋賀県106講座
京都府98講座
大阪府84講座
兵庫県237講座
奈良県87講座
和歌山県207講座
鳥取県510講座
島根県1,092講座
岡山県576講座
広島県92講座
山口県390講座
徳島県304講座
香川県390講座
愛媛県1,108講座
高知県19講座
福岡県193講座
佐賀県72講座
長崎県524講座
熊本県35講座
大分県773講座
宮崎県100講座
鹿児島県661講座
沖縄県50講座

日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで愛媛県、島根県、大分県、石川県が続きます。
淡いのは高知県、神奈川県、熊本県でした。

47都道府県の平均は323.72講座、中央値は209講座です。
富山県の1,336講座は平均の4.1倍にあたります。

上位3で23.2パーセント、1位と47位で70.32倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと島根県が170.09講座で最も多く、開きは654.2倍になります。

実数1位の富山県は人数あたりでは2位、人数あたり1位の島根県は実数では3位でした。

順位都道府県女性学級・講座数(講座)地方人口10万人あたりの女性学級・講座数
1富山県1336中部134
2愛媛県1108四国86.83
3島根県1092中国170.09
4大分県773九州71.24
5石川県735中部66.94
6福井県717中部97.02
7福島県675東北38.73
8鹿児島県661九州43.15
9岡山県576中国31.46
10三重県568近畿33.2
11長崎県524九州41.85
12鳥取県510中国96.05
13岩手県396東北34.59
14香川県390四国42.53
14山口県390中国30.44
16宮城県309東北13.75
17長野県307中部15.45
18徳島県304四国44.38
19埼玉県273関東3.72
20兵庫県237近畿4.44
21山形県236東北23.34
22岐阜県232中部12.11
23栃木県223関東11.83
24愛知県209中部2.8
25和歌山県207近畿23.52
26群馬県205関東10.85
27福岡県193九州3.79
28北海道181北海道3.59
29青森県142東北12.19
30茨城県141関東5.02
31秋田県137東北15.27
32新潟県129中部6.15
33静岡県114中部3.23
34滋賀県106近畿7.56
35宮崎県100九州9.68
36京都府98近畿3.89
37広島県92中国3.39
38山梨県91中部11.5
39奈良県87近畿6.77
40千葉県85関東1.36
41大阪府84近畿0.96
42佐賀県72九州9.14
43沖縄県50九州3.41
44東京都37関東0.26
45熊本県35九州2.06
46神奈川県29関東0.31
47高知県19四国2.9
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2020年、総務省統計局)をもとに作成

女性向けが多い上位5県

上位5都道府県の女性学級・講座数
上位5都道府県の女性学級・講座数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2020年) 04008001,200富山県: 1,336講座1,336講座愛媛県: 1,108講座1,108講座島根県: 1,092講座1,092講座大分県: 773講座773講座石川県: 735講座735講座富山県愛媛県島根県大分県石川県
上位5都道府県の女性学級・講座数
項目女性学級・講座数
富山県1,336講座
愛媛県1,108講座
島根県1,092講座
大分県773講座
石川県735講座
下位5都道府県の女性学級・講座数
下位5都道府県の女性学級・講座数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2020年) 01020304050高知県: 19講座19講座神奈川県: 29講座29講座熊本県: 35講座35講座東京都: 37講座37講座沖縄県: 50講座50講座高知県神奈川県熊本県東京都沖縄県
下位5都道府県の女性学級・講座数
項目女性学級・講座数
高知県19講座
神奈川県29講座
熊本県35講座
東京都37講座
沖縄県50講座

女性向けが多い上位5県です。

富山県は1,336講座、愛媛県は1,108講座、島根県は1,092講座でした。
富山県は2位の愛媛県の1.206倍です。

4位は大分県で773講座、5位は石川県で735講座。
上位5で全国の33.2パーセント、上位3で23.2パーセント、上位10で54.2パーセントでした。

1位だけで8.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は323.72講座なので、1位は平均の4.1倍。
中央値の209講座と比べると6.4倍にあたります。

6位以下は福井県で717講座、福島県で675講座、鹿児島県で661講座と続きました。

2位と3位の差は16講座、3位と4位の差は319講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の66.8パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると2,444講座。
これだけで全国の16.1パーセントにあたります。

北陸の県が上位に来ました。

人口10万人あたりでも富山県が1位です

ここからは統計を離れて、女性向けの学級・講座の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。

1位は島根県の170.09講座、2位は富山県134講座、3位は福井県97.02講座。

4位以下は鳥取県、愛媛県と続きます。
逆に人口あたりの下位は神奈川県0.31講座、東京都0.26講座。
島根県と東京都では654.2倍の開きです。

人口10万人あたりでも富山県が1位でした。
実数と人口あたりの両方で1位になっています。

女性学級は、戦後に各地の公民館で始まった取り組みです。
家庭や地域の課題を女性が学び合う場として続いてきました。
いまも続けている地域と、対象を分けない講座に切りかえた地域で、数が大きく分かれます。

当サイトの家庭教育の公民館講座の記事と並べると、その流れが読み取れます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が66.29講座で最も多く、北海道が3.59講座で最も少なくなります。
四国4県44.16講座と中部9県38.8講座がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの女性学級・講座数の上位5都道府県
人口10万人あたりの女性学級・講座数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2020年) 050100150島根県: 170.1170.1富山県: 134134福井県: 97.097.0鳥取県: 96.196.1愛媛県: 86.886.8島根県富山県福井県鳥取県愛媛県
人口10万人あたりの女性学級・講座数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの女性学級・講座数
島根県170.1
富山県134
福井県97.0
鳥取県96.1
愛媛県86.8

女性向けが少ない下位5県

女性向けが少ない下位5県です。

47位の高知県は19講座、46位の神奈川県は29講座、45位の熊本県は35講座でした。
1位の富山県とは70.32倍の差があります。

44位は東京都で37講座、43位は沖縄県で50講座、42位は佐賀県で72講座と続きます。

開きは、学級・講座のなかでもとりわけ大きくなっています。

47都道府県の中央値は209講座。
平均は323.72講座なので、平均が中央値の1.5倍です。

47位の高知県は平均の5.9パーセント、中央値の9.1パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.1パーセントにしかなりません。
1位の富山県1つで8.8パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の高知県は、1位の富山県の1.42パーセントにあたる水準です。

46位との差は10講座、45位との差は16講座でした。
1位の富山県と47位の高知県の間には1,317講座の開きがあります。

このグラフについての豆知識

女性学級の歴史

女性学級は1950年代から各地の公民館で開かれてきました。
子育てや家計、地域の課題を話し合う場として広まったものです。

近年は対象を限らない講座に置きかえる地域もあり、数の差につながっています。

社会・人口統計体系という統計

社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。

調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。

数字の開き

1位の富山県は1,336講座、47位の高知県は19講座。
両者の間には70.32倍の開きがあります。
上位3で全国の23.2パーセント、上位10で54.2パーセントを占めます。

中央値は209講座、平均は323.72講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと654.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

順位の並びがにている記事

女性向けの学級・講座の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

0.71という高い相関を示したのが【シニアが学ぶ公民館の講座】全国2万3,411講座、居場所にもなるでした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【幼稚園教諭の月給】全国26.3万円、保育士と近い水準(順位相関-0.54)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た女性学級・講座数

地方最も多い(講座)最も少ない(講座)
東北福島県 675秋田県 137
関東埼玉県 273神奈川県 29
中部富山県 1336山梨県 91
近畿三重県 568大阪府 84
中国島根県 1092広島県 92
四国愛媛県 1108高知県 19
九州大分県 773熊本県 35
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2020年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

女性向けの学級・講座の数を47都道府県で比べると、最も多い富山県で1,336講座、最も少ない高知県で19講座でした。
1位と47位の間には70.32倍の開きがあります。

上位3で全国の23.2パーセント、上位10で54.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は209講座、平均は323.72講座でした。
人口10万人あたりに直すと654.2倍の開きになります。

女性向けの学級・講座の数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、対象を限らない講座に切りかえた地域があること。
2つ目は、数え方に県ごとの幅があること。
3つ目は2020年の数字であることです。

人口10万人あたりでは島根県が170.09講座で最多。
実数1位の富山県は人数あたりでは2位でした。

地方別に合計を出すと中部9県が全国の25.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が66.29講座で最多でした。
大人向けの講座や家庭教育の講座を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2020年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
  • 備考: 教育委員会や公民館などが女性向けに開いた学級・講座の数。人口10万人あたりの女性学級・講座数は総人口で割った参考値

注記: 教育委員会や公民館などが女性向けに開いた学級・講座の数。
人口10万人あたりの女性学級・講座数は総人口で割った参考値

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