障害のある人を対象としたボランティアをした人は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会生活基本調査の2021年の数字。
島根県が1.3%で1位。
47都道府県の平均は0.86%、中央値は0.8%です。
最も高い1.3%と最も低い0.4%の差は0.9ポイント、倍率にすると3.25倍でした。
47都道府県の単純平均
0.9%
障害者を対象としたボランティア活動の行動者率(2021年)
最も多い 島根県
1.3%
最も少ない 秋田県
0.4%
地図で見る
| 項目 | 障害者を対象としたボランティア活動の行動者率 |
|---|---|
| 北海道 | 0.8% |
| 青森県 | 0.5% |
| 岩手県 | 0.9% |
| 宮城県 | 1% |
| 秋田県 | 0.4% |
| 山形県 | 1% |
| 福島県 | 0.7% |
| 茨城県 | 0.8% |
| 栃木県 | 0.6% |
| 群馬県 | 0.6% |
| 埼玉県 | 0.7% |
| 千葉県 | 0.7% |
| 東京都 | 1.2% |
| 神奈川県 | 0.9% |
| 新潟県 | 0.6% |
| 富山県 | 0.7% |
| 石川県 | 0.7% |
| 福井県 | 0.9% |
| 山梨県 | 1.1% |
| 長野県 | 0.9% |
| 岐阜県 | 1.2% |
| 静岡県 | 0.6% |
| 愛知県 | 1.1% |
| 三重県 | 0.8% |
| 滋賀県 | 1.2% |
| 京都府 | 1% |
| 大阪府 | 1.2% |
| 兵庫県 | 1% |
| 奈良県 | 0.8% |
| 和歌山県 | 0.8% |
| 鳥取県 | 0.8% |
| 島根県 | 1.3% |
| 岡山県 | 1% |
| 広島県 | 0.6% |
| 山口県 | 0.6% |
| 徳島県 | 0.6% |
| 香川県 | 0.6% |
| 愛媛県 | 0.7% |
| 高知県 | 0.8% |
| 福岡県 | 1.1% |
| 佐賀県 | 1.1% |
| 長崎県 | 1.1% |
| 熊本県 | 1.2% |
| 大分県 | 0.9% |
| 宮崎県 | 1.1% |
| 鹿児島県 | 0.9% |
| 沖縄県 | 0.6% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは島根県です。
次いで東京都、岐阜県、滋賀県、大阪府が続きます。
淡いのは秋田県、青森県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は0.86%、中央値は0.8%です。
島根県の1.3%は平均を0.44ポイント上回ります。
1位と47位の差は0.9ポイント、倍率にすると3.25倍でした。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると島根県が25.6で最も高く、開きは1.83倍になります。
主指標で1位の島根県はボランティア活動の行動者率では1位、ボランティア活動の行動者率で1位の島根県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 障害者を対象としたボランティア活動の行動者率(%) | 地方 | ボランティア活動の行動者率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 島根県 | 1.3 | 中国 | 25.6 |
| 2 | 岐阜県 | 1.2 | 中部 | 21.7 |
| 2 | 熊本県 | 1.2 | 九州 | 22.1 |
| 2 | 滋賀県 | 1.2 | 近畿 | 24.2 |
| 2 | 大阪府 | 1.2 | 近畿 | 14.5 |
| 2 | 東京都 | 1.2 | 関東 | 15.5 |
| 7 | 愛知県 | 1.1 | 中部 | 16.6 |
| 7 | 宮崎県 | 1.1 | 九州 | 20.1 |
| 7 | 佐賀県 | 1.1 | 九州 | 24.8 |
| 7 | 山梨県 | 1.1 | 中部 | 21.1 |
| 7 | 長崎県 | 1.1 | 九州 | 21 |
| 7 | 福岡県 | 1.1 | 九州 | 19.1 |
| 13 | 岡山県 | 1 | 中国 | 23.2 |
| 13 | 宮城県 | 1 | 東北 | 20.7 |
| 13 | 京都府 | 1 | 近畿 | 16.6 |
| 13 | 山形県 | 1 | 東北 | 23.6 |
| 13 | 兵庫県 | 1 | 近畿 | 17.7 |
| 18 | 岩手県 | 0.9 | 東北 | 24.4 |
| 18 | 鹿児島県 | 0.9 | 九州 | 22.3 |
| 18 | 神奈川県 | 0.9 | 関東 | 17 |
| 18 | 大分県 | 0.9 | 九州 | 20.3 |
| 18 | 長野県 | 0.9 | 中部 | 22 |
| 18 | 福井県 | 0.9 | 中部 | 21.7 |
| 24 | 茨城県 | 0.8 | 関東 | 17.1 |
| 24 | 高知県 | 0.8 | 四国 | 18.9 |
| 24 | 三重県 | 0.8 | 近畿 | 19.3 |
| 24 | 鳥取県 | 0.8 | 中国 | 24.1 |
| 24 | 奈良県 | 0.8 | 近畿 | 18.5 |
| 24 | 北海道 | 0.8 | 北海道 | 16.3 |
| 24 | 和歌山県 | 0.8 | 近畿 | 18.2 |
| 31 | 愛媛県 | 0.7 | 四国 | 19.6 |
| 31 | 埼玉県 | 0.7 | 関東 | 15.6 |
| 31 | 石川県 | 0.7 | 中部 | 20.7 |
| 31 | 千葉県 | 0.7 | 関東 | 14.9 |
| 31 | 富山県 | 0.7 | 中部 | 19.5 |
| 31 | 福島県 | 0.7 | 東北 | 19.7 |
| 37 | 沖縄県 | 0.6 | 九州 | 17.4 |
| 37 | 群馬県 | 0.6 | 関東 | 19.2 |
| 37 | 広島県 | 0.6 | 中国 | 18.6 |
| 37 | 香川県 | 0.6 | 四国 | 18.1 |
| 37 | 山口県 | 0.6 | 中国 | 20.1 |
| 37 | 新潟県 | 0.6 | 中部 | 19.3 |
| 37 | 静岡県 | 0.6 | 中部 | 18.9 |
| 37 | 徳島県 | 0.6 | 四国 | 17.4 |
| 37 | 栃木県 | 0.6 | 関東 | 16.5 |
| 46 | 青森県 | 0.5 | 東北 | 14 |
| 47 | 秋田県 | 0.4 | 東北 | 20.9 |
障害者向けが多い上位5県
障害者向けが多い上位5県です。
島根県は1.3%、東京都は1.2%、岐阜県は1.2%でした。
1位と2位の差は0.1ポイントです。
4位は滋賀県で1.2%、5位は大阪府で1.2%。
上位5はいずれも47都道府県の平均0.86%を上回りました。
1位の島根県は平均を0.44ポイント上回りました。
中央値の0.8%と比べると0.5ポイント高く、平均に対する比では1.51倍にあたります。
6位以下は熊本県で1.2%、山梨県で1.1%、愛知県で1.1%と続きました。
2位と3位の差は0ポイント、3位と4位の差は0ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.1ポイントでした。
1位から5位までの幅は0.1ポイント、1位から8位までの幅は0.2ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
島根県はボランティア活動の行動者率でも1位に入っています。
全国の値は0.9%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
ボランティア全体と、上位の顔ぶれが重なります。
ボランティア全体でも島根県が1位です
以下は、障害者向けボランティアの割合にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は島根県の25.6、2位は佐賀県の24.8、3位は岩手県の24.4。
4位以下は滋賀県、鳥取県と続きます。
逆に下位は大阪府が14.5、青森県が14。
島根県と青森県では1.83倍の開きです。
ボランティア全体でも島根県が1位でした。
地域のつながりの強さが、ここでも効いています。
手話や点訳、外出の付きそい、施設での活動。
こうした活動には技能や研修が要るものもあり、続けて関わる人が中心になります。
当サイトの健康・医療のボランティアの記事と並べると、支える活動の広がりが見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、九州・沖縄8県が1%で最も高く、四国4県が0.68%で最も低くなります。
近畿7府県0.97%と中部9県0.87%がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
障害者向けが少ない下位5県
障害者向けが少ない下位5県です。
47位の秋田県は0.4%、46位の青森県は0.5%、45位の沖縄県は0.6%でした。
1位の島根県とは0.9ポイントの差があります。
44位は香川県で0.6%、43位は徳島県で0.6%、42位は山口県で0.6%と続きます。
分野のなかでは、数字のいちばん小さいもののひとつです。
47都道府県の中央値は0.8%、平均は0.86%です。
47位の秋田県は平均を0.46ポイント下回りました。
47位の秋田県は1位の島根県の30.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.25倍の開きです。
46位との差は0.1ポイント、45位との差は0.2ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.2ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均0.86%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.2ポイントです。
秋田県はボランティア活動の行動者率では中位位です。
全国の値は0.9%なので、47位はこれを0.5ポイント下回っています。
このグラフについての豆知識
点訳と音訳
本を点字にする点訳、声で読み上げて録音する音訳。
どちらも図書館などでボランティアが担っていることが多い仕事です。
講習を受けてから活動を始めるのがふつうで、続けて関わる人が支えています。
行動者率という数え方
行動者率は、1年間にその活動を1回でもした人の割合です。
毎週やっている人も、年に1度だけの人も、同じ1人として数えます。
社会生活基本調査は5年ごとに行われ、この記事は2021年の調査によっています。
新型コロナウイルスの影響で活動を控えた年にあたる点は、読むときに頭に置いておく必要があります。
数字の散らばり
1位の島根県は1.3%、47位の秋田県は0.4%。
差は0.9ポイント、倍率にすると3.25倍です。
中央値は0.8%、平均は0.86%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.06ポイントの差でした。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この障害者向けボランティアの割合の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【災害ボランティア】全国0.8%、開きは6.25倍で、相関は0.62です。
正反対だったのは【火事の件数・10年推移】出火件数の底は2020年で、相関は-0.43です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た障害者を対象としたボランティア活動の行動者率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1 | 秋田県 0.4 |
| 関東 | 東京都 1.2 | 群馬県 0.6 |
| 中部 | 岐阜県 1.2 | 静岡県 0.6 |
| 近畿 | 滋賀県 1.2 | 和歌山県 0.8 |
| 中国 | 島根県 1.3 | 山口県 0.6 |
| 四国 | 高知県 0.8 | 香川県 0.6 |
| 九州 | 熊本県 1.2 | 沖縄県 0.6 |
まとめ
障害者向けボランティアの割合を47都道府県で比べると、最も高い島根県で1.3%、最も低い秋田県で0.4%でした。
その差は0.9ポイント、倍率にすると3.25倍です。
47都道府県の中央値は0.8%、平均は0.86%でした。
全国の値は0.9%です。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になり、主指標で1位の島根県はその見方では1位に位置します。
この障害者向けボランティアの割合の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、1年に1回でもすれば数に入ること。
2つ目は、技能や研修が要る活動が多いこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
ボランティア活動の行動者率では島根県が25.6で最も高く、主指標で1位の島根県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では九州・沖縄8県が1%で最も高く、四国4県が0.68%で最も低くなりました。
ボランティア全体や健康・医療の活動を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の島根県と2位の東京都の差は0.1ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 10歳以上のうち、1年間に障害者を対象としたボランティア活動をした人の割合
注記: 10歳以上のうち、1年間に障害者を対象としたボランティア活動をした人の割合
