【健康・医療のボランティア】全国2.1%、開きは2.46倍

【健康・医療のボランティア】全国2.1%、開きは2.46倍

健康や医療にかかわるボランティアをした人は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、もとは社会生活基本調査の2021年の数字。

大阪府が3.2%で1位。
47都道府県の平均は2.1%、中央値は2.1%です。
最も高い3.2%と最も低い1.3%の差は1.9ポイント、倍率にすると2.46倍でした。

47都道府県の単純平均

2.1%

健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(2021年)

最も多い 大阪府

3.2%

最も少ない 青森県

1.3%

地図で見る

健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(2021年)
健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 2%青森 1.3%岩手 2.6%宮城 2%秋田 1.4%山形 2.1%福島 1.9%茨城 1.9%栃木 1.7%群馬 2.1%埼玉 2%千葉 1.7%東京 2.4%神奈川 1.9%新潟 1.9%富山 1.6%石川 1.9%福井 2%山梨 2.2%長野 1.8%岐阜 2.3%静岡 1.5%愛知 1.9%三重 1.6%滋賀 2.3%京都 2.5%大阪 3.2%兵庫 2.3%奈良 2.1%和歌山 3%鳥取 1.9%島根 2.3%岡山 2.3%広島 2.2%山口 2.5%徳島 1.8%香川 1.9%愛媛 2.5%高知 1.8%福岡 2.2%佐賀 2.3%長崎 2.3%熊本 2.6%大分 2.5%宮崎 1.9%鹿児島 2.7%沖縄 2.1%
健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(%)
健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(2021年)
項目健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
北海道2%
青森県1.3%
岩手県2.6%
宮城県2%
秋田県1.4%
山形県2.1%
福島県1.9%
茨城県1.9%
栃木県1.7%
群馬県2.1%
埼玉県2%
千葉県1.7%
東京都2.4%
神奈川県1.9%
新潟県1.9%
富山県1.6%
石川県1.9%
福井県2%
山梨県2.2%
長野県1.8%
岐阜県2.3%
静岡県1.5%
愛知県1.9%
三重県1.6%
滋賀県2.3%
京都府2.5%
大阪府3.2%
兵庫県2.3%
奈良県2.1%
和歌山県3%
鳥取県1.9%
島根県2.3%
岡山県2.3%
広島県2.2%
山口県2.5%
徳島県1.8%
香川県1.9%
愛媛県2.5%
高知県1.8%
福岡県2.2%
佐賀県2.3%
長崎県2.3%
熊本県2.6%
大分県2.5%
宮崎県1.9%
鹿児島県2.7%
沖縄県2.1%

日本地図で見ると、色が濃く出るのは大阪府です。
次いで和歌山県、鹿児島県、岩手県、熊本県が続きます。
淡いのは青森県、秋田県、静岡県でした。

47都道府県の平均は2.1%、中央値は2.1%です。
大阪府の3.2%は平均を1.1ポイント上回ります。

1位と47位の差は1.9ポイント、倍率にすると2.46倍でした。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると島根県が25.6で最も高く、開きは1.83倍になります。

主指標で1位の大阪府はボランティア活動の行動者率では46位、ボランティア活動の行動者率で1位の島根県は主指標では14位でした。

順位都道府県健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率(%)地方ボランティア活動の行動者率
1大阪府3.2近畿14.5
2和歌山県3近畿18.2
3鹿児島県2.7九州22.3
4岩手県2.6東北24.4
4熊本県2.6九州22.1
6愛媛県2.5四国19.6
6京都府2.5近畿16.6
6山口県2.5中国20.1
6大分県2.5九州20.3
10東京都2.4関東15.5
11岡山県2.3中国23.2
11岐阜県2.3中部21.7
11佐賀県2.3九州24.8
11滋賀県2.3近畿24.2
11長崎県2.3九州21
11島根県2.3中国25.6
11兵庫県2.3近畿17.7
18広島県2.2中国18.6
18山梨県2.2中部21.1
18福岡県2.2九州19.1
21沖縄県2.1九州17.4
21群馬県2.1関東19.2
21山形県2.1東北23.6
21奈良県2.1近畿18.5
25宮城県2東北20.7
25埼玉県2関東15.6
25福井県2中部21.7
25北海道2北海道16.3
29愛知県1.9中部16.6
29茨城県1.9関東17.1
29宮崎県1.9九州20.1
29香川県1.9四国18.1
29新潟県1.9中部19.3
29神奈川県1.9関東17
29石川県1.9中部20.7
29鳥取県1.9中国24.1
29福島県1.9東北19.7
38高知県1.8四国18.9
38長野県1.8中部22
38徳島県1.8四国17.4
41千葉県1.7関東14.9
41栃木県1.7関東16.5
43三重県1.6近畿19.3
43富山県1.6中部19.5
45静岡県1.5中部18.9
46秋田県1.4東北20.9
47青森県1.3東北14
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

健康・医療が多い上位5府県

上位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
上位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0.00.51.01.52.02.53.0大阪府: 3.2%3.2%和歌山県: 3%3%鹿児島県: 2.7%2.7%岩手県: 2.6%2.6%熊本県: 2.6%2.6%大阪府和歌山県鹿児島県岩手県熊本県
上位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
項目健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
大阪府3.2%
和歌山県3%
鹿児島県2.7%
岩手県2.6%
熊本県2.6%
下位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
下位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0.00.51.01.5青森県: 1.3%1.3%秋田県: 1.4%1.4%静岡県: 1.5%1.5%富山県: 1.6%1.6%三重県: 1.6%1.6%青森県秋田県静岡県富山県三重県
下位5都道府県の健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
項目健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率
青森県1.3%
秋田県1.4%
静岡県1.5%
富山県1.6%
三重県1.6%

健康・医療が多い上位5府県です。

大阪府は3.2%、和歌山県は3%、鹿児島県は2.7%でした。
1位と2位の差は0.2ポイントです。

4位は岩手県で2.6%、5位は熊本県で2.6%。
上位5はいずれも47都道府県の平均2.1%を上回りました。

1位の大阪府は平均を1.1ポイント上回りました。
中央値の2.1%と比べると1.1ポイント高く、平均に対する比では1.52倍にあたります。

6位以下は京都府で2.5%、山口県で2.5%、愛媛県で2.5%と続きました。

2位と3位の差は0.3ポイント、3位と4位の差は0.1ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.1ポイントでした。

1位から5位までの幅は0.6ポイント、1位から8位までの幅は0.7ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

大阪府はボランティア活動の行動者率でも46位に入っています。
全国の値は2.1%で、上位5はいずれもこれを上回りました。

ほかの分野とは上位の顔ぶれがちがい、都市部の府が1位になりました。

ボランティア全体では島根県が1位です

この分布の背景を、ここから考えてみます。
健康・医療ボランティアの割合の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると、順位が変わります。

1位は島根県の25.6、2位は佐賀県の24.8、3位は岩手県の24.4。

4位以下は滋賀県、鳥取県と続きます。
逆に下位は大阪府が14.5、青森県が14。
島根県と青森県では1.83倍の開きです。

ボランティア全体では島根県が1位ですが、この分野は都市部が上位に来ました。
病院や福祉施設の多さが関係していると考えられます。

病院での案内や話し相手、健康診断の受付の手伝い、献血の呼びかけ。
こうした活動は、施設や団体が募集してはじめて成り立ちます。

当サイトの献血者数の記事と並べると、健康を支える活動の広がりが見えてきます。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が2.43%で最も高く、東北6県が1.88%で最も低くなります。
九州・沖縄8県2.33%と中国5県2.24%がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県
ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0510152025島根県: 25.625.6佐賀県: 24.824.8岩手県: 24.424.4滋賀県: 24.224.2鳥取県: 24.124.1島根県佐賀県岩手県滋賀県鳥取県
ボランティア活動の行動者率の上位5都道府県
項目ボランティア活動の行動者率
島根県25.6
佐賀県24.8
岩手県24.4
滋賀県24.2
鳥取県24.1

健康・医療が少ない下位5県

健康・医療が少ない下位5県です。

47位の青森県は1.3%、46位の秋田県は1.4%、45位の静岡県は1.5%でした。
1位の大阪府とは1.9ポイントの差があります。

44位は三重県で1.6%、43位は富山県で1.6%、42位は千葉県で1.7%と続きます。

数字は小さく、参加者のかぎられた分野です。

47都道府県の中央値は2.1%、平均は2.1%です。
47位の青森県は平均を0.8ポイント下回りました。

47位の青森県は1位の大阪府の40.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.46倍の開きです。

46位との差は0.1ポイント、45位との差は0.2ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.4ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均2.1%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.3ポイントです。

青森県はボランティア活動の行動者率では47位です。
全国の値は2.1%なので、47位はこれを0.8ポイント下回っています。

地方別に見る

地方別の平均(健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率)
地方別の平均(健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0.00.51.01.52.0北海道: 2%2%東北: 1.9%1.9%関東: 2%2%中部: 1.9%1.9%近畿: 2.4%2.4%中国: 2.2%2.2%四国: 2%2%九州: 2.3%2.3%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率)
項目健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率の平均
北海道2%
東北1.9%
関東2%
中部1.9%
近畿2.4%
中国2.2%
四国2%
九州2.3%

健康・医療の活動は、施設の多い地方で高くなります。

地方ごとに県の平均を出すと、近畿7府県が2.43%で最も高くなります。
次いで九州・沖縄8県が2.33%、中国5県が2.24%、北海道が2%と続きました。

低いほうは四国4県が2%、関東7都県が1.96%、中部9県が1.9%、東北6県が1.88%でした。

最も高い近畿7府県と最も低い東北6県の差は0.55ポイントです。
ボランティア活動の行動者率で見ると中国5県が最も高く、北海道が最も低くなりました。

このグラフについての豆知識

病院ボランティア

大きな病院では、外来の案内や図書の貸し出しをするボランティアが活動しています。
研修を受けてから参加する仕組みのところが多くあります。

患者さんへの医療行為はできません。
あくまで生活の手助けです。

行動者率という数え方

行動者率は、1年間にその活動を1回でもした人の割合です。
毎週やっている人も、年に1度だけの人も、同じ1人として数えます。

社会生活基本調査は5年ごとに行われ、この記事は2021年の調査によっています。
新型コロナウイルスの影響で活動を控えた年にあたる点は、読むときに頭に置いておく必要があります。

数字の散らばり

1位の大阪府は3.2%、47位の青森県は1.3%。
差は1.9ポイント、倍率にすると2.46倍です。

中央値は2.1%、平均は2.1%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0ポイントの差でした。

ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

地方のなかで見た健康や医療サービスに関係したボランティア活動の行動者率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北岩手県 2.6青森県 1.3
関東東京都 2.4千葉県 1.7
中部岐阜県 2.3静岡県 1.5
近畿大阪府 3.2三重県 1.6
中国山口県 2.5鳥取県 1.9
四国愛媛県 2.5高知県 1.8
九州鹿児島県 2.7宮崎県 1.9
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

健康・医療ボランティアの割合を47都道府県で比べると、最も高い大阪府で3.2%、最も低い青森県で1.3%でした。
その差は1.9ポイント、倍率にすると2.46倍です。

47都道府県の中央値は2.1%、平均は2.1%でした。
全国の値は2.1%です。
ボランティア活動の行動者率で並べ替えると開きは1.83倍になり、主指標で1位の大阪府はその見方では46位に位置します。

健康・医療ボランティアの割合の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、1年に1回でもすれば数に入ること。
2つ目は、募集する施設があるかどうかに左右されること。
3つ目は2021年の数字であることです。

ボランティア活動の行動者率では島根県が25.6で最も高く、主指標で1位の大阪府はこの見方では46位でした。

地方ごとの平均では近畿7府県が2.43%で最も高く、東北6県が1.88%で最も低くなりました。
ボランティア全体や献血者数の記事とあわせて読んでみてください。

1位の大阪府と2位の和歌山県の差は0.2ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
  • 備考: 10歳以上のうち、1年間に健康や医療サービスに関係したボランティア活動をした人の割合

注記: 10歳以上のうち、1年間に健康や医療サービスに関係したボランティア活動をした人の割合

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