魚の加工工場ではたらく人が、いちばん多いまちはどこだと思いますか?
水あげされた魚は、干物やかまぼこ、缶詰などに加工されて店にならびます。
その作業をするのが水産加工場です。
工場がいくつあるかではなく、そこで何人が働いているかを見ると、まちの産業の大きさが分かります。
今回は、水産加工場で働く人の数を市区町村別に比べます。
このランキングは、2018年の「漁業センサス」で調べました。
漁業センサスは、5年に1度、漁業にかかわる人や工場をぜんぶ調べる大きな調査です。
市区町村ごとの数字が公表されているので、まちくらべができます。
こたえの発表
こたえは、静岡県の焼津市(やいづし)です。
3,625人がはたらいています。
2位は青森県の八戸市(はちのへし)で3,235人、3位は北海道の函館市(はこだてし)で2,650人でした。
工場の数のランキングとは、2位以下の顔ぶれが少しちがいます。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(人) |
|---|---|---|---|
| 1 | 焼津市(やいづし) | 静岡県 | 3,625 |
| 2 | 八戸市(はちのへし) | 青森県 | 3,235 |
| 3 | 函館市(はこだてし) | 北海道 | 2,650 |
| 4 | 石巻市(いしのまきし) | 宮城県 | 2,498 |
| 5 | 静岡市(しずおかし) | 静岡県 | 2,399 |
| 6 | 塩竈市(しおがまし) | 宮城県 | 2,377 |
| 7 | 新潟市(にいがたし) | 新潟県 | 2,369 |
| 8 | 気仙沼市(けせんぬまし) | 宮城県 | 2,249 |
| 9 | 広島市(ひろしまし) | 広島県 | 2,153 |
| 10 | 銚子市(ちょうしし) | 千葉県 | 2,000 |
| 11 | 福岡市(ふくおかし) | 福岡県 | 1,919 |
| 12 | 小樽市(おたるし) | 北海道 | 1,874 |
| 13 | 長崎市(ながさきし) | 長崎県 | 1,825 |
| 14 | 釧路市(くしろし) | 北海道 | 1,769 |
| 15 | 境港市(さかいみなとし) | 鳥取県 | 1,710 |
| 16 | 姫路市(ひめじし) | 兵庫県 | 1,570 |
| 17 | 長門市(ながとし) | 山口県 | 1,355 |
| 18 | 北斗市(ほくとし) | 北海道 | 1,341 |
| 19 | 根室市(ねむろし) | 北海道 | 1,307 |
| 20 | 大阪市(おおさかし) | 大阪府 | 1,288 |
上位20のまちを表にしました。
20位の大阪市(おおさかし)でも1,288人。
工場の数では入っていなかったまちも見られます。
地図でみてみよう

地図に上位20のまちを点で打つと、北海道から九州まで、港町がひろく散らばります。
工場の数が少なくても、大きな工場があれば、はたらく人は多くなります。
どうしてだろう?
どうして工場の数とはたらく人の数で順番がちがうのでしょうか。
工場には、大きなものと小さなものがあります。
家族だけでやっている小さな加工場もあれば、何百人もはたらく大きな工場もあります。
小さな工場がたくさんあるまちは「工場の数」で上位になり、大きな工場があるまちは「はたらく人の数」で上位になります。
はたらく人の数を工場の数でわると、1工場あたりの平均の人数が出ます。
この計算をすると、まちごとの工場の大きさのちがいが見えてきます。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- はたらく人の数を工場の数でわって、1工場あたりの人数を出してみる
- 2つのランキングをならべて、順番の入れかわるまちをさがす
- 上位のまちで水あげされる魚の種類を調べてみる
さらに調べたい人への問い: 「工場ではどんな仕事をしているのだろう?」「機械と人でどう分けている?」
データについて
このランキングは、農林水産省の「漁業センサス」(2018年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
2018年11月1日時点で水産加工場ではたらいている人の数です。
東京都は23区をまとめず、区ごとに数えられています。
もとの統計がそうなっているためです。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 農林水産省「漁業センサス」(2018年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
魚の加工工場ではたらく人がいちばん多いまちは静岡県の焼津市で、3,625人でした。
「数」と「人」をならべると、工場の大きさが見えてきます。
わり算をひとつすると、新しい発見が生まれます。
出典
- 統計名: 漁業センサス
- 調査年: 2018年
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0001844618
- 備考: 2018年11月1日時点で水産加工場ではたらいている人の数
