もずくの養殖でいちばん多く収かくしているまちは、どこだと思いますか?
ヒント: あたたかい南の島の県です。
「養殖(ようしょく)」とは、海の中でいけすや網を使って、魚や貝、海そうを育てることです。
自然の海でとる「漁(りょう)」とはちがい、人が育てて収かくします。
農林水産省(のうりんすいさんしょう)の「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)で調べました。
こたえの発表
こたえは、沖縄県のうるま市(うるまし)です。
1年間の収かく量は8,833トン。
2位も沖縄県の南城市(なんじょうし)で3,429トン、3位も沖縄県の久米島町(くめじまちょう)で2,368トンでした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
ぜんぶのまちをみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(万トン) |
|---|---|---|---|
| 1 | うるま市(うるまし) | 沖縄県 | 1 |
| 2 | 南城市(なんじょうし) | 沖縄県 | 0 |
| 3 | 久米島町(くめじまちょう) | 沖縄県 | 0 |
| 4 | 宮古島市(みやこじまし) | 沖縄県 | 0 |
| 5 | 伊是名村(いぜなそん) | 沖縄県 | 0 |
| 6 | 恩納村(おんなそん) | 沖縄県 | 0 |
| 7 | 伊平屋村(いへやそん) | 沖縄県 | 0 |
| 8 | 金武町(きんちょう) | 沖縄県 | 0 |
| 9 | 本部町(もとぶちょう) | 沖縄県 | 0 |
| 10 | 糸満市(いとまんし) | 沖縄県 | 0 |
もずくを養殖しているまちは、全国でも数えるほどしかありません。
この表には10のまちがぜんぶのっています。
そして10のうち、ほとんどが沖縄県のまちです。
日本のもずくのほとんどが沖縄で作られていることが、この表からよく分かります。
この統計は市町村ごとの収かく量をまとめたものです。
数字は2018年のもので、今とは少しちがうことがあります。
地図でみてみよう

地図にまちを点で打つと、点はほぼ沖縄県だけにつきます。
こんぶやわかめが北の海で育つのに対し、もずくはあたたかい南の海で育ちます。
同じ海そうでも、育つ場所が正反対なのです。
どうしてだろう?
どうして沖縄でもずくの養殖がさかんなのでしょうか。
もずくは、あたたかくて浅い、サンゴ礁(しょう)の海で育ちます。
沖縄の海は、まさにその条件そのものです。
養殖は、海の底に網をしずめて、もずくの芽がつくのを待つ方法で行われます。
春に収かくの最盛期をむかえ、専用のポンプで吸い上げるようにしてとります。
もずくのぬるぬるは「フコイダン」という成分で、海そうが自分の体を守るためのものだといわれています。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- こんぶ・わかめ・もずくの産地を1枚の地図にかいて、北と南のちがいをまとめてみる
- もずくのぬるぬるの正体を調べてみる
- 沖縄の海の生きものについて調べてみる
さらに調べたい人への問い: 「サンゴ礁の海には、ほかにどんな生きものがいるのだろう?」「もずくはいつが旬だろう?」
データについて
このランキングは、農林水産省の「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
養殖しているまちが少ないため、この表には上位20ではなく全部のまちがのっています。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 農林水産省「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
もずくの養殖で日本一のまちは沖縄県のうるま市で、1年に8,833トンでした。
日本のもずくは、ほとんどが沖縄産。
あたたかいサンゴ礁の海の恵みです。
こんぶ(北)ともずく(南)。
海そうの地図を作ると、日本の海の広さが実感できます。
出典
- 統計名: 海面漁業生産統計調査(市町村別データ)
- 調査年: 2018年
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003238563
- 備考: もずく類の収獲量。海面養殖で育てられたもの
