かきの養殖でいちばん多く収かくしているまちは、どこだと思いますか?
ヒント: 「かきといえば」で多くの人が思いうかべる、あの県のまちです。
「養殖(ようしょく)」とは、海の中でいけすや網を使って、魚や貝、海そうを育てることです。
自然の海でとる「漁(りょう)」とはちがい、人が育てて収かくします。
農林水産省(のうりんすいさんしょう)の「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)で調べました。
こたえの発表
こたえは、広島県の呉市(くれし)です。
1年間の収かく量は2万4,633トン。
2位も同じ広島県の江田島市(えたじまし)で2万2,317トン、3位も広島県の広島市(ひろしまし)で2万1,804トン。
上位を広島県のまちがならべてしめています。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(万トン) |
|---|---|---|---|
| 1 | 呉市(くれし) | 広島県 | 2 |
| 2 | 江田島市(えたじまし) | 広島県 | 2 |
| 3 | 広島市(ひろしまし) | 広島県 | 2 |
| 4 | 廿日市市(はつかいちし) | 広島県 | 2 |
| 5 | 石巻市(いしのまきし) | 宮城県 | 2 |
| 6 | 大竹市(おおたけし) | 広島県 | 1 |
| 7 | 東広島市(ひがしひろしまし) | 広島県 | 0 |
| 8 | 南三陸町(みなみさんりくちょう) | 宮城県 | 0 |
| 9 | 鳥羽市(とばし) | 三重県 | 0 |
| 10 | 大船渡市(おおふなとし) | 岩手県 | 0 |
| 11 | 気仙沼市(けせんぬまし) | 宮城県 | 0 |
| 12 | 東松島市(ひがしまつしまし) | 宮城県 | 0 |
| 13 | 赤穂市(あこうし) | 兵庫県 | 0 |
| 14 | 女川町(おながわちょう) | 宮城県 | 0 |
| 15 | たつの市(たつのし) | 兵庫県 | 0 |
| 16 | 陸前高田市(りくぜんたかたし) | 岩手県 | 0 |
| 17 | 七尾市(ななおし) | 石川県 | 0 |
| 18 | 山田町(やまだまち) | 岩手県 | 0 |
| 19 | 宮古市(みやこし) | 岩手県 | 0 |
| 20 | 知内町(しりうちちょう) | 北海道 | 0 |
上位20のまちを表にしました。
20位の知内町(しりうちちょう)でも698トン。
広島県のまちのほか、宮城県のまちも上位に入っています。
この統計は市町村ごとの収かく量をまとめたものです。
数字は2018年のもので、今とは少しちがうことがあります。
地図でみてみよう

地図に上位20のまちを点で打つと、瀬戸内海と三陸海岸(さんりくかいがん)の2か所に集まっています。
かきの養殖には、波がおだやかで、川から栄養が流れこむ入り江が向いています。
広島湾と三陸のリアス海岸は、その条件がそろった場所です。
どうしてだろう?
どうして広島でかきの養殖がさかんなのでしょうか。
広島湾は島が多く波がおだやかで、太田川(おおたがわ)などの川から栄養がたくさん流れこみます。
かきのえさになるプランクトンが豊富に育つのです。
広島でのかき養殖は室町時代に始まったといわれ、500年ちかい歴史があります。
いかだから縄を海にたらし、その縄にかきをつけて育てる「垂下式(すいかしき)」という方法が広まりました。
海の中で育つかきは、1つで1日に何百リットルもの海水をこして食べます。
海をきれいにするはたらきもしているのです。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- かきが海の水をきれいにするしくみを、図にかいて説明してみる
- スーパーでかきの産地を調べて、ランキングと見くらべてみる
- 上位のまちの海岸の形を地図で見て、共通点をさがしてみる
さらに調べたい人への問い: 「かきは何年で食べられる大きさになるのだろう?」「なぜかきは冬においしいといわれるのだろう?」
データについて
このランキングは、農林水産省の「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
殻つきのかきの重さです。
むき身は別に集計されています。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 農林水産省「海面漁業生産統計調査(市町村別データ)」(2018年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
かきの養殖で日本一のまちは広島県の呉市で、1年に2万4,633トンでした。
瀬戸内海と三陸。
おだやかな海が、日本のかきを育てています。
当サイトの「かきへの支出ランキング」とあわせて読むと、育てる土地と食べる土地の関係が見えてきます。
出典
- 統計名: 海面漁業生産統計調査(市町村別データ)
- 調査年: 2018年
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003238563
- 備考: 殻つきのかきの収獲量。海面養殖で育てられたもの
