【家事代行に使う金額】1か月の平均は834円、4.91倍の幅

【家事代行に使う金額】1か月の平均は834円、4.91倍の幅

家事を代わりにやってもらうサービスに、1世帯はひと月いくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

和歌山県が1,527円で1位。
47都道府県の平均は834円、中央値は810円です。
1位と47位の差は4.91倍、消費支出に占める割合で見ると5.38倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。

47都道府県の単純平均

834円

1か月の家事サービスへの支出(2024年)

最も多い 和歌山県

1,527円

最も少ない 京都府

311円

家事サービスへの支出が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出
上位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02004006008001,0001,2001,400和歌山県: 1,527円1,527円山口県: 1,323円1,323円岡山県: 1,220円1,220円徳島県: 1,180円1,180円鹿児島県: 1,168円1,168円和歌山県山口県岡山県徳島県鹿児島県
上位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出
項目1か月の家事サービスへの支出
和歌山県1,527円
山口県1,323円
岡山県1,220円
徳島県1,180円
鹿児島県1,168円
下位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出
下位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0100200300400500京都府: 311円311円沖縄県: 427円427円石川県: 441円441円兵庫県: 494円494円神奈川県: 504円504円京都府沖縄県石川県兵庫県神奈川県
下位5都道府県の1か月の家事サービスへの支出
項目1か月の家事サービスへの支出
京都府311円
沖縄県427円
石川県441円
兵庫県494円
神奈川県504円

家事サービスへの支出が多い上位5県です。

和歌山県は1,527円、山口県は1,323円、岡山県は1,220円でした。
和歌山県は2位の山口県の1.15倍です。

4位は徳島県で1,180円、5位は鹿児島県で1,168円。
6位以下は福井県、千葉県、新潟県と続きました。

47都道府県の平均は834円、中央値は810円です。
1位の和歌山県は平均を693円上回り、平均の1.83倍にあたります。

2位と3位の差は103円、3位と4位の差は40円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の和歌山県は18,324円ほどになります。
上位5県の平均は1,284円で、47都道府県の平均を450円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は359円あります。
中央値と比べると1位は1.89倍でした。

1位は近畿の県でした。
全国の平均を大きく上回ります。

1位の和歌山県と5位の鹿児島県の差は359円、1位と8位の差は437円でした。

消費支出に占める割合で見ます

数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯当たりの家事サービスへの支出の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は和歌山県の0.7パーセント、2位は山口県0.56パーセント、3位は鹿児島県0.53パーセント。

4位以下は岡山県、徳島県と続きます。
逆に割合の下位は石川県0.16パーセント、京都府0.13パーセント。
和歌山県と京都府では5.38倍の開きです。
47都道府県の平均は0.34パーセントでした。

消費支出に占める割合で見ても1位は変わりません。
家事サービスは使う世帯と使わない世帯がはっきり分かれる費目です。

家事サービスには家政婦や家事代行のほか、介護サービスの一部も含まれます。
高齢の世帯が多い地域では支出が増えます。

4.91倍という開きは、使う世帯の割合の差をそのまま映していると考えられます。

地方別に県の平均を出すと、四国4県が1,043円で最も高く、北海道が515円で最も低くなります。
中国5県970円と九州・沖縄8県868円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0.00.10.20.30.40.50.60.7和歌山県: 0.70.7山口県: 0.60.6鹿児島県: 0.50.5岡山県: 0.50.5徳島県: 0.50.5和歌山県山口県鹿児島県岡山県徳島県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
和歌山県0.7
山口県0.6
鹿児島県0.5
岡山県0.5
徳島県0.5

家事サービスへの支出が少ない下位5府県

家事サービスへの支出が少ない下位5府県です。

47位の京都府は311円、46位の沖縄県は427円、45位の石川県は441円でした。
1位の和歌山県とは4.91倍の差があります。

44位は兵庫県で494円、43位は神奈川県で504円、42位は北海道で515円と続きます。

下位も近畿の府県でした。
同じ地方のなかで大きく分かれています。

47位の京都府は平均の37.3パーセント、中央値の38.4パーセントにあたります。
平均との差は523円でした。

1位と47位の差は月あたり1,216円。
1年に直すと14,592円の開きになります。

46位との差は116円、45位との差は130円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は435円。
47都道府県の平均を399円下回り、上位5県との差は848円になります。

47位の京都府と43位の神奈川県の差は193円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。

地図で見る

1か月の家事サービスへの支出(2024年)
1か月の家事サービスへの支出(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 515円青森 985円岩手 715円宮城 1,008円秋田 1,024円山形 632円福島 811円茨城 934円栃木 610円群馬 794円埼玉 638円千葉 1,092円東京 696円神奈川 504円新潟 1,090円富山 651円石川 441円福井 1,147円山梨 810円長野 756円岐阜 829円静岡 806円愛知 657円三重 653円滋賀 788円京都 311円大阪 692円兵庫 494円奈良 642円和歌山 1,527円鳥取 625円島根 713円岡山 1,220円広島 967円山口 1,323円徳島 1,180円香川 868円愛媛 1,073円高知 1,049円福岡 627円佐賀 992円長崎 985円熊本 811円大分 960円宮崎 972円鹿児島 1,168円沖縄 427円
1か月の家事サービスへの支出(円)
1か月の家事サービスへの支出(2024年)
項目1か月の家事サービスへの支出
北海道515円
青森県985円
岩手県715円
宮城県1,008円
秋田県1,024円
山形県632円
福島県811円
茨城県934円
栃木県610円
群馬県794円
埼玉県638円
千葉県1,092円
東京都696円
神奈川県504円
新潟県1,090円
富山県651円
石川県441円
福井県1,147円
山梨県810円
長野県756円
岐阜県829円
静岡県806円
愛知県657円
三重県653円
滋賀県788円
京都府311円
大阪府692円
兵庫県494円
奈良県642円
和歌山県1,527円
鳥取県625円
島根県713円
岡山県1,220円
広島県967円
山口県1,323円
徳島県1,180円
香川県868円
愛媛県1,073円
高知県1,049円
福岡県627円
佐賀県992円
長崎県985円
熊本県811円
大分県960円
宮崎県972円
鹿児島県1,168円
沖縄県427円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは和歌山県です。
次いで山口県、岡山県、徳島県、鹿児島県が続きます。
淡いのは京都府、沖縄県、石川県でした。

47都道府県の平均は834円、中央値は810円です。
和歌山県の1,527円は平均の1.83倍にあたります。

1位と47位で4.91倍の開きがありました。
金額の差は月あたり1,216円です。

消費支出に占める割合で見ると和歌山県が0.7パーセントで最も高く、開きは5.38倍になります。

金額1位の和歌山県は割合では1位、割合1位の和歌山県は金額では1位でした。

順位都道府県1か月の家事サービスへの支出(円)地方消費支出に占める割合
1和歌山県1527近畿0.7
2山口県1323中国0.56
3岡山県1220中国0.52
4徳島県1180四国0.49
5鹿児島県1168九州0.53
6福井県1147中部0.43
7千葉県1092関東0.4
8新潟県1090中部0.42
9愛媛県1073四国0.48
10高知県1049四国0.47
11秋田県1024東北0.43
12宮城県1008東北0.4
13佐賀県992九州0.44
14青森県985東北0.47
14長崎県985九州0.42
16宮崎県972九州0.46
17広島県967中国0.38
18大分県960九州0.4
19茨城県934関東0.34
20香川県868四国0.37
21岐阜県829中部0.32
22熊本県811九州0.35
22福島県811東北0.32
24山梨県810中部0.31
25静岡県806中部0.32
26群馬県794関東0.3
27滋賀県788近畿0.28
28長野県756中部0.29
29岩手県715東北0.28
30島根県713中国0.27
31東京都696関東0.26
32大阪府692近畿0.28
33愛知県657中部0.26
34三重県653近畿0.28
35富山県651中部0.23
36奈良県642近畿0.25
37埼玉県638関東0.25
38山形県632東北0.25
39福岡県627九州0.28
40鳥取県625中国0.22
41栃木県610関東0.24
42北海道515北海道0.23
43神奈川県504関東0.19
44兵庫県494近畿0.19
45石川県441中部0.16
46沖縄県427九州0.2
47京都府311近畿0.13
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

使う世帯と使わない世帯

家事サービスには家事代行、家政婦、ハウスクリーニングなどが含まれます。

ほとんどの世帯は使わないため、平均額は一部の世帯の支出でできています。
金額の振れも大きくなります。

家計調査とは対象が違う

当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。

同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。

数字の開き

1位の和歌山県は1,527円、47位の京都府は311円。
両者の間には4.91倍、金額にして月1,216円の開きがあります。

47都道府県の平均は834円、中央値は810円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると和歌山県が0.7パーセントで最も高く、平均は0.34パーセント。
開きは5.38倍になります。

地方のなかで見た1か月の家事サービスへの支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北秋田県 1024山形県 632
関東千葉県 1092神奈川県 504
中部福井県 1147石川県 441
近畿和歌山県 1527京都府 311
中国山口県 1323鳥取県 625
四国徳島県 1180香川県 868
九州鹿児島県 1168沖縄県 427
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1か月の家事サービスへの支出を47都道府県で比べると、最も高い和歌山県で1,527円、最も低い京都府で311円でした。
1位と47位の差は4.91倍です。

47都道府県の平均は834円、中央値は810円。
1位と47位の金額の差は月あたり1,216円、1年で14,592円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは5.38倍でした。

1世帯当たりの家事サービスへの支出をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、使う世帯が限られること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では和歌山県が0.7パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと四国4県が1,043円で最も高く、消費支出に占める割合では四国4県が0.45パーセントで最も高くなりました。
クリーニング代や理美容サービスへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010406)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード21010406)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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