父親と子どもで暮らす世帯は、全国に7万4,481。
母子世帯64万6,809と比べると、9分の1ほどの規模です。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2020年の数字。
東京都が5,981世帯で1位。
人口10万人あたりでは沖縄県が先頭に立ちます。
47都道府県の単純平均
1,585世帯
父子世帯数(2020年)
最も多い 東京都
5,981世帯
最も少ない 鳥取県
359世帯
父子世帯が多い5都府県
父子世帯が多い上位5都府県です。
東京都は5,981世帯、神奈川県は5,159世帯、大阪府は4,504世帯でした。
東京都は2位の神奈川県の1.16倍で、上位は接近しています。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の32.9パーセント。
上位3都府県で21.0パーセント、上位10都道府県で54.5パーセントでした。
1位のシェアは8.0パーセント。
母子世帯の8.2パーセントとほぼ同じで、分布の形はよく似ています。
母子世帯の9分の1ほどの規模です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
父子世帯数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、母子世帯とよく似た並びになります。
1位は沖縄県の112.51世帯、2位は高知県95.59世帯、3位は鹿児島県92.74世帯。
母子世帯でも沖縄県と鹿児島県が上位でした。
逆に人口あたりの下位は山形県45.13世帯、東京都42.58世帯。
沖縄県と東京都では2.6倍の開きです。
実数1位の東京都が人口あたりでは47位。
母子世帯では46位でしたから、こちらのほうがさらに低い位置です。
父子世帯は母子世帯の9分の1ほどしかありません。
子どもと暮らす親が父親である割合は全国的に低く、その傾向は都道府県によらず共通しています。
沖縄県が両方で1位なのは、子育て世帯そのものが多い県だからだと考えられます。
子どもの割合の高さが、世帯の形を問わず数字を押し上げているのでしょう。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が74.6世帯で最も多く、近畿7府県が54.3世帯で最も少なくなります。
九州・沖縄8県73.3世帯と北海道70.5世帯がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
父子世帯が少ない5県
父子世帯が少ない下位5県です。
鳥取県は359世帯、島根県は376世帯、徳島県は447世帯でした。
東京都の5,981世帯とは16.7倍の差があります。
母子世帯の16.1倍とほぼ同じ開きです。
世帯の総数は9倍違っても、都道府県ごとの散らばり方は似ていることが分かります。
47都道府県の中央値は1,071世帯。
平均は1,584.7世帯なので、平均が中央値の1.5倍です。
地方別に見る
父子世帯の散らばり方は、母子世帯とよく似ています。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の32.1パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が16.4パーセント、近畿7府県が16.3パーセント、九州・沖縄8県が14パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が6.5パーセント、中国5県が6.2パーセント、北海道が4.9パーセント、四国4県が3.7パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が74.6世帯、九州・沖縄8県が73.3世帯、北海道が70.5世帯の順に多く、最も少ないのは近畿7府県が54.3世帯です。
地図で見る
| 項目 | 父子世帯数 |
|---|---|
| 北海道 | 3,683世帯 |
| 青森県 | 798世帯 |
| 岩手県 | 758世帯 |
| 宮城県 | 1,185世帯 |
| 秋田県 | 500世帯 |
| 山形県 | 482世帯 |
| 福島県 | 1,087世帯 |
| 茨城県 | 1,845世帯 |
| 栃木県 | 1,305世帯 |
| 群馬県 | 1,354世帯 |
| 埼玉県 | 4,459世帯 |
| 千葉県 | 3,782世帯 |
| 東京都 | 5,981世帯 |
| 神奈川県 | 5,159世帯 |
| 新潟県 | 1,005世帯 |
| 富山県 | 511世帯 |
| 石川県 | 632世帯 |
| 福井県 | 453世帯 |
| 山梨県 | 559世帯 |
| 長野県 | 1,199世帯 |
| 岐阜県 | 1,087世帯 |
| 静岡県 | 2,380世帯 |
| 愛知県 | 4,382世帯 |
| 三重県 | 1,138世帯 |
| 滋賀県 | 818世帯 |
| 京都府 | 1,278世帯 |
| 大阪府 | 4,504世帯 |
| 兵庫県 | 2,970世帯 |
| 奈良県 | 739世帯 |
| 和歌山県 | 658世帯 |
| 鳥取県 | 359世帯 |
| 島根県 | 376世帯 |
| 岡山県 | 1,129世帯 |
| 広島県 | 1,798世帯 |
| 山口県 | 927世帯 |
| 徳島県 | 447世帯 |
| 香川県 | 731世帯 |
| 愛媛県 | 918世帯 |
| 高知県 | 661世帯 |
| 福岡県 | 3,280世帯 |
| 佐賀県 | 491世帯 |
| 長崎県 | 831世帯 |
| 熊本県 | 1,071世帯 |
| 大分県 | 772世帯 |
| 宮崎県 | 875世帯 |
| 鹿児島県 | 1,473世帯 |
| 沖縄県 | 1,651世帯 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
淡いのは鳥取県、島根県、徳島県でした。
47都道府県の平均は1,584.7世帯、中央値は1,071世帯です。
東京都の5,981世帯は平均の3.8倍にあたります。
上位3都府県で21.0パーセント、1位と47位で16.7倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 父子世帯数(世帯) | 地方 | 人口10万人あたりの父子世帯数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 5981 | 関東 | 42.58 |
| 2 | 神奈川県 | 5159 | 関東 | 55.85 |
| 3 | 大阪府 | 4504 | 近畿 | 50.96 |
| 4 | 埼玉県 | 4459 | 関東 | 60.71 |
| 5 | 愛知県 | 4382 | 中部 | 58.10 |
| 6 | 千葉県 | 3782 | 関東 | 60.18 |
| 7 | 北海道 | 3683 | 北海道 | 70.49 |
| 8 | 福岡県 | 3280 | 九州 | 63.87 |
| 9 | 兵庫県 | 2970 | 近畿 | 54.35 |
| 10 | 静岡県 | 2380 | 中部 | 65.51 |
| 11 | 茨城県 | 1845 | 関東 | 64.35 |
| 12 | 広島県 | 1798 | 中国 | 64.22 |
| 13 | 沖縄県 | 1651 | 九州 | 112.51 |
| 14 | 鹿児島県 | 1473 | 九州 | 92.74 |
| 15 | 群馬県 | 1354 | 関東 | 69.83 |
| 16 | 栃木県 | 1305 | 関東 | 67.51 |
| 17 | 京都府 | 1278 | 近畿 | 49.57 |
| 18 | 長野県 | 1199 | 中部 | 58.54 |
| 19 | 宮城県 | 1185 | 東北 | 51.48 |
| 20 | 三重県 | 1138 | 近畿 | 64.28 |
| 21 | 岡山県 | 1129 | 中国 | 59.79 |
| 22 | 岐阜県 | 1087 | 中部 | 54.93 |
| 22 | 福島県 | 1087 | 東北 | 59.30 |
| 24 | 熊本県 | 1071 | 九州 | 61.61 |
| 25 | 新潟県 | 1005 | 中部 | 45.66 |
| 26 | 山口県 | 927 | 中国 | 69.07 |
| 27 | 愛媛県 | 918 | 四国 | 68.77 |
| 28 | 宮崎県 | 875 | 九州 | 81.81 |
| 29 | 長崎県 | 831 | 九州 | 63.32 |
| 30 | 滋賀県 | 818 | 近畿 | 57.87 |
| 31 | 青森県 | 798 | 東北 | 64.46 |
| 32 | 大分県 | 772 | 九州 | 68.69 |
| 33 | 岩手県 | 758 | 東北 | 62.62 |
| 34 | 奈良県 | 739 | 近畿 | 55.80 |
| 35 | 香川県 | 731 | 四国 | 76.93 |
| 36 | 高知県 | 661 | 四国 | 95.59 |
| 37 | 和歌山県 | 658 | 近畿 | 71.32 |
| 38 | 石川県 | 632 | 中部 | 55.80 |
| 39 | 山梨県 | 559 | 中部 | 69.01 |
| 40 | 富山県 | 511 | 中部 | 49.38 |
| 41 | 秋田県 | 500 | 東北 | 52.11 |
| 42 | 佐賀県 | 491 | 九州 | 60.51 |
| 43 | 山形県 | 482 | 東北 | 45.13 |
| 44 | 福井県 | 453 | 中部 | 59.07 |
| 45 | 徳島県 | 447 | 四国 | 62.12 |
| 46 | 島根県 | 376 | 中国 | 56.03 |
| 47 | 鳥取県 | 359 | 中国 | 64.87 |
このグラフについての豆知識
母子世帯の9分の1
全国の父子世帯は7万4,481。
母子世帯64万6,809と比べると、9分の1ほどの規模です。
子どもと暮らす親が父親であるケースは、全国的に少数にとどまります。
その割合は都道府県によって大きくは変わりません。
沖縄県が両方で1位
人口10万人あたりでは、母子世帯も父子世帯も沖縄県が1位でした。
世帯の形を問わず、子育て世帯そのものが多い県だということです。
2位の高知県、3位の鹿児島県も含め、上位の顔ぶれは母子世帯と重なります。
数字は2020年のものです。
10年前とくらべると
全国の父子世帯数は、2010年の88,689世帯から2020年の74,481世帯へ、この10年でおよそ16%減りました。
2010年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。
県ごとに見ると、いちばん増えたのは鳥取県で8%増です。
順位の並びがにている記事
この父子世帯数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【高齢者のための設備がない住宅】全国2,218万2,800戸、まだ4割(順位相関0.99)です。
正反対だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きていますで、相関は-0.77です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た父子世帯数
| 地方 | 最も多い(世帯) | 最も少ない(世帯) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1185 | 山形県 482 |
| 関東 | 東京都 5981 | 栃木県 1305 |
| 中部 | 愛知県 4382 | 福井県 453 |
| 近畿 | 大阪府 4504 | 和歌山県 658 |
| 中国 | 広島県 1798 | 鳥取県 359 |
| 四国 | 愛媛県 918 | 徳島県 447 |
| 九州 | 福岡県 3280 | 佐賀県 491 |
まとめ
父子世帯の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で5,981世帯、最も少ない鳥取県で359世帯でした。
母子世帯の9分の1ほどの規模です。
父子世帯数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、20歳未満の子どもがいる世帯を指すこと。
2つ目は、祖父母と同居する場合は含まれないことがあること。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは沖縄県112.51世帯が1位。
母子世帯でも1位だった県で、子育て世帯そのものの多さが表れています。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の32.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が74.6世帯で最多でした。
母子世帯や核家族世帯の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードA8501(父子世帯数)の2020年の値。人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードA8501(父子世帯数)の2020年の値。
人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
