さといもを買うのに、1世帯あたり年間いくら使っているのでしょうか。
地域によってどれくらい違うのか比べます。
このランキングは、総務省統計局の「家計調査」をもとにしています。
2023年から2025年までの3年間の平均を使い、さといもの購入に使った金額を都道府県ごとに見ていきます。
全国平均は793円、中央値は757円。
最も支出額が多い山形県は1,856円で、最も少ない県の261円との差は1,595円です。
金額を比べると、約7.1倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
793円
1世帯当たりのさといもへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 山形県
1,856円
最も少ない 青森県
261円
さといもに使う金額が多い上位5県
さといもに使う金額が多い上位5県です。
山形県は1,856円、福井県は1,568円、新潟県は1,374円でした。
1位と2位の差は288円です。
4位は富山県で1,309円、5位は愛知県で1,153円。
上位5はいずれも47都道府県の平均793円を上回りました。
1位の山形県は平均を1,063円上回りました。
中央値の757円と比べると1,099円高く、平均に対する比では2.34倍にあたります。
6位以下は熊本県で1,152円、岐阜県で1,061円、宮崎県で1,060円と続きました。
2位と3位の差は194円、3位と4位の差は65円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は93円でした。
1位から5位までの幅は703円、1位から8位までの幅は796円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
山形県はれんこんへの支出でも31位に入っています。
全国の値は793円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は山形県の1,856円。
2位の福井県1,568円、3位の新潟県1,374円と続きます。
れんこんへの支出と並べて見ます
ここからは統計から離れて、この結果をどう読むかを考えてみます。
以下は確かめられた事実ではなく、ほかの指標と突き合わせて立てた推測です。
れんこんへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は石川県の1,624、2位は新潟県の1,569、3位は静岡県の1,462。
4位以下は兵庫県、長野県と続きます。
逆に下位は宮崎県が440、沖縄県が299。
石川県と沖縄県では5.43倍の開きです。
山形県が1位という結果は、芋煮という郷土料理と重なります。
秋になると河原で大鍋を囲む芋煮会が各地で開かれ、さといもは主役の食材です。
2位の福井県、3位の新潟県、4位の富山県と、上位には日本海側の県が並びました。
地方別では中部1,054円が1位です。
一方で北海道は289円と大きく下回りました。
さといもは寒さに弱く、栽培が北へ広がりにくい作物です。
れんこんへの支出と並べると、さといも1位の山形県はれんこんでは31位でした。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が1,054円で最も高く、北海道が289円で最も低くなります。
東北6県844円と九州・沖縄8県818円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
さといもに使う金額が少ない下位5道県
さといもに使う金額が少ない下位5道県です。
47位の青森県は261円、46位の北海道は289円、45位の沖縄県は302円でした。
1位の山形県とは1,595円の差があります。
44位は岡山県で392円、43位は高知県で426円、42位は徳島県で449円と続きます。
最も少ない県は261円。
上位の県とは7.1倍の開きがありました。
47都道府県の中央値は757円、平均は793円です。
47位の青森県は平均を532円下回りました。
47位の青森県は1位の山形県の14.1パーセントにあたる水準で、倍率にすると7.11倍の開きです。
46位との差は28円、45位との差は41円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも188円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均793円を下回りました。
47位から43位までの幅は165円です。
青森県はれんこんへの支出では中位位です。
全国の値は793円なので、47位はこれを532円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのさといもへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 289円 |
| 青森県 | 261円 |
| 岩手県 | 760円 |
| 宮城県 | 849円 |
| 秋田県 | 584円 |
| 山形県 | 1,856円 |
| 福島県 | 752円 |
| 茨城県 | 571円 |
| 栃木県 | 764円 |
| 群馬県 | 782円 |
| 埼玉県 | 783円 |
| 千葉県 | 883円 |
| 東京都 | 964円 |
| 神奈川県 | 914円 |
| 新潟県 | 1,374円 |
| 富山県 | 1,309円 |
| 石川県 | 680円 |
| 福井県 | 1,568円 |
| 山梨県 | 757円 |
| 長野県 | 690円 |
| 岐阜県 | 1,061円 |
| 静岡県 | 892円 |
| 愛知県 | 1,153円 |
| 三重県 | 573円 |
| 滋賀県 | 773円 |
| 京都府 | 734円 |
| 大阪府 | 732円 |
| 兵庫県 | 703円 |
| 奈良県 | 800円 |
| 和歌山県 | 712円 |
| 鳥取県 | 506円 |
| 島根県 | 805円 |
| 岡山県 | 392円 |
| 広島県 | 667円 |
| 山口県 | 707円 |
| 徳島県 | 449円 |
| 香川県 | 482円 |
| 愛媛県 | 777円 |
| 高知県 | 426円 |
| 福岡県 | 916円 |
| 佐賀県 | 656円 |
| 長崎県 | 735円 |
| 熊本県 | 1,152円 |
| 大分県 | 999円 |
| 宮崎県 | 1,060円 |
| 鹿児島県 | 724円 |
| 沖縄県 | 302円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは山形県です。
次いで福井県、新潟県、富山県、愛知県が続きます。
淡いのは青森県、北海道、沖縄県でした。
47都道府県の平均は793円、中央値は757円です。
山形県の1,856円は平均を1,063円上回ります。
1位と47位の差は1,595円、倍率にすると7.11倍でした。
れんこんへの支出で並べ替えると石川県が1,624で最も高く、開きは5.43倍になります。
主指標で1位の山形県はれんこんへの支出では31位、れんこんへの支出で1位の石川県は主指標では34位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのさといもへの支出(円) | 地方 | れんこんへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 山形県 | 1856 | 東北 | 881 |
| 2 | 福井県 | 1568 | 中部 | 896 |
| 3 | 新潟県 | 1374 | 中部 | 1569 |
| 4 | 富山県 | 1309 | 中部 | 1107 |
| 5 | 愛知県 | 1153 | 中部 | 1094 |
| 6 | 熊本県 | 1152 | 九州 | 791 |
| 7 | 岐阜県 | 1061 | 中部 | 1124 |
| 8 | 宮崎県 | 1060 | 九州 | 440 |
| 9 | 大分県 | 999 | 九州 | 712 |
| 10 | 東京都 | 964 | 関東 | 1173 |
| 11 | 福岡県 | 916 | 九州 | 1096 |
| 12 | 神奈川県 | 914 | 関東 | 1246 |
| 13 | 静岡県 | 892 | 中部 | 1462 |
| 14 | 千葉県 | 883 | 関東 | 1133 |
| 15 | 宮城県 | 849 | 東北 | 929 |
| 16 | 島根県 | 805 | 中国 | 708 |
| 17 | 奈良県 | 800 | 近畿 | 1228 |
| 18 | 埼玉県 | 783 | 関東 | 1237 |
| 19 | 群馬県 | 782 | 関東 | 749 |
| 20 | 愛媛県 | 777 | 四国 | 1139 |
| 21 | 滋賀県 | 773 | 近畿 | 1073 |
| 22 | 栃木県 | 764 | 関東 | 826 |
| 23 | 岩手県 | 760 | 東北 | 754 |
| 24 | 山梨県 | 757 | 中部 | 1145 |
| 25 | 福島県 | 752 | 東北 | 670 |
| 26 | 長崎県 | 735 | 九州 | 954 |
| 27 | 京都府 | 734 | 近畿 | 1211 |
| 28 | 大阪府 | 732 | 近畿 | 1306 |
| 29 | 鹿児島県 | 724 | 九州 | 446 |
| 30 | 和歌山県 | 712 | 近畿 | 851 |
| 31 | 山口県 | 707 | 中国 | 1004 |
| 32 | 兵庫県 | 703 | 近畿 | 1360 |
| 33 | 長野県 | 690 | 中部 | 1328 |
| 34 | 石川県 | 680 | 中部 | 1624 |
| 35 | 広島県 | 667 | 中国 | 1127 |
| 36 | 佐賀県 | 656 | 九州 | 1054 |
| 37 | 秋田県 | 584 | 東北 | 773 |
| 38 | 三重県 | 573 | 近畿 | 935 |
| 39 | 茨城県 | 571 | 関東 | 908 |
| 40 | 鳥取県 | 506 | 中国 | 449 |
| 41 | 香川県 | 482 | 四国 | 894 |
| 42 | 徳島県 | 449 | 四国 | 942 |
| 43 | 高知県 | 426 | 四国 | 565 |
| 44 | 岡山県 | 392 | 中国 | 913 |
| 45 | 沖縄県 | 302 | 九州 | 299 |
| 46 | 北海道 | 289 | 北海道 | 668 |
| 47 | 青森県 | 261 | 東北 | 706 |
このグラフについての豆知識
芋煮の県
さといもへの支出は全国平均で年793円。
差は7.1倍と、野菜のなかでは大きいほうです。
同じいも類でも、じゃがいもやさつまいもは別の項目に入ります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の山形県は1,856円、47位の青森県は261円。
差は1,595円、倍率にすると7.11倍です。
中央値は757円、平均は793円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では36円の差でした。
れんこんへの支出で並べ替えると開きは5.43倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのさといもへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 1856 | 青森県 261 |
| 関東 | 東京都 964 | 茨城県 571 |
| 中部 | 福井県 1568 | 石川県 680 |
| 近畿 | 奈良県 800 | 三重県 573 |
| 中国 | 島根県 805 | 岡山県 392 |
| 四国 | 愛媛県 777 | 高知県 426 |
| 九州 | 熊本県 1152 | 沖縄県 302 |
まとめ
1世帯が1年間にさといもへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い山形県で1,856円、最も低い青森県で261円でした。
その差は1,595円、倍率にすると7.11倍です。
47都道府県の中央値は757円、平均は793円でした。
全国の値は793円です。
れんこんへの支出で並べ替えると開きは5.43倍になり、主指標で1位の山形県はその見方では31位に位置します。
読むときの注意点を3つ挙げます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、じゃがいもは別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
れんこんへの支出では石川県が1,624で最も高く、主指標で1位の山形県はこの見方では31位でした。
地方ごとの平均では中部9県が1,054円で最も高く、北海道が289円で最も低くなりました。
れんこんやほうれんそうへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の山形県と2位の福井県の差は288円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 生鮮のさといもへの支出。じゃがいもやさつまいもは別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 生鮮のさといもへの支出。
じゃがいもやさつまいもは別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
