【平均年齢】全国47.6歳、最も若い県と最も高い県では9.4歳という開き

【平均年齢】全国47.6歳、最も若い県と最も高い県では9.4歳という開き

平均年齢は、その土地に若い人が多いか、高齢の人が多いかをひとつの数字で表したものです。
ただし極端に年上や年下の人がいると引っぱられるため、人口を年齢順にならべてちょうど真ん中に来る人の年齢(年齢中位数)とあわせて見ると確かになります。

今回は47都道府県の平均年齢を、総務省統計局「令和2年国勢調査」のデータを使って比べました。

全国の平均年齢は47.63歳。
最も高い県と最も低い県では9.44歳の差がありました。
倍率にすると1.22倍で、47都道府県を比べるランキングとしては小さい部類です。

47都道府県の単純平均

48.6歳

平均年齢(令和2年(2020年10月1日現在))

最も多い 秋田県

52.9歳

最も少ない 沖縄県

43.5歳

地図で見る平均年齢

平均年齢(令和2年(2020年10月1日現在))
平均年齢(令和2年(2020年10月1日現在)) 国勢調査(人口等基本集計)(総務省統計局)をもとに作成。単位は歳。 北海道 49.8歳青森 50.8歳岩手 50.6歳宮城 47.4歳秋田 52.9歳山形 50.5歳福島 49.5歳茨城 48.2歳栃木 48.0歳群馬 48.4歳埼玉 46.8歳千葉 47.1歳東京 45.3歳神奈川 46.5歳新潟 49.9歳富山 49.7歳石川 47.9歳福井 48.5歳山梨 49歳長野 49.5歳岐阜 48.4歳静岡 48.4歳愛知 45.7歳三重 48.3歳滋賀 45.9歳京都 47.7歳大阪 47.1歳兵庫 48.0歳奈良 49.1歳和歌山 50.2歳鳥取 49.3歳島根 50.1歳岡山 48.0歳広島 47.7歳山口 50.4歳徳島 50.5歳香川 49.0歳愛媛 50.0歳高知 51.3歳福岡 46.7歳佐賀 48.1歳長崎 49.7歳熊本 48.6歳大分 49.7歳宮崎 49.2歳鹿児島 49.3歳沖縄 43.5歳
平均年齢(歳)
平均年齢(令和2年(2020年10月1日現在))
項目平均年齢
北海道49.8歳
青森県50.8歳
岩手県50.6歳
宮城県47.4歳
秋田県52.9歳
山形県50.5歳
福島県49.5歳
茨城県48.2歳
栃木県48.0歳
群馬県48.4歳
埼玉県46.8歳
千葉県47.1歳
東京都45.3歳
神奈川県46.5歳
新潟県49.9歳
富山県49.7歳
石川県47.9歳
福井県48.5歳
山梨県49歳
長野県49.5歳
岐阜県48.4歳
静岡県48.4歳
愛知県45.7歳
三重県48.3歳
滋賀県45.9歳
京都府47.7歳
大阪府47.1歳
兵庫県48.0歳
奈良県49.1歳
和歌山県50.2歳
鳥取県49.3歳
島根県50.1歳
岡山県48.0歳
広島県47.7歳
山口県50.4歳
徳島県50.5歳
香川県49.0歳
愛媛県50.0歳
高知県51.3歳
福岡県46.7歳
佐賀県48.1歳
長崎県49.7歳
熊本県48.6歳
大分県49.7歳
宮崎県49.2歳
鹿児島県49.3歳
沖縄県43.5歳

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東北の北部と四国、山陰、それに紀伊半島です。
淡いのは沖縄県と首都圏、愛知県、滋賀県でした。

47都道府県の単純平均は48.63歳、中央値は48.59歳です。
全国値の47.63歳より1歳ほど高いのは、人口の多い都府県ほど平均年齢が低いためです。

50歳を超えたのは9県、46歳を下回ったのは4都府県。
真ん中に多くの県が集まる、山の高い分布でした。

順位都道府県平均年齢(歳)地方年齢中位数高齢者割合15歳未満の割合
1秋田県52.9東北56.4537.499.68
2高知県51.25四国53.4435.4810.87
3青森県50.83東北53.3533.7510.52
4岩手県50.59東北52.8633.6210.96
5徳島県50.54四国52.6634.1910.89
6山形県50.48東北52.8233.8211.26
7山口県50.4中国52.2834.6211.46
8和歌山県50.22近畿52.2833.3611.45
9島根県50.13中国52.0434.212.19
10愛媛県49.99四国51.7933.211.57
11新潟県49.92中部51.6532.7711.26
12北海道49.78北海道51.3432.1410.65
13大分県49.67九州51.4633.2712.13
14富山県49.66中部50.8932.5511.24
15長崎県49.65九州52.1433.012.54
16福島県49.52東北51.5331.6511.29
17長野県49.45中部50.8931.9611.98
18鹿児島県49.33九州51.7832.5413.07
19鳥取県49.25中国50.8332.2712.39
20宮崎県49.23九州51.3332.6213.12
21奈良県49.05近畿50.7331.7211.69
22香川県49.04四国50.1531.7812.07
23山梨県49.0中部50.7730.8411.45
24熊本県48.59九州50.2831.4213.17
25福井県48.49中部49.830.6412.49
26静岡県48.41中部49.6730.0812.1
27群馬県48.39関東49.5630.1511.68
28岐阜県48.35中部49.7130.4412.26
29三重県48.29近畿49.5129.9112.05
30茨城県48.15関東49.3329.6711.67
31佐賀県48.05九州49.6130.6313.45
32岡山県48.01中国48.8330.3412.36
33栃木県47.95関東49.0229.0811.81
33兵庫県47.95近畿49.1629.312.2
35石川県47.91中部48.8729.7712.13
36京都府47.74近畿48.5329.3411.42
37広島県47.66中国48.5429.412.64
38宮城県47.43東北48.1328.1311.68
39千葉県47.14関東47.9827.5911.72
40大阪府47.1近畿47.9327.6311.68
41埼玉県46.84関東47.7327.0111.88
42福岡県46.69九州47.327.912.99
43神奈川県46.48関東47.3325.5611.76
44滋賀県45.9近畿46.6826.2913.6
45愛知県45.65中部46.3325.2913.0
46東京都45.25関東45.1122.7411.17
47沖縄県43.46九州44.0522.5816.62
国勢調査(人口等基本集計)(令和2年(2020年10月1日現在)、総務省統計局)をもとに作成

平均年齢が高い5県

上位5都道府県の平均年齢
上位5都道府県の平均年齢 国勢調査(人口等基本集計)(令和2年(2020年10月1日現在)) 01020304050秋田県: 52.9歳52.9歳高知県: 51.3歳51.3歳青森県: 50.8歳50.8歳岩手県: 50.6歳50.6歳徳島県: 50.5歳50.5歳秋田県高知県青森県岩手県徳島県
上位5都道府県の平均年齢
項目平均年齢
秋田県52.9歳
高知県51.3歳
青森県50.8歳
岩手県50.6歳
徳島県50.5歳
下位5都道府県の平均年齢
下位5都道府県の平均年齢 国勢調査(人口等基本集計)(令和2年(2020年10月1日現在)) 010203040沖縄県: 43.5歳43.5歳東京都: 45.3歳45.3歳愛知県: 45.7歳45.7歳滋賀県: 45.9歳45.9歳神奈川県: 46.5歳46.5歳沖縄県東京都愛知県滋賀県神奈川県
下位5都道府県の平均年齢
項目平均年齢
沖縄県43.5歳
東京都45.3歳
愛知県45.7歳
滋賀県45.9歳
神奈川県46.5歳

平均年齢が高い上位5県です。

秋田県は52.90歳、高知県は51.25歳、青森県は50.83歳、岩手県は50.59歳、徳島県は50.54歳でした。
秋田県と最も低い沖縄県では9.44歳の差があります。

6位以下は山形県50.48歳、山口県50.40歳、和歌山県50.22歳と続きます。
50歳を超えたのは9県でした。

高齢者割合と並べると、秋田県は39.50パーセントで全国1位、高知県は36.60パーセントで2位。
平均年齢の順位とほぼ重なりますが、完全には一致しません。

平均年齢より、年齢中位数のほうが差が大きい

ここからは統計を離れて、平均年齢の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

平均年齢と一緒に公表されている「年齢中位数」を見ると、県による差はもっと大きくなります。

年齢中位数は、人口を年齢順に並べたときちょうど真ん中に来る人の年齢です。
秋田県は56.45歳、沖縄県は44.05歳で、差は12.40歳。
平均年齢の9.44歳より3歳ほど開きます。
秋田県では県民の半分が56歳を超えている、ということになります。
平均年齢では見えにくい高齢化の度合いが、中位数のほうにはっきり出ました。

平均年齢が中位数より低く出るのは、若い世代の人数が多いためではありません。
年齢には上限があるのに下限は0歳なので、分布の形によって平均と中位数はずれます。
高齢化が進んだ県ほど、中位数が平均を上回る幅が大きくなる傾向があります。

秋田県では中位数が平均を3.55歳上回り、沖縄県では0.59歳。
この差そのものが高齢化の進み方を表しているとも読めます。

第1次産業で働く人の割合との相関係数はプラス0.72。
農林漁業の割合が高い県ほど平均年齢も高いという関係が出ています。
医療・福祉で働く人の割合とはプラス0.46で、こちらは中くらいの関係にとどまりました。

沖縄県の43.46歳は、46位の東京都45.25歳とも1.79歳の差があります。
15歳未満の割合が16.62パーセントで全国1位という、子どもの多さがそのまま出ている数字でした。

平均年齢が低い5都府県

平均年齢が低い下位5都府県です。

沖縄県は43.46歳、東京都は45.25歳、愛知県は45.65歳、滋賀県は45.90歳、神奈川県は46.48歳でした。
秋田県の52.90歳とは9.44歳の差があります。

下位5都府県のうち沖縄県だけが事情が違います。
東京都・愛知県・神奈川県・滋賀県は若い世代の転入が多い地域ですが、沖縄県は出生率の高さで若さを保っている県です。

46歳を下回ったのは沖縄県、東京都、愛知県、滋賀県の4都府県だけでした。

滋賀県が4番目に若いのは意外に見えるかもしれません。
京都・大阪への通勤圏として子育て世帯の転入が続いてきた県です。

このグラフについての豆知識

平均年齢と年齢中位数

平均年齢は全員の年齢を足して人数で割った値、年齢中位数は年齢順に並べたときちょうど真ん中に来る人の年齢です。

全国では平均年齢47.63歳に対し、年齢中位数は48.51歳。
中位数のほうが0.88歳高くなります。
高齢化が進んだ県ほど、この差が広がります。

どちらも年齢不詳の人を除いて算出されています。

倍率で見ると差は小さい

最も高い秋田県52.90歳と最も低い沖縄県43.46歳の倍率は1.22倍。
この差は9.44歳あり、実感としては大きな違いですが、倍率で見ると小さく見えます。

年齢のように0から始まらない指標では、倍率よりも差(何歳違うか)で比べたほうが実態をつかみやすくなります。
この記事でも、まとめでは差のほうを使いました。

数字は令和2年、2020年10月1日現在のものです。

順位の並びがにている記事

平均年齢の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

いちばん近かったのは【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイントで、順位相関は0.98でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【日本人の人口・10年推移】ふえたのは2都県のみ、ほかは軒並み下落(相関-0.95)でした。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た平均年齢

地方最も多い(歳)最も少ない(歳)
東北秋田県 52.9宮城県 47.43
関東群馬県 48.39東京都 45.25
中部新潟県 49.92愛知県 45.65
近畿和歌山県 50.22滋賀県 45.9
中国山口県 50.4広島県 47.66
四国高知県 51.25香川県 49.04
九州大分県 49.67沖縄県 43.46
国勢調査(人口等基本集計)(令和2年(2020年10月1日現在)、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

47都道府県の平均年齢を比べると、最も高い秋田県は52.90歳、最も低い沖縄県は43.46歳で、その差は9.44歳でした。
全国の平均年齢は47.63歳です。

平均年齢をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、年齢不詳の人を除いて算出していること。
2つ目は、年齢のような指標は倍率より差で見たほうが分かりやすいこと。
3つ目は令和2年10月1日現在の数字であることです。

年齢中位数で見ると差はもっと開きます。
秋田県56.45歳、沖縄県44.05歳で12.40歳の差。
秋田県では県民の半分が56歳を超えています。

第1次産業で働く人の割合との相関係数はプラス0.72。
高齢者割合や15歳未満の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 国勢調査(人口等基本集計)
  • 調査年: 令和2年(2020年10月1日現在)
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000032143614
  • 備考: 年齢不詳を除いて算出した平均年齢。年齢中位数は、人口を年齢順に並べたときちょうど真ん中に来る人の年齢

注記: 年齢不詳を除いて算出した平均年齢。
年齢中位数は、人口を年齢順に並べたときちょうど真ん中に来る人の年齢

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