団地の借家が、いちばん多い県はどこだと思いますか?
「団地」とよばれる集合住宅の多くは、国や自治体がつくった組織が建てたものです。
いまは都市再生機構(UR)や、各県の住宅供給公社がその役目を担っています。
1950年代から70年代にかけて、大都市に移り住む人のためにつぎつぎと建てられました。
今回は、こうした組織が貸している住宅の数を都道府県別に比べます。
このランキングは、2023年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、東京都です。
202,700戸あります。
2位は大阪府で103,700戸、3位は神奈川県で76,900戸でした。
1位は2位の2.0倍でした。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(戸) |
|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 202,700 |
| 2 | 大阪府 | 103,700 |
| 3 | 神奈川県 | 76,900 |
| 4 | 千葉県 | 73,800 |
| 5 | 埼玉県 | 71,800 |
| 6 | 福岡県 | 46,800 |
| 7 | 兵庫県 | 46,000 |
| 8 | 愛知県 | 42,000 |
| 9 | 京都府 | 21,700 |
| 10 | 奈良県 | 10,500 |
| 11 | 北海道 | 6,200 |
| 12 | 茨城県 | 3,400 |
| 13 | 宮城県 | 2,100 |
| 14 | 滋賀県 | 1,300 |
| 15 | 三重県 | 1,100 |
| 16 | 和歌山県 | 1,100 |
| 17 | 山口県 | 1,000 |
| 18 | 鹿児島県 | 600 |
| 19 | 静岡県 | 500 |
| 20 | 広島県 | 500 |
上位20の県を表にしました。
20位の広島県(ひろしまけん)でも500戸。
数字のない県は上位20に入らないので、この表には出てきません。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、三大都市圏に集まります。
大都市に人が集まった時代の名残です。
どうしてだろう?
団地はどうしてつくられたのでしょうか。
1950年代から70年代にかけて、地方から大都市へ大勢の人が移ってきました。
住む家が足りず、公団(いまのUR)が大きな集合住宅をつぎつぎに建てました。
ダイニングキッチンや水洗トイレ、ふろのある間取りは当時の新しい暮らしの形でした。
「団地に住む」ことがあこがれだった時代もあります。
いまは建物が古くなり、住む人も高齢になりました。
建てかえや、若い世代を呼びこむ工夫が進められています。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 近くの団地がいつ建てられたか調べてみる
- 公営住宅の着工数のランキングとならべてみる
- 団地の間取りを図に書いてみる
さらに調べたい人への問い: 「団地はいつからある?」「ダイニングキッチンはなぜ新しかった?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
都市再生機構(UR)や住宅供給公社が貸している住宅の数です。
いわゆる団地をふくみます。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
団地の借家がいちばん多い県は東京都で、202,700戸でした。
大都市に人が集まった時代につくられました。
いまは建てかえの時期をむかえています。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010108
- 備考: 都市再生機構(UR)や住宅供給公社が貸している住宅の数。いわゆる団地をふくむ。数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない
