簡易水道を利用している人が、いちばん多い県はどこだと思いますか?
水道は、水道法という法律で規模ごとに分けられています。
そのうち水を配る相手が5,000人以下のものを「簡易水道(かんいすいどう)」とよびます。
山あいや島など、人の少ない地域を支えてきたしくみです。
今回は、この簡易水道から水を得ている人の数を都道府県別に比べます。
このランキングは、2023年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、北海道です。
28万2,821人が使っています。
2位は長野県で8万4,290人、3位は新潟県で8万1,401人でした。
1位は2位の3.4倍。
とびぬけた差がついています。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 都道府県 | 値(人) |
|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 282,821 |
| 2 | 長野県 | 84,290 |
| 3 | 新潟県 | 81,401 |
| 4 | 山梨県 | 79,817 |
| 5 | 熊本県 | 73,137 |
| 6 | 群馬県 | 65,458 |
| 7 | 高知県 | 60,180 |
| 8 | 秋田県 | 59,664 |
| 9 | 福島県 | 53,343 |
| 10 | 岐阜県 | 50,811 |
| 11 | 静岡県 | 45,741 |
| 12 | 鹿児島県 | 43,810 |
| 13 | 岡山県 | 43,806 |
| 14 | 福井県 | 40,096 |
| 15 | 和歌山県 | 36,070 |
| 16 | 鳥取県 | 35,872 |
| 17 | 宮崎県 | 31,294 |
| 18 | 青森県 | 25,288 |
| 19 | 茨城県 | 25,283 |
| 20 | 徳島県 | 22,605 |
上位20の県を表にしました。
20位の徳島県(とくしまけん)でも2万2,605人。
数字のない県は上位20に入らないので、この表には出てきません。
地図でみてみよう

地図に上位20の県を点で打つと、面積の広い道県と、山あいの集落が多い県にならびます。
大都市の県には点がつきません。
どうしてだろう?
どうして小さな水道が必要なのでしょうか。
大きな水道は、浄水場から長い管を引いて水を送ります。
住んでいる人が少ない地域まで管を引くと、1人あたりの費用がとても高くなってしまいます。
そこで、集落の近くの井戸や湧き水を使って、その地域だけの小さな水道をつくります。
これが簡易水道です。
山あいや島の暮らしを支えるしくみですが、施設が古くなり、使う人もへって、維持がむずかしくなっているところもあります。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 自分のまちの水道の水がどこから来るか調べる
- 上位の県の山や島の多さを地図で確かめる
- 水道管の長さと人口の関係を考えてみる
さらに調べたい人への問い: 「浄水場ではどうやって水をきれいにする?」「井戸水と水道水はどうちがう?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
簡易水道は、給水人口5,000人以下の小さな水道です。
山あいや島で使われてきました。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」(2023年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
簡易水道を利用している人がいちばん多い県は北海道で、28万2,821人でした。
住む人が少ない地域では、小さな水道が使われます。
当たり前に出る水にも、しくみがあります。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010108
- 備考: 簡易水道は、給水人口5,000人以下の小さな水道。山あいや島で使われてきた。数字のない県は上位20に入らないため、この表には出てこない
