車で学校や会社に通う人が、いちばん多いまちはどこだと思いますか?
国勢調査では、通勤や通学のときに何を使って行くかをたずねています。
電車、バス、自転車、徒歩、そして自家用車。
その答えから、車で通う人の割合が分かります。
今回は、この自家用車を使う人の割合を市区町村別に比べます。
小さな村では数字がぶれやすいので、人口1万人以上の市区町村にしぼりました。
このランキングは、2020年の「社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)」をもとにしています。
社会・人口統計体系は、さまざまな統計データを都道府県ごとにまとめたものです。
もとの調査年は指標によって異なるため、データを見るときは統計年にも注意しましょう。
こたえの発表
こたえは、山形県の遊佐町(ゆざまち)です。
通う人の89%が車を使っています。
2位は秋田県の三種町(みたねちょう)で88.1%、3位は秋田県の美郷町(みさとちょう)で87.8%でした。
9割ちかい人が車で通うまちがあります。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
トップ20をみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(%) |
|---|---|---|---|
| 1 | 遊佐町(ゆざまち) | 山形県 | 89 |
| 2 | 三種町(みたねちょう) | 秋田県 | 88.1 |
| 3 | 美郷町(みさとちょう) | 秋田県 | 87.8 |
| 4 | 羽後町(うごまち) | 秋田県 | 87.3 |
| 5 | 茂木町(もてぎまち) | 栃木県 | 86.9 |
| 6 | 五戸町(ごのへまち) | 青森県 | 86.4 |
| 7 | 白鷹町(しらたかまち) | 山形県 | 86.4 |
| 8 | 庄内町(しょうないまち) | 山形県 | 86.4 |
| 9 | 加美町(かみまち) | 宮城県 | 86.2 |
| 10 | 横手市(よこてし) | 秋田県 | 86.2 |
| 11 | 奥出雲町(おくいずもちょう) | 島根県 | 85.9 |
| 12 | 那珂川町(なかがわまち) | 栃木県 | 85.7 |
| 13 | 高畠町(たかはたまち) | 山形県 | 85.6 |
| 14 | 塩谷町(しおやまち) | 栃木県 | 85.5 |
| 15 | 伯耆町(ほうきちょう) | 鳥取県 | 85.3 |
| 16 | にかほ市(にかほし) | 秋田県 | 85.2 |
| 17 | 南部町(なんぶちょう) | 青森県 | 85 |
| 18 | 棚倉町(たなぐらまち) | 福島県 | 85 |
| 19 | 曽於市(そおし) | 鹿児島県 | 85 |
| 20 | 川西町(かわにしまち) | 山形県 | 84.9 |
上位20のまちを表にしました。
20位の川西町(かわにしまち)でも84.9%。
東北地方のまちがずらりとならんでいます。
地図でみてみよう

地図に上位20のまちを点で打つと、東北を中心に、鉄道の路線が少ない地域に集まります。
電車で通う人のランキングとは、ちょうど反対の場所です。
どうしてだろう?
どうしてこれらのまちでは車が使われるのでしょうか。
いちばんの理由は、ほかに選べる手段が少ないことです。
鉄道の駅が遠く、バスの本数も少なければ、車を使うしかありません。
冬の雪も関係します。
雪の多い地域では、自転車や徒歩で通うのがむずかしい季節があります。
ただし車がないと生活できないということは、運転できない人にとって出かけにくいということでもあります。
バスの路線をどう保つかは、多くのまちが考えている課題です。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- 電車で通う人のランキングとならべて、正反対になっているか確かめる
- 上位のまちの近くに駅があるか、地図で調べてみる
- 家族に「車がなかったらどう通う?」と聞いてみる
さらに調べたい人への問い: 「バスの本数はどうやって決まる?」「雪の日はどうやって通う?」
データについて
このランキングは、総務省統計局の「社会・人口統計体系(市区町村データ)」(2020年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
家から出て通勤・通学する人のうち、自家用車を使う人の割合です。
人口1万人以上の市区町村でくらべています。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 総務省統計局「社会・人口統計体系(市区町村データ)」(2020年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
車で通う人がいちばん多いまちは山形県の遊佐町で、89%でした。
選べる手段が少なければ、車がたよりになります。
交通は、そのまちで暮らせるかどうかを左右します。
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(市区町村データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000020108
- 備考: 家から出て通勤・通学する人のうち、自家用車を使う人の割合。人口1万人以上の市区町村にしぼって計算した
