家計の味方であるもやしに、1世帯はいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
山形県が1,460円で1位。
47都道府県の平均は1,095円、中央値は1,027円です。
最も高い1,460円と最も低い854円の差は606円、倍率にすると1.71倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
1,095円
1世帯当たりのもやしへの支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 山形県
1,460円
最も少ない 長野県
854円
もやしへの支出が多い上位5県
もやしへの支出が多い上位5県です。
山形県は1,460円、青森県は1,437円、秋田県は1,418円でした。
1位と2位の差は23円です。
4位は長崎県で1,408円、5位は鳥取県で1,372円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,095円を上回りました。
1位の山形県は平均を365円上回りました。
中央値の1,027円と比べると433円高く、平均に対する比では1.33倍にあたります。
6位以下は岩手県で1,365円、沖縄県で1,348円、熊本県で1,327円と続きました。
2位と3位の差は19円、3位と4位の差は10円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は45円でした。
1位から5位までの幅は88円、1位から8位までの幅は133円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
山形県はえのきたけへの支出でも2位に入っています。
全国の値は1,095円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は山形県の1,460円。
東北の県が上位に入ります。
えのきたけへの支出と並べて見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯が1年間にもやしへ使う金額の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
えのきたけへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は長野県の1,792、2位は山形県の1,780、3位は富山県の1,737。
4位以下は新潟県、鳥取県と続きます。
逆に下位は栃木県が1,117、沖縄県が942。
長野県と沖縄県では1.9倍の開きです。
もやしは1袋30円ほどで買える、日本でいちばん安い野菜のひとつです。
そのため支出額そのものは小さくても、実際に食べている量はかなり多いはずです。
「金額」で比べるランキングでは、安い食材ほど順位に表れにくい。
この記事はその性質を知ったうえで読む必要があります。
当サイトの野菜への支出全体の記事とあわせて見てみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、東北6県が1,363円で最も高く、関東7都県が942円で最も低くなります。
九州・沖縄8県1,230円と中国5県1,162円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
もやしへの支出が少ない下位5県
もやしへの支出が少ない下位5県です。
47位の長野県は854円、46位の群馬県は860円、45位の茨城県は893円でした。
1位の山形県とは606円の差があります。
44位は奈良県で900円、43位は栃木県で926円、42位は山梨県で933円と続きます。
最も少ない長野県は854円。
1位と47位の差は1.7倍です。
47都道府県の中央値は1,027円、平均は1,095円です。
47位の長野県は平均を241円下回りました。
47位の長野県は1位の山形県の58.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.71倍の開きです。
46位との差は6円、45位との差は39円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも79円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1,095円を下回りました。
47位から43位までの幅は72円です。
長野県はえのきたけへの支出では1位です。
全国の値は1,095円なので、47位はこれを241円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのもやしへの支出 |
|---|---|
| 北海道 | 1,124円 |
| 青森県 | 1,437円 |
| 岩手県 | 1,365円 |
| 宮城県 | 1,241円 |
| 秋田県 | 1,418円 |
| 山形県 | 1,460円 |
| 福島県 | 1,257円 |
| 茨城県 | 893円 |
| 栃木県 | 926円 |
| 群馬県 | 860円 |
| 埼玉県 | 945円 |
| 千葉県 | 983円 |
| 東京都 | 977円 |
| 神奈川県 | 1,013円 |
| 新潟県 | 1,244円 |
| 富山県 | 974円 |
| 石川県 | 1,005円 |
| 福井県 | 937円 |
| 山梨県 | 933円 |
| 長野県 | 854円 |
| 岐阜県 | 968円 |
| 静岡県 | 984円 |
| 愛知県 | 964円 |
| 三重県 | 947円 |
| 滋賀県 | 943円 |
| 京都府 | 1,074円 |
| 大阪府 | 1,104円 |
| 兵庫県 | 1,024円 |
| 奈良県 | 900円 |
| 和歌山県 | 938円 |
| 鳥取県 | 1,372円 |
| 島根県 | 1,302円 |
| 岡山県 | 1,146円 |
| 広島県 | 1,027円 |
| 山口県 | 964円 |
| 徳島県 | 1,095円 |
| 香川県 | 989円 |
| 愛媛県 | 999円 |
| 高知県 | 1,027円 |
| 福岡県 | 1,120円 |
| 佐賀県 | 1,245円 |
| 長崎県 | 1,408円 |
| 熊本県 | 1,327円 |
| 大分県 | 1,082円 |
| 宮崎県 | 1,065円 |
| 鹿児島県 | 1,246円 |
| 沖縄県 | 1,348円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは山形県です。
次いで青森県、秋田県、長崎県、鳥取県が続きます。
淡いのは長野県、群馬県、茨城県でした。
47都道府県の平均は1,095円、中央値は1,027円です。
山形県の1,460円は平均を365円上回ります。
1位と47位の差は606円、倍率にすると1.71倍でした。
えのきたけへの支出で並べ替えると長野県が1,792で最も高く、開きは1.9倍になります。
主指標で1位の山形県はえのきたけへの支出では2位、えのきたけへの支出で1位の長野県は主指標では47位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのもやしへの支出(円) | 地方 | えのきたけへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 山形県 | 1460 | 東北 | 1780 |
| 2 | 青森県 | 1437 | 東北 | 1204 |
| 3 | 秋田県 | 1418 | 東北 | 1511 |
| 4 | 長崎県 | 1408 | 九州 | 1399 |
| 5 | 鳥取県 | 1372 | 中国 | 1715 |
| 6 | 岩手県 | 1365 | 東北 | 1453 |
| 7 | 沖縄県 | 1348 | 九州 | 942 |
| 8 | 熊本県 | 1327 | 九州 | 1593 |
| 9 | 島根県 | 1302 | 中国 | 1513 |
| 10 | 福島県 | 1257 | 東北 | 1499 |
| 11 | 鹿児島県 | 1246 | 九州 | 1486 |
| 12 | 佐賀県 | 1245 | 九州 | 1525 |
| 13 | 新潟県 | 1244 | 中部 | 1722 |
| 14 | 宮城県 | 1241 | 東北 | 1453 |
| 15 | 岡山県 | 1146 | 中国 | 1612 |
| 16 | 北海道 | 1124 | 北海道 | 1219 |
| 17 | 福岡県 | 1120 | 九州 | 1412 |
| 18 | 大阪府 | 1104 | 近畿 | 1400 |
| 19 | 徳島県 | 1095 | 四国 | 1473 |
| 20 | 大分県 | 1082 | 九州 | 1408 |
| 21 | 京都府 | 1074 | 近畿 | 1266 |
| 22 | 宮崎県 | 1065 | 九州 | 1450 |
| 23 | 広島県 | 1027 | 中国 | 1362 |
| 23 | 高知県 | 1027 | 四国 | 1482 |
| 25 | 兵庫県 | 1024 | 近畿 | 1292 |
| 26 | 神奈川県 | 1013 | 関東 | 1281 |
| 27 | 石川県 | 1005 | 中部 | 1487 |
| 28 | 愛媛県 | 999 | 四国 | 1482 |
| 29 | 香川県 | 989 | 四国 | 1275 |
| 30 | 静岡県 | 984 | 中部 | 1348 |
| 31 | 千葉県 | 983 | 関東 | 1275 |
| 32 | 東京都 | 977 | 関東 | 1272 |
| 33 | 富山県 | 974 | 中部 | 1737 |
| 34 | 岐阜県 | 968 | 中部 | 1609 |
| 35 | 愛知県 | 964 | 中部 | 1502 |
| 35 | 山口県 | 964 | 中国 | 1486 |
| 37 | 三重県 | 947 | 近畿 | 1438 |
| 38 | 埼玉県 | 945 | 関東 | 1359 |
| 39 | 滋賀県 | 943 | 近畿 | 1309 |
| 40 | 和歌山県 | 938 | 近畿 | 1296 |
| 41 | 福井県 | 937 | 中部 | 1573 |
| 42 | 山梨県 | 933 | 中部 | 1260 |
| 43 | 栃木県 | 926 | 関東 | 1117 |
| 44 | 奈良県 | 900 | 近畿 | 1454 |
| 45 | 茨城県 | 893 | 関東 | 1181 |
| 46 | 群馬県 | 860 | 関東 | 1398 |
| 47 | 長野県 | 854 | 中部 | 1792 |
このグラフについての豆知識
値段が安いということ
もやしへの支出は全国平均で年1,095円。
1袋30円とすれば、年に36袋ほどの計算です。
もやしの価格は何十年もほとんど上がっておらず、生産者にとってはきびしい状況が続いています。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の山形県は1,460円、47位の長野県は854円。
差は606円、倍率にすると1.71倍です。
中央値は1,027円、平均は1,095円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では68円の差でした。
えのきたけへの支出で並べ替えると開きは1.9倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た1世帯当たりのもやしへの支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 1460 | 宮城県 1241 |
| 関東 | 神奈川県 1013 | 群馬県 860 |
| 中部 | 新潟県 1244 | 長野県 854 |
| 近畿 | 大阪府 1104 | 奈良県 900 |
| 中国 | 鳥取県 1372 | 山口県 964 |
| 四国 | 徳島県 1095 | 香川県 989 |
| 九州 | 長崎県 1408 | 宮崎県 1065 |
まとめ
1世帯が1年間にもやしへ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い山形県で1,460円、最も低い長野県で854円でした。
その差は606円、倍率にすると1.71倍です。
47都道府県の中央値は1,027円、平均は1,095円でした。
全国の値は1,095円です。
えのきたけへの支出で並べ替えると開きは1.9倍になり、主指標で1位の山形県はその見方では2位に位置します。
1世帯が1年間にもやしへ使う金額の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、金額では食べた量が分かりにくいこと。
3つ目は2025年の数字であることです。
えのきたけへの支出では長野県が1,792で最も高く、主指標で1位の山形県はこの見方では2位でした。
地方ごとの平均では東北6県が1,363円で最も高く、関東7都県が942円で最も低くなりました。
えのきたけやはくさいへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の山形県と2位の青森県の差は23円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: もやしへの支出。値段が安く、家計の助けになる野菜。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: もやしへの支出。
値段が安く、家計の助けになる野菜。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
