【国民健康保険の加入者】全国2,309万人、人口あたりの差は1.6倍

【国民健康保険の加入者】全国2,309万人、人口あたりの差は1.6倍

会社の健康保険に入っていない人が加入する国民健康保険。
全国の加入者は2,309万人です。
その分布を47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。

東京都が253万4,679人で1位。
人口10万人あたりでは沖縄県が先頭に立ちます。

47都道府県の単純平均

491,326人

国民健康保険被保険者数(2023年)

最も多い 東京都

2,534,679人

最も少ない 鳥取県

100,749人

国民健康保険の加入者が多い5都府県

上位5都道府県の国民健康保険被保険者数
上位5都道府県の国民健康保険被保険者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 0500,0001,000,0001,500,0002,000,0002,500,000東京都: 2,534,679人2,534,679人大阪府: 1,635,199人1,635,199人神奈川県: 1,555,123人1,555,123人埼玉県: 1,343,056人1,343,056人愛知県: 1,247,308人1,247,308人東京都大阪府神奈川県埼玉県愛知県
上位5都道府県の国民健康保険被保険者数
項目国民健康保険被保険者数
東京都2,534,679人
大阪府1,635,199人
神奈川県1,555,123人
埼玉県1,343,056人
愛知県1,247,308人
下位5都道府県の国民健康保険被保険者数
下位5都道府県の国民健康保険被保険者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 020,00040,00060,00080,000100,000120,000140,000鳥取県: 100,749人100,749人島根県: 109,363人109,363人福井県: 122,018人122,018人徳島県: 131,964人131,964人高知県: 141,173人141,173人鳥取県島根県福井県徳島県高知県
下位5都道府県の国民健康保険被保険者数
項目国民健康保険被保険者数
鳥取県100,749人
島根県109,363人
福井県122,018人
徳島県131,964人
高知県141,173人

国民健康保険の加入者が多い上位5都府県です。

東京都は253万4,679人、大阪府は163万5,199人、神奈川県は155万5,123人でした。
東京都は2位の大阪府の1.55倍です。

4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の36.0パーセント。
上位3都府県で24.8パーセント、上位10都道府県で56.5パーセントでした。

1位のシェアは11.0パーセント。
人口の分布に沿った並びです。

人口あたりの差は1.6倍と小さめです

ここからは統計を離れて、国民健康保険被保険者数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人口10万人あたりで割り直すと、顔ぶれが変わります。

1位は沖縄県の25,012.13人、2位は和歌山県23,112.44人、3位は青森県21,857.43人。

逆に人口あたりの下位は福井県16,400.27人、富山県15,875.37人。
沖縄県と富山県では1.6倍の開きです。

国民健康保険は、会社員が入る健康保険や公務員の共済に加入していない人が入る制度です。
自営業者や農林漁業者、退職して働いていない人などが対象になります。

したがって、この数字が高い県ほど、勤め人以外の割合が高いことを意味します。
沖縄県や和歌山県が上位なのは、自営業や非正規で働く人が多いためかもしれません。
当サイトの自営業主の記事では、和歌山県が人口あたり2位でした。

逆に富山県や福井県が下位なのは、会社勤めの割合が高いためだと考えられます。
雇用保険の記事とあわせて読むと、働き方の地域差が見えてきます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が20,412.3人で最も多く、中国5県が17,390.1人で最も少なくなります。
四国4県19,536.7人と東北6県19,527.6人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの国民健康保険被保険者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの国民健康保険被保険者数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 010,00020,000沖縄県: 25,012.125,012.1和歌山県: 23,112.423,112.4青森県: 21,857.421,857.4長崎県: 21,726.121,726.1宮崎県: 21,332.521,332.5沖縄県和歌山県青森県長崎県宮崎県
人口10万人あたりの国民健康保険被保険者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの国民健康保険被保険者数
沖縄県25,012.1
和歌山県23,112.4
青森県21,857.4
長崎県21,726.1
宮崎県21,332.5

国民健康保険の加入者が少ない5県

国民健康保険の加入者が少ない下位5県です。

鳥取県は10万749人、島根県は10万9,363人、福井県は12万2,018人でした。
東京都の253万4,679人とは25.2倍の差があります。

実数の差は人口の差をほぼそのまま映しています。
人口あたりに直すと、この開きは1.6倍まで縮みます。

47都道府県の中央値は32万1,229人。
平均は49万1,326.0人なので、平均が中央値の1.5倍です。

地方別に見る

地方別の平均(国民健康保険被保険者数)
地方別の平均(国民健康保険被保険者数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 0400,000800,000北海道: 964,163人964,163人東北: 270,718人270,718人関東: 1,132,961人1,132,961人中部: 410,367人410,367人近畿: 583,952人583,952人中国: 245,897人245,897人四国: 174,756人174,756人九州: 357,956人357,956人北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(国民健康保険被保険者数)
項目国民健康保険被保険者数の平均
北海道964,163人
東北270,718人
関東1,132,961人
中部410,367人
近畿583,952人
中国245,897人
四国174,756人
九州357,956人

国民健康保険の加入率は、その土地の働き方を映します。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の34.3パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が17.7パーセント、中部9県が16パーセント、九州・沖縄8県が12.4パーセントと続きました。

少ないほうは東北6県が7パーセント、中国5県が5.3パーセント、北海道が4.2パーセント、四国4県が3パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
九州・沖縄8県が20,412.3人、四国4県が19,536.7人、東北6県が19,527.6人の順に多く、最も少ないのは中国5県が17,390.1人です。

地図で見る

国民健康保険被保険者数(2023年)
国民健康保険被保険者数(2023年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は人。 北海道 964,163人青森 258,792人岩手 228,224人宮城 411,221人秋田 178,698人山形 192,302人福島 355,072人茨城 580,473人栃木 384,255人群馬 381,795人埼玉 1,343,056人千葉 1,151,345人東京 2,534,679人神奈川 1,555,123人新潟 391,983人富山 159,865人石川 187,325人福井 122,018人山梨 166,962人長野 385,682人岐阜 359,675人静岡 672,488人愛知 1,247,308人三重 307,213人滋賀 240,649人京都 464,575人大阪 1,635,199人兵庫 976,621人奈良 257,247人和歌山 206,163人鳥取 100,749人島根 109,363人岡山 321,229人広島 459,100人山口 239,042人徳島 131,964人香川 166,004人愛媛 259,882人高知 141,173人福岡 957,273人佐賀 151,700人長崎 275,270人熊本 353,877人大分 207,832人宮崎 222,285人鹿児島 328,230人沖縄 367,178人
国民健康保険被保険者数(人)
国民健康保険被保険者数(2023年)
項目国民健康保険被保険者数
北海道964,163人
青森県258,792人
岩手県228,224人
宮城県411,221人
秋田県178,698人
山形県192,302人
福島県355,072人
茨城県580,473人
栃木県384,255人
群馬県381,795人
埼玉県1,343,056人
千葉県1,151,345人
東京都2,534,679人
神奈川県1,555,123人
新潟県391,983人
富山県159,865人
石川県187,325人
福井県122,018人
山梨県166,962人
長野県385,682人
岐阜県359,675人
静岡県672,488人
愛知県1,247,308人
三重県307,213人
滋賀県240,649人
京都府464,575人
大阪府1,635,199人
兵庫県976,621人
奈良県257,247人
和歌山県206,163人
鳥取県100,749人
島根県109,363人
岡山県321,229人
広島県459,100人
山口県239,042人
徳島県131,964人
香川県166,004人
愛媛県259,882人
高知県141,173人
福岡県957,273人
佐賀県151,700人
長崎県275,270人
熊本県353,877人
大分県207,832人
宮崎県222,285人
鹿児島県328,230人
沖縄県367,178人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、埼玉県です。
人口の地図に近い形です。
淡いのは鳥取県、島根県、福井県でした。

47都道府県の平均は49万1,326.0人、中央値は32万1,229人です。
東京都の253万4,679人は平均の5.2倍にあたります。

上位3都府県で24.8パーセント、1位と47位で25.2倍の開きがありました。

順位都道府県国民健康保険被保険者数(人)地方人口10万人あたりの国民健康保険被保険者数
1東京都2534679関東17994.31
2大阪府1635199近畿18660.26
3神奈川県1555123関東16850.40
4埼玉県1343056関東18320.23
5愛知県1247308中部16681.93
6千葉県1151345関東18400.91
7兵庫県976621近畿18186.61
8北海道964163北海道18934.86
9福岡県957273九州18759.02
10静岡県672488中部18916.68
11茨城県580473関東20547.72
12京都府464575近畿18326.43
13広島県459100中国16767.71
14宮城県411221東北18163.47
15新潟県391983中部18437.58
16長野県385682中部19245.61
17栃木県384255関東20255.93
18群馬県381795関東20073.34
19沖縄県367178九州25012.13
20岐阜県359675中部18626.36
21福島県355072東北20094.62
22熊本県353877九州20706.67
23鹿児島県328230九州21189.80
24岡山県321229中国17391.93
25三重県307213近畿17788.82
26長崎県275270九州21726.12
27愛媛県259882四国20130.29
28青森県258792東北21857.43
29奈良県257247近畿19849.31
30滋賀県240649近畿17103.70
31山口県239042中国18416.18
32岩手県228224東北19623.73
33宮崎県222285九州21332.53
34大分県207832九州18962.77
35和歌山県206163近畿23112.44
36山形県192302東北18742.88
37石川県187325中部16891.34
38秋田県178698東北19551.20
39山梨県166962中部20975.13
40香川県166004四国17927.00
41富山県159865中部15875.37
42佐賀県151700九州19081.76
43高知県141173四国21197.15
44徳島県131964四国18987.63
45福井県122018中部16400.27
46島根県109363中国16825.08
47鳥取県100749中国18761.45
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

国民健康保険とは

国民健康保険は、市町村と都道府県が運営する公的医療保険です。
会社の健康保険や公務員の共済、後期高齢者医療制度に加入していない人が対象になります。

自営業者、農林漁業者、退職者、非正規で働く人などが加入します。
全国2,309万2,322人は、人口のおよそ2割弱にあたります。

働き方が数字に出る

人口10万人あたりでは沖縄県25,012.13人が1位、富山県15,875.37人が47位。
1.6倍の差です。

会社勤めが多い県では加入者が少なく、自営業や非正規が多い県では加入者が増えます。
制度の加入者数から、その土地の働き方が見えてきます。
数字は2023年のものです。

10年前とくらべると

全国の国民健康保険被保険者数は、2013年の33,972,865人から2023年の23,092,322人へ、この10年でおよそ32%減りました。

2013年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。

県ごとに見ると、減り方がいちばん小さかったのは沖縄県で24%減でした。

順位の並びがにている記事

国民健康保険被保険者数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

いちばん近かったのは【保険給付の件数】国民健康保険で全国4億2,616万件で、順位相関は0.99でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【図書館の数】が多い県ほど本を読むのか、47都道府県のデータで確かめました(順位相関-0.76)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た国民健康保険被保険者数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 411221秋田県 178698
関東東京都 2534679群馬県 381795
中部愛知県 1247308福井県 122018
近畿大阪府 1635199和歌山県 206163
中国広島県 459100鳥取県 100749
四国愛媛県 259882徳島県 131964
九州福岡県 957273佐賀県 151700
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

国民健康保険の加入者を47都道府県で比べると、最も多い東京都で253万4,679人、最も少ない鳥取県で10万749人でした。
人口10万人あたりの差は1.6倍にとどまります。

国民健康保険被保険者数の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、会社の健康保険に入っていない人が対象であること。
2つ目は、後期高齢者医療制度は別であること。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口あたりの上位は沖縄県、和歌山県、青森県。
自営業や非正規で働く人の割合と関係がありそうです。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の34.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が20,412.3人で最多でした。
後期高齢者医療や雇用保険の加入者を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードJ4101(国民健康保険被保険者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードJ4101(国民健康保険被保険者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

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