こおらせたかつおがいちばん多く運ばれてくる漁港は、日本のどこだと思いますか?
ヒント: 静岡県の漁港です。
かつお節のまちとしても知られています。
農林水産省(のうりんすいさんしょう)が調べている「水産物流通調査(すいさんぶつりゅうつうちょうさ)」の2021年のデータで調べました。
こたえの発表
こたえは、静岡県の焼津漁港(やいづぎょこう)です。
冷凍のかつおの出荷量は9万4,153トンでした。
2位は鹿児島県の枕崎漁港(まくらざきぎょこう)で3万7,682トン。
3位の石巻漁港(いしのまきぎょこう)は6,665トンです。
上位2つで、全体の9割ちかくをしめています。
このページの表・グラフ・地図は、自由研究や宿題にそのまま使ってOKです。
出どころの書き方は、この記事の後半の「データについて」にあります。
ぜんぶのまちをみてみよう
| 順位 | 名前(よみがな) | 都道府県 | 値(t) |
|---|---|---|---|
| 1 | 焼津(やいづ) | 静岡県 | 94,153 |
| 2 | 枕崎(まくらざき) | 鹿児島県 | 37,682 |
| 3 | 石巻(いしのまき) | 宮城県 | 6,665 |
| 4 | 塩釜(しおがま) | 宮城県 | 2,356 |
| 5 | 気仙沼(けせんぬま) | 宮城県 | 2,140 |
| 6 | 女川(おながわ) | 宮城県 | 1,159 |
| 7 | 小名浜(おなはま) | 福島県 | 166 |
| 8 | 三崎(みさき) | 神奈川県 | 16 |
冷凍のかつおを出荷した漁港は8つだけでした。
表にはその全部をのせています。
焼津と枕崎の2つがとびぬけていて、3位からは1けた小さい数字になります。
数がとても少ないのは、冷凍のかつおをあつかうには大きな冷凍庫と、それを加工する工場が必要だからです。
地図でみてみよう

地図に見ると、上位2つは静岡県と鹿児島県。
どちらも遠くの海へ出ていく船の基地になっている漁港です。
かつおは南の温かい海にいます。
船は赤道の近くまで行き、とったかつおをすぐ船の上でこおらせて持ち帰ります。
どうしてだろう?
どうして焼津と枕崎に集まるのでしょうか。
この2つのまちには、かつお節をつくる工場がたくさんあります。
かつお節の材料になるのが、こおらせたかつおです。
焼津も枕崎も、江戸時代からかつお節づくりが続いてきました。
工場があるから船が集まり、船が集まるから工場が育つ。
長い時間をかけて、その形ができあがりました。
生のかつおのランキングを見ると、1位は宮城県の気仙沼漁港(けせんぬまぎょこう)です。
生で食べるかつおと、かつお節にするかつおでは、集まる漁港がちがいます。
自由研究にするなら
このランキングを自由研究にするなら、こんなまとめ方はどうでしょう。
- かつお節のふくろを見て、どこでつくられたものか調べてみる
- 焼津と枕崎を地図でさがして、どんな海に面しているかたしかめてみる
- 生のかつおと冷凍のかつおで、1位の漁港がちがう理由を考えてみる
さらに調べたい人への問い: 「かつお節はどうやってつくるのだろう?」「かつおはどこの海でとれるのだろう?」
データについて
このランキングは、農林水産省の「水産物流通調査」(2021年)という調査から作りました。
だれでも無料で見られる、国の公式のデータです。
数字は、船の上でこおらせて運ばれたかつおの出荷量です。
生鮮のかつおは別の項目になります。
このランキングにのっているのは、全国の主要な31漁港だけです。
小さな漁港は入っていません。
また、漁港ごとの数字が公表されているのは2021年(令和3年)までです。
それより新しい年は、31漁港を合計した数字しか出ていません。
自由研究やレポートに使うときは、次のように出どころを書いておくと、しっかりした研究になります。
「出典: 農林水産省「水産物流通調査」(2021年)をもとに47グラフが作成」
まとめ
冷凍のかつおがいちばん多い漁港は静岡県の焼津漁港で、9万4,153トンでした。
2位の枕崎と合わせて9割ちかく。
どちらもかつお節づくりが続いてきたまちです。
つぎは「いかがいちばん多い漁港」も調べてみませんか?
出典
- 統計名: 水産物流通調査
- 調査年: 2021年
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0002069003
- 備考: 船の上でこおらせて運ばれたかつおの出荷量。生鮮のかつおは別の項目になる。全国の主要な31漁港のうち、冷凍かつおを出荷した漁港が対象
